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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

散髪してきました(^oo^)

久しぶりに人に髪を切ってもらいました。去年、NYに行く前に短いボブカットにしてもらって以来だから、1年と三ヶ月とかになるのかな。元々1年に一度程度しか行かないのですが。

NYでも一度ぐらいは美容室に行くことになるかなと思いつつ、結局自分で前髪切って、そのうちサイドも切って、シャギーも入れて軽くしてってやってるうちに、なんかそのまま帰国。帰って来てからは、もうおかっぱなんだから、自分で切ってしまえと、とうとう後ろの髪まで、自分で切りそろえるという初体験。

しかし・・・・。
ここのところの暑さ! 横や後ろを自分で切っていても、だんだん髪の量が増えてくるというか、密度が濃くなってくるというか。長さ自体はそれほどでもないんだけど(首の下ぐらいの線かな、ワカメちゃん髪型で(^oo^;))、毛糸を頭にずっとかぶってる気分になってきた。昼間は冷房もつけないから、なんか暑いっ。

二日ほど前、NHKの番組で特殊メイクのアーティストさんをとりあげてた。55歳の女性。彼女のショートカットがとても可憐で、その年齢の女性として美しいけど可愛くて、動きやすそうで、仕事もしやすそうなのに、おしゃれで・・・・。いいなぁって思って、番組を見終わったら、自分もショートカットだーって気になっていた影響されやすい私(^oo^;) ヤフーのビューティコーナーで、ショートカットヘアランキングをチェック。その中から9位の上品なフレンチショートというのが気に入った。もちろん、モデルさんとは、顔も年齢も出来も違いますよ(^oo^;) 

これだけの短さになると、自分ではムリ。美容院に行く覚悟を決める。


選んだポイントは、髪が太くて多くて硬い、しかもクセ毛という私の髪質でも出来そうなもので、ヘンな言い方だけど「今風じゃないこと」。ぐわって広がりすぎた髪型は苦手。それから巻髪風のパーマも今の自分の生き方とは合わないし。極端な茶髪もなぁ。とにかく、普通がいい。手入れが楽なのがいい。しばらくは美容院に行かずにすんで、自分で伸びてきたのをチョクチョク切ってもたせられるような。そんな条件に合ったのがコレ。さっそく印刷した。



美容室は去年にも行った所。前のときよりカットの値段があがってた。このスタイルだと少しパーマもいるとある。そのお店は、去年まで2100円だったカットが3150円。パーマも3150円。誰か指名すると1050円。特徴は一人のスタイリストさんが最初から最後まで全部してくれること。シャンプーもカットもパーマのロツト巻きもブローもセットも。私はこのやり方が好き。途中で別の人が入ると、そこでなんか流れが切れて、うまくいかないことも多いから。今回、前にやってくれた人はもういなかったし、誰も指名せず向こうに任せた。

電話で予約して午後一時に八戸ノ里までテクテク歩いて出かけると、担当は店長さんだった。この店長さんの接客が気持ちよくて、この日は当たりって感じ。まず髪型相談で、印刷した紙を見せて、自分の髪質を説明し、顔型とかに合うようにどんな風にしたらいいか話す。パーマは必要ないんじゃないかってことに。行く前にシャワーを浴びてきたからシャンプーもいらないと。結局、3150円ポッキリですんで、思ったより節約できた。ラッキー。

仕上がりも、自分のイメージどおり。ふくらみ過ぎることなく、ブローも簡単で、セットも少しだけワックスをぬって整えたらバッチリ。もちろん、写真のモデルさんみたいに美人じゃないから、その通りというわけにはいきませんよー。それは当たり前か(^oo^;) それにしても、見事な腕前に感動(^oo^)

やってもらってる間、彼女と色々話した。店長さんという彼女は、唯一この店のオープンからのメンバー。他の人はみんな辞めていったのだと。前にも他の美容師さんとそんな話をしたことあるけど、美容師の世界って、30歳過ぎるともう美容室では雇ってもらえない、そんな文化があるんだそうだ。せっかく美容学校に通って手に入れた技術、資格だけど、30過ぎる頃には辞めるしかなく、独立するぐらいしか続ける道はないんだとか。美容師を辞めていく人も多い。この店長さんは33歳。普通なら辞めてる年齢だけど、オーナーさんとの関係もあって、そのまま勤めていられると言ってた。でも、実際30過ぎると、体力的にはきついんだと。ずっと立ちっぱなしだし。

それにこの店は、一人のスタイリストさんが全部やる。となると、分業じゃない。となると、指名がたくさんある人は忙しく、指名がない人は、他の人のお客さんを手伝うことさえないから、やることといえば、受付とか掃除とか。それが気まずいムードになることもあるんだとか。客の取り合いのようなムードになることも。色々難しいのねー。

私は、美容師さんは自分と同じぐらいの年代だといいなぁって思う。そんなに流行りを追求しすぎず、本当に自分の髪質やファッションや生き方に似合う髪型がいい。今だけしかできない髪型でなくて、自分らしい髪型がいいなと思う。そんなことをわかってくれるのは、若い人よりも自分に近い年齢の人かなって思う。だから、この日も店のなかでは一番年上の彼女になってラッキーだと思ったし、そう話した。そしたら、そういう客は珍しいと言われた。年齢が高い客でも、みんな若い子にやってほしいんだって。最近は。若い感覚の髪型にしたい、少しでも若く見られたい、そうなると美容師もできるだけ若い子にやってほしいってなるねんて。私は年齢のギャップがありすぎると、なんとなく不安。わかってくれてるかなって。それに、経験が短いと、それだけ見てきた触ってきた髪質の種類も少ないし、ベテランの方がいろんな人の髪をさわってきている分、自分の髪のこともわかってくれそうな気がする。こう思う私って変なのかなー。

30過ぎたら普通の美容室では雇ってもらえない。独立するか、店長や先生と呼ばれる立場になって、特別な客のときだけ登場するみたいに、引退状態にならないと若い子が育たない。そういうのもわかるけど。警察官とかでも、一生現場で一警察官でいたい人もいれば、署長とかにのぼりつめたい人もいる。美容師もどっちも自分の希望で選べるといいのになぁ。何歳になっても現場にいて、高級美容室じゃないけど、庶民だけどちょっとおしゃれしたい、自分と同じ年代の人にやってもらうと安心する、そんな人たちのために現場に残れるといいのになあ。

たまたまこの人、研修でNYの美容室にもいたらしく、外国の人と日本人の髪型に対する考えの違いとかも話した。日本は流行りがあると、そればっかりになる傾向にあるねって。服装にしても髪形にしてもメイクにしても。個性的な人もいるんだけど、受け皿が足りない気がする。美容室にしても、シャギーが流行り、やたら頭を大きくするというか、ワックスとかでふわーっとふくらませる髪型のとき、どんなに自分がそういうのが嫌いだと説明しても、仕上がりはいつもワックスでふわっとされて、なんか自分じゃない髪型になった気がして、いつも恥ずかしかったのを覚えている。みんな「お似合いですよー」って言ってくれるけど、違うでしよーって心の中で抵抗している私。

店長さんによると、その時代に美容学校にいった年代の美容師さんは、昔ながらのストレートボブとか、そういういわゆる伝統的なというか、時代にかかわらず誰かしているような髪型のことは習わないんだって。シャギーばっかり。それしかできない。美容師になって、流行が移って、またボブとかがはやってきたら、業者とかが主催する講習を自費で受講して、新しく技術を覚えるんだって。

本当に自分に似合う髪型と、今の流行と。まったく流行に左右されない、耳も貸さない、目も向けないというほど、かたくなでなくてもいいと思うけど、「自分」というものは、持っていたいし、そういうのを受け止めてくれる、真っ白な気持ちで自分を見てくれて似合う髪型を提案してくれる人って、なかなかいないのかなぁって思った。


仕上がった髪型は、本当に気持ちよくて、してもらっている間の会話も気持ちよくて、余分な施術やよくある追加料金のトリートメントとかも勧めることがなくて、帰りに玄関まで送ったとき思わず「すごく気持ちよかったです。ありがとう(^oo^)」と笑顔になった。この人なら、またやってほしいな。指名料払ってでも。このぐらいの値段なら、三ヶ月に一度ぐらいなら通ってもいいかな・・・・。やたら高い美容室はイヤだけど、ここの価格や雰囲気は、私のバランス感覚にマッチしたかも。ずっと辞めずにいてほしいな。店長さん。

夜、お風呂に入って、髪を洗ったら、あっという間にシャボンがたって、あっという間に洗えた。気持ちよかったー(^oo^)
by butakotanaka | 2009-07-10 13:44 | 日常生活