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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

もう一週間かぁ。

旅行記を書かなければ・・・と思ってるあいだに、旅から一週間がたってしまった(^oo^;)
そのあいだにも、いっぱい思うことや、したこともあったけど、なんとなく書けないまま。
こないだの旅の思い出が、軽くささっと書けない内容である・・ということもあって、どう書こうか、どう書いたら自分のあの体験が思いが、表せるのかなぁ・・・という、迷いや悩みもあるかも。

昨日は合唱団の本番でした。その名もグローバル・ピース・コンサート。反核を訴える音楽家たちのコンサートということで、毎年開催されているようです。私たち合唱団のメンバー以外は、皆さんプロの音楽家たち。オーケストラも、いくつかのプロ・オーケストラあるいはフリーの音楽家の有志が集まって構成させています。前半は、声楽のソロとピアノ伴奏、それからバイオリン・ソロ、そして後半がオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」からのダイジェスト版という内容でした。

私たち合唱団は、この後半部分の合唱を担当。これがけっこう大変でした。まず「暗譜」。暗譜で歌うなんて、久しぶりです。大人になってからは、ほとんど楽譜を見て歌う本番ばかり。あ、ソロの演奏のときは、一曲だけを覚えるなんてことはあったけど。今回、何曲かある合唱部分を覚えて、ソロの方とのかけあいを覚えて、その上に「動き」あるいは「演技」ってなもんまであったのです。声は出さずに会話してる風をしたり、歩いて登場しつつも、復活祭の朝の気分のいい雰囲気、和気藹々としてムードを出したり。最初の登場部分、私は最初に出て行くグループの一人だったので、けっこう緊張したかなー。

でもまっ、とにかく、終わった。あーよかったって感じでほっとしてます。本番では、実は一人全然関係ないところで飛び出してしまい、大失敗(^oo^;) これが録音に残っていたら、かなり落ち込む(^oo^;)・・・でもオーケストラがガンガンならしていた部分だったから、誰も聞えてませんよーに・・・・・。そういう失敗は、本番には突然起こるものなんですねー。あんな部分で飛び出したこと、練習では一度もなかったのに。ほんとに本番ってのは魔物が住んでるなと思った瞬間でした。観客が入って、そっちにも自分の気持ちが行ってしまうと、あんなに練習した曲でも、とんでもない失敗をしてしまうわけです。くよくよしても仕方がないので、次の本番に気持ちを切り替えようとしているところです。はい(^oo^;)

で、次の本番は、私たちがもともと歌いたかった曲。メサイアです。本番の日は11月3日。それまで練習に励んで、いい本番にしたいと思います。オーケストラつきでメサイアを一度は歌ってみたいなぁ・・・という夢がかなうのですから。がんばろうっと。

そうそう、昨日の本番は、懐かしい人々との再会もありました。声をかけるチャンスがなくて、一方的な再会もたくさんあったけど。実行委員長をしておられた方は、私の大学時代の教授。合唱の授業を受け持っていただき、いつも汗をいーーーっぱいかいて指揮しておられた姿が今でも浮かびます。もう91歳だとか。杖はついておられたけど、久しぶりにお元気そうな姿を拝見して嬉しかった。

本番の指揮者は、その大学時代の合唱の授業で、いつも出席票を配っていた当時の研究生。その後、研鑽を積まれて、今は立派な指揮者。何十年かぶりにお姿を拝見して懐かしかったです。

司会をしておられた方も、合唱関係でお世話になった先生。私たちの結婚披露パーティで乾杯の音頭をとってくださった方でもある。ひとことご挨拶をとチャンスをうかがっていたんだけど、本番だし、打ち合わせもあったり色々お忙しそうで、結局はたせず。遠くから姿を拝見しただけ。帰宅してから「今日の本番、実はご一緒していたんですよ。結婚18年なかよくやってます」とFAXだけ送信しておいた。先生も81歳になられたんだとか。相変わらず、誰にも分かりやすい解説で、自分もときどきは司会という仕事をするのでとても勉強になった。

そして、オーケストラの中でハープを弾いていたのは、これまた友人。最初に出会ったのが別の友人宅で開かれた小さな音楽会。そこで話したことがきっかけで、何回か本番を一緒した。一番思い出深いのが、何年も前、フォーレのレクイエムを演奏したとき。私は合唱ではなくなんとパイプオルガンで演奏に参加した。この曲は大好きだったし、オルガンにもあこがれていたから、すごく嬉しかった。そのときに快くハープの演奏で参加したくれたのがこの人。しょっちゅうお会いするわけではないけど、そういう印象深い本番を一緒して、普段は年賀状だけのお付き合い。本番後、偶然舞台裏で出会って、声をかけることができた。本番前、本番中は、調律や打ち合わせですごく忙しそうで声をかけられなかったので、本番後に会えたときは、嬉しかったな。出口まで、ちょこちょこと話して、ではまたどこかで~と笑顔でお別れ。

本番ってのは、一期一会というか、そのときだけ何時間か大切な音楽という共通体験を一緒して、そして、また次はいつか分からないけど、次の出会いに向けて、お互いに研鑽の旅が始まって・・・という感じ。ネバネバしてなくて、さっぱりしてて、どこかやさしさや厳しさもあって、こういう時間っていいなと思った。


なんか、昨日からえらい雨ですね。甲子園も試合がなかったみたいだし。
各地で被害も出ているみたいで。心配。
その上、地震もあったりして。地盤がゆるんでいるところに地震なんて、ひどいなぁ。
お盆で帰省する人も多いだろうし、ふるさとまでの旅の足も心配。少しでも被害が少なくてすみますように。
by butakotanaka | 2009-08-10 09:45 | 日常生活