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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

久しぶりに入居者の人たちに会った(^oo^)

水曜は朝の指揮法クラスがキャンセルになったので、午前中ゆっくり練習して、正午から仕事。でも、そこから4時までの勤務時間は、ものすごバタバタしてました。税金に関する資料をまとめたものを送付する作業、寄付してくださった方々への感謝の手紙の送付作業など、ボスがなんとか今月末までにやってしまいたいと思う作業が二つ重なっていたから。しかも、最後の段階まできて、手紙の内容に間違いが見つかり(一つの氏名のフォントの大きさが違っていた)、それを全員の手紙分修正して、全て印刷しなおして、それで一言メッセージを書き添えて、封筒に入れて、郵便料金を印刷して・・・・という作業。

税金に関するアドバイザーの方もこの日は来ておられて、だいぶお年なので、その方の住んでいる介護付き施設にタクシーで送り届けるという任務も最後におまけでついた。タクシーに乗ることは今回のNY生活で初めて。ドアが自動じゃなくて自分で閉めるというのを分からず、閉め方も難しくて、運転手さんに教えてもらってやっとできたし、クレジットカードでの払い方も機械の操作が難しくて、大苦戦。でも、できたときは嬉しかったし、運転手さんに「君は優秀な方だよ、もっと説明しても分からない人が多いんだから、僕らも大変なのさ」って褒めてもらったし。

その介護付き施設は救世軍の経営で、ロビーを少しだけ見学させてもらった。私が通っていたホームとは段違いに豪華だ。今度またゆっくり見せてもらえるといいなぁ。

夕方はリタとのバッハのデュエット、ピアニストさんとの合わせ。
歌の先生に習っていることとは違う指摘もあって、色々迷い始めた。この日のレッスンを録音したんだけど、声楽のレッスンで先生のピアノと私のパートだけで聴くのとは違って、リタのソプラノパートが入り、本番のピアニストさんのピアノの弾き方と一緒になると、だいぶ音色や曲想が変わってくる。マルカート気味でいいと思っていた場所が、もう少しレガートがいいんじゃないかとか、自分が目立つ部分と目立たなくていい部分の感覚が違ってきたり・・・・。これは構想練り直しだな。次のレッスンで先生に相談しよう・・・と思っていたんだけどっ。


夜のポリヒムニアの練習は、この日欠席が多かった。指揮者が少し悲しそう。予定していた練習ができないと・・・・。なにせ全員でも13人とかそんなんやから、3人とか4人とか休むときついわけですな。いつもは九時半までのところ半時間ほど早く終わった。ユニゾンで歌うグレゴリオ聖歌のところをたくさんやったけど、これがなんか楽しかったな。男も女もみんな同じメロディを一緒に歌うのって、ハモるねとはまた違う、なんていうかもっと根本的な喜びというかそういうのがあると思った。


そして木曜日。
午前中三時間ぐらいは曲の分析と練習。最初の1時間ぐらいは歌わず、鍵盤でピアノと自分のパート、ソプラノと自分のパートの重なりをもう一度丁寧に確認。不協和音のところ、ハモるところ、同じ音のところ、リズムが同じところ、ずれているところ、同じ歌詞を歌うところ、まったく違う歌詞を同時に歌ってるところ、いろんなバラエティがあって、このバッハのデュエット改めて難曲だと実感。こないだのレッスンで指摘された胸声の使い方をなんとか改善しようとこないだからがんばっているんだけど、これがなかなかうまくいかない。何かが間違ってる気がする。だって、練習の最後になるとしんどいねんもん(^oo^;) この日の練習、あとで録音聴いたら、苦しそうやったし。力はいってるし。なんだか少し落ち込んだよ。

落ち込んでもいわれない。
昼からは久しぶりにホームだ。新しい牧師ユージニアが留守なので、イェバと2人で礼拝を担当することに。イェバのアパートまで迎えにいって、一緒に地下鉄でホームに。なんとなく複雑な気分。自分でもどういう気分なのかうまく説明できない。すごく遠い存在になったようで、心の奥底に色濃く残っているようで、そのどっちでもあるような・・・・。

入居者の人たちはみんな同じだった。みんな笑顔で挨拶してくれた。でも、なんとなく自分の中ではみんなが遠くなったようにも思えた。事務所のコンピュータは新しいIDとパスワードが設定されていて、入院している人のリストがもう見られなくなっていた。この事務所の鍵も返却しなくちゃなぁ。IDも返却するのかな。イェバにその相談をしたら、そんなこと考えたこともなかったけど、そうね、そうした方がいいかもねって。この日はとにかく保留。帰国するまでにはしっかり返却しないと。

礼拝は楽しかったよ。今日神様に言いたいことは何ですかって、イェバが全員にマイクを向けた。歌う人、祈る人、メッセージを言ってくれた人さまざま。私は最初の讃美歌に大好きなPrecious Lordを選んで歌い始めた。みんなが後をついて歌ってくれた。礼拝が終わってみんなを送り出すときには、次に好きな、Here I am, Lordを。

礼拝のあと、久しぶりにピアノのレッスン。このピアノの生徒さんにだけは、本当の気持ちを話したいなとは思っていたけど、これまでできなかった。私の生活サイクルも新しくなって、気持ちも落ち着いてきたから、この日は話せるなって思って、少し詳しく話した。真摯に耳を傾けてくれたこの人、話してくれてありがとうって。あなたの気持ち、理解できるわ、あなたのために祈るわ、でもよかったら時々は訪ねてきてねって、携帯電話の番号を教えてくれた。週末とか個人的にまたこの人を訪ねられるといいなと思った。

私が来た頃には元気で普通に会話できていたある入居者の人が礼拝の場所にいたんだけど、ヘルプ・ミーと何度も私を呼ぶ。行ってみると、必ず部屋に連れて行ってくれと頼む。イェバにも同じことを頼むらしい。それしか言わなくなっているって。普通の会話ができなくなっているって。本が好きで法律の勉強をした人で、すごく深い会話を持てる人だったのに、症状が進んでしまって、こんな風になるのは・・・やっぱり哀しい。

礼拝が終わり、ピアノレッスンも終わり、出会った人たちと挨拶も交わし、その後はイェバと2人で久しぶりにマクドナルドに寄り道。1ドルメニューのアイスクリームでお疲れ様の会。仕事のこと、ホームのこと、教会のこと、音楽のこと、またたくさん話した。2人とも久しぶりのホームで、自分たちの中でのホームの存在の変化もあり、まったく変わってない気持ちもありと、両方複雑に入り混じってるねっていうのが共通の感想。これからも頻繁に訪問ということは、やはりしない方がいいかもしれないというのがイェバの気持ち。新しい牧師を尊重するため。でもまた留守のときの代理を頼まれたら、それをいい機会と受け取ってこうやって手伝うのがいいかもねって。私もそういう機会に一緒させてもらって、それがいいのかもしれない。

ワンワン泣くとか、取り乱すとか、そんなことはなかったけど、ジワーンって来たことは何度もあって、やはり感情的に自分の中で大きな出来事だったのかもしれない。


夜はC4の練習。
午前中の自己練習で落ち込んだ私なのですが、なぜか合唱の練習では声が楽。自分の声をあまり気にせずに、みんなとアンサンブルしようとするのがいいのかなぁ。1人で歌うと自意識が強すぎてダメなのかなぁ。少し気分が救われる。なにが違うんだろう、楽なときと、しんどいときと。

帰宅してまた以前のレツスンの録音を聴きなおす。自分の声を聴くのではなく、先生がどんな風に歌ってるのかに焦点をあてて。そう思って聴くと学ぶことがまた新しく出てくる。

そんなとき、先生からメールが入り、金曜のレッスンのキャンセル(;oo;)(;oo;) 風邪で今週2日寝込んでいたので、締め切りやら仕事やら立て込んできて、時間がとれなくなったんだって。仕方ないね。仕事は大切だ。またの機会のために自分で練習をつむしかないのだ。


で、今日は金曜。レッスンの予定がなくなったので、夜の金曜コーラスで出かけるまでは自分の時間。午前中はブライアンのラジオ聴いて、午後からは練習かなー。今日はしんどくならずにうまくいくかなぁ。何か新しい発見があるかなぁ。うまく胸声が使えるようになるかなぁ。あー・・・歌い始めるまではいつも不安だ。歌い終わっても不安だ(^oo^;) 

毎日の積み重ねが少しずつの進歩につながっていることを信じてがんばる・・・。
by butakotanaka | 2009-01-30 11:45 | NY・留学