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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

自分の親・・(^oo^)

ちょっと長くなるかもしれません(^oo^;)(^oo^;)


昨日のキスイヤって番組、なかなか心を動かされました。

ある男性が一人で登場しました。彼はお父さんがアメリカ人、お母さんが日本人。11歳のときにお父さんとお母さんは離婚し、お父さんが家から出て行きます。彼の中でお父さんは「怖い人。冷たい人」というイヤなイメージ。それだけが残ります。

二年ほど前彼は結婚しました。14歳年上の奥さん。日本人の奥さんです。その奥さんとの結婚の許しをもらいに、奥さんのご両親に挨拶にいったとき「親のことがはっきりしないと人と・・」と否定的なことを言われました。結局は結婚したんだけど、奥さんの心にはこの時のことがずっと残ってました。

ところで、旦那さんの番組での相談内容はこうです。
「最近、妻の電話代がすごく高いんです。ひどい時なんか10万円。最近でも、3万5万と一ヶ月で使います。いつもその使い道を聞いても、友達と電話してるとしか言わないんです。僕は彼女が浮気をしてるんじゃないかと疑っています。そのことで必ずけんかになるんです。この際、本当の事を知りたいんです」というようなもの。

その人たちが住んでる沖縄までスタッフが飛んで、奥さんにインタビューした様子がビデオでスタジオに映し出されます。

真相は・・・。
そのご両親に結婚を反対されたときから、奥さんは、実は旦那さんのお父さんを探し始めていたんです。アメリカの電話帳を取り寄せて同じ名字の人に片っ端から電話。アメリカにいるということだけでどこにいるのかもわからないんです。ウェブに掲示板を作って「尋ね人、情報求む」のようなこともしました。アメリカの役所のようなところに自分で問い合わせたりしました。そんな作業で国際電話を何度もかけていたので、電話代がかさんでいたんですね。

で、実は結婚後1年半した頃、お父さんが見つかってたんです。それからは、ほとんど毎日のように奥さんとその旦那さんのお父さんは連絡をとっていたということがわかりました。いつかは旦那さんに言いたいと思ってたけど、旦那さんが子供の頃のお父さんのイメージで、うらんでいたようだし、否定的なことしか言わなかったので、自分が探し出したことさえ、よく思わないかもしれないと怖くて真相を告白することができないでいたのでした。

ビデオを見た旦那さんは号泣。収録後、沖縄の奥さんに電話してこれまでのことをあやまり、探してくれたお礼を言います。沖縄に帰った彼は、はじめてお父さんに電話し和解します。そして、赤ちゃんを連れて奥さんと三人で渡米。お父さんと再会を果たす・・・と、ここまで放送してました。

ふぅーーん。
こういう番組って時々やってるけど、こういうのを見るたびに、自分と比べていろいろ考えてしまいます。私、自分の父親のことをよく知らないから・・。

これは、私の友人には隠してないし、もしかしたら、だいぶ前の日記にも書いたかもしれないなぁ。私の父親の記憶は、多分1歳半か2歳ぐらいのときに、一度だけ会った記憶だけ。それももう顔さえ覚えてないです。父親と一緒に親戚の家か何かに行った事、帽子かぶってたこと、ひげがあったかも、背がすんごく高かった・・とかそんくらい。

もう少し大きくなった子供の頃から、折に触れて母に父親にことを聞きました。母のコメントは、本当にその時によって変化します。

最初のうちかなり長い間、遠くに仕事に行ってると言われ、その後、死んだと変わりました。
私の中で、真相がわからないのは、けっこう気持悪かったです。家の中には全く父の写真などが残ってません。高校生ぐらいの時だったか、他の数少ない親戚(母の義理の兄弟)に、父親のことをわりと真剣に聞きに行きました。

その話と、その後母に確かめたりしてわかってきたのは

母と父は離婚していたということ。
父は結核だったとか。
色々事業のようなものをはじめたけど、失敗を繰り返していた。きっと借金とかあったのかな。
戦争のときには、陸軍中野学校とかいう特別なところに行ってたとか。
母は亡くなったといってたけど、結局のところ、離婚後どうしてるかはわからないとのこと。

ってことでした。
そうかぁ亡くなってるっていうことが確実じゃないんだって知って、けっこう驚きました。

私の中で、たとえば父を探すとかそういう選択肢を考えたのは、大人になってからかなぁ。
母は今でも父のことあんまり話したがらないし、情報が途切れ途切れなので、いまだに「へぇ、そういうこともあったのかぁ」なんて新しい情報が出てきます。

もしかして、探偵さんとかに頼むと探してくれるのかもしれないけど、まっ、亡くなってるんでしょねぇ。年は昭和元年生まれで、私よりも36歳年上なので、今もし生きてたら、78歳。あれ?生きててもおかしくない年ですね。でも、結核だったというし、そういうことから考えても亡くなってるんだろうなぁ・・なんて思います。


それにしても、お墓とかどこにあるのかな、病気で亡くなったとしても、どんな人生だったのかな、顔は私に似てるのかな・・・など、興味はありますね。やっぱり血がつながってるんだもんね。


そんなに悲しいとか、思いつめるとか、悲壮感はなくて、なんとなくお気楽に「いつか探すのかなぁ、探せるといいなぁ。でも探しても何になるのかなぁ」とぼーっと考えるぐらいですね。

自分の中にわかんない部分があるってのは、気持悪いけど、ずっとそうだと慣れてくるもんです。人間誰でもそういう部分ってあるのかもしれないし。


まっ、とりとめもない話ですけど、こうやって人がそういう謎をある意味解決しているのを見たりすると、私の謎は、解決するんやろか・・・なんて考えるわけです。つらつらと。



みんなの人生でも、いつか解決してみたい謎みたいなものあるのかな?
by butakotanaka | 2005-03-01 13:31 | Watch&Say