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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

5月6日(金)の日記(^oo^)

おはようございますって、もう昼前か(^oo^;)土曜になってます。昨日は夜中に帰り、ぐたぐたに疲れていて、英文メールだけ書いたら一時にばたんキューしてしまいました。いや、この一週間充実していたので、昨日昼間あたりは、胃が気持ち悪くなるぐらい限界に近かったかも(^oo^;)夜になって、逆に少し発散してきて楽になってきたけど。

昨日は嬉しいことがありました。朝、教会で練習してました。途中で、ガーベッジマンが入ってきた。ごみの処理を毎週しているお兄さんみたいです。礼拝堂のカギを持っていて、ごみを集めてるみたい。小一時間作業してはりました。私は最初、遠慮してたんだけど、わりと長い間作業してはったので、途中らか気にせずに練習を続けてた。彼が帰るとき、ピアノの近くを通りかかり、「僕、君の声好きだよ。いい感じだね」って声をかけてくれたんですぅぅぅぅ!めちゃ嬉しかった。疲れてたけど、すっかりいい気分になりましたとさ。

昨日は地下鉄が変でした。なにやらブルックリンブリッジで怪しい箱が見つかったとかで、前日の爆発のこともあるし、とにかく橋を通る地下鉄をすべて止めて、警察が調べてるということでした。地下鉄に乗ってから車内放送でその話を知りました。そのあとラジオのニュースでも聴いた。とにかく、何時間ものあいだ、その橋を通る地下鉄はナシ。その手前で止まってた。他の橋を通る地下鉄に乗り換えねばならず、乗客の皆さん機嫌悪かったなぁ(^oo^;)私がいつも乗ってる地下鉄は全てこの橋を通ってるので、いつもは乗らないFラインで午後からマンハッタンまで出ました。

レッスン。こないだから二週間ぶり。春休みをはさんでいたから。前回にもらった新曲の中から来週の本番で歌いたいということで見てもらった。「問題なく歌えているから大丈夫」と言われ、歌いたいと希望したオルフェオのアリアを歌えることになった。男の人の歌を女の人が歌うという役柄。私ではまったく足らない声なんだけど、挑戦することに。暗譜に自信がないというと、「短い滞在なんだし、たまに暗譜できなくて、楽譜を持つ人もいるのよ。だから心配しないで」と言ってもらえた。これで保険でできたようなもんだ。ギリギリまでがんばるけど、ダメなら見よう。無理しないで。歌うことを大切にして。来週水曜に、別の先生の特別講座で、パフォーマンス練習みたいなのがあるらしい。その日に金曜に出演する何人かが集まって、当日の伴奏者で歌わせてもらう。で、色々アドバイスをもらうらしい。どんな風に歌えばいいのか多分音楽面と、演技面というか振る舞いとかを教えてもらえるのかな。他の人へのアドバイスとかを英語で指導しているところを見ることができて面白そう。これは25ドル別にいるんだけど、参加することにした。

で、本番の金曜には、レッスンが普通どおりあり、5時からはリハーサル。演奏順に伴奏者との合わせがあり、6時45分から本番。小さな本番だけど前回よりは多くなりそう。うちの先生の門下だけで5-6人出るらしい。楽しみだけど、緊張するなぁ。

とにかく、来週はそれに備えて、できるだけ毎日午後から学校が始まるまでの時間を教会での練習に使おう。

昨日のレッスンでは、先生の発音と自分の発音との違いにとっても「深い川」を感じた。実際、イタリア語をやってるんだけど、イタリア語とか英語の問題でなく、なんというか、全ての子音・母音に「深さ」「濃さ」違うが決定的にある。どんな母音も子音も、先生がやるとおりにやろうとしているけど、全然十分じゃないっていうか、先生が大人だとして、私は子どもの域にも達していいない赤ん坊ともいえないようなレベルだと思った。先生の早口の英語もまだまだしっかり理解できないし。感覚で理解してるだけで、あとで録音を聴いてやっと少しわかるぐらい。

この川であり溝であるものを埋めることは、一生できないんじゃないかって、たまに絶望的になることさえある。でも、とにかく、歌もだけど、発音の練習もおこたらず、あきらめず、先生が言う方法でやるべきだと思った。子音と母音を別々に発音してみたり、必ず鼻腔を通って、そこにドームができるような場所で言葉を言うようにしてみたり、母音は舌で作るけど、下の中ほどや後ろで作るわけで、下の前部は必ずリラックス、そして舌の後ろの舌じゃない部分というか、そこに「room」を常に持っておく。先生は「ホームベース」といってた。そこがないと、響きがないと。音域によって、縦響きと横響きを完全に使い分け、その音に移動する前に形をまず変えてからその音に移動し、母音は舌で、前はリラックス、後ろには十分なホームルーム、息はいつも流れ続け、身体の幅は広く保つつづけ、そして言葉をしっかり発音する。こんなのをいっぺんにやりながら、音楽を進める。奇跡だ(^oo^;)(^oo^;)

今度の本番では、その一部分、ほんの少ししかできないんだろな。それでも、ここで学んだ新しいことを使って、それに集中してやったことは、自分の英語の勉強にかなり影響してるといえる。やってよかったなって今は思う。帰ってからの頭の中の理論の整理は今のところおいておこう(^oo^;)

学校に行くが、レッスンが少し伸びたせいで五分ぐらいの遅刻。遅刻する生徒は多いんだけど先生が「ぶたこは、遅れたことなんかないから、心配したよ。どうしたの?」と聞かれた。連絡せずに遅れたり早退することがない私を先生がわかってくれていることがなんだか嬉しかった。

放課後、雨が降ってきたけどメイシーズのデパートへ。ソフィに母の日のチョコを買った。ここでは、クリスマスと同じで、もうだいぶ前から、どんな店にいっても「母の日サービス」「母の日特集」とうるさいぐらい、モノを買わせようとしてる。家族みんなが集まってソフィんちも食事するらしいけど。そかぁ、そこまで母の日は大切っていうか、大切だとされてるんだね。日本では人それぞれだよね。私たちはあんまり何もしないなぁ。っていうか、誕生日も何もしないもんな。母の日も父の日も。めんどくさいし(-oo-;)正月に行ったときだけしかしてないな。いけない子どもだ、私は。でも、これでもええやんって思うけど。10ドルちょっとのチョコ詰め合わせをメイシーズの地下で購入。綺麗な箱に入ってた。母の日専用の(^oo^;)

しばらくデリで時間をつぶし、コーラスへ。アパート持ち主のリタが、来月あるホームコンサートの話で相談があるといってきた。来月はピアニストを雇うときなので、できるだけ伴奏つきのソロを歌うようにといわれて、私は二曲ぐらい楽譜を用意していったんだけど、アカペラの曲をやってもいいらしいとわかったんだって。そうなったら、二人でデュエットするのはどうかといわれた。私は1人で歌うよりもハモる方が大好きなので、大歓迎!曲はリタが考えてくれるということで、電話で連絡しあい、また一緒に練習しようということになった。で、他にも誰かを誘うのならそれもいいかもと。二人でもいいし。一緒に練習できるのが楽しい。話もできるし。1人で歌えと言われるよりも楽しみが増えた感じ。よかった。

練習はいつものように楽しかった。なかなかうまくいかない曲もあり、(プーランクとか)、そういうのは一回でさっさとあきらめたり、もうちょっとでもう少し気持ちよくなりそうなのは、二回歌ったりと、メンバーの感覚にそって、基本的に初見演奏一回で、どんどんすすめられていく練習。昨日は最終的に15人近くまでになって、多い方だったかな。あとここに出られるのも3-4回。来週は本番があるから来られないかも。そうなるとあと三回。「あと〇回」「あと〇日」と数える日々がはじまったと感じる。折り返しをはるかに過ぎてるんだもんね。寂しいな。

帰りたいとも思う。ちょっと疲れてるから。英語だけで表現できない、話についていけない、自分がとっても幼い、話せない、笑ってるだけの人に感じて、なんだかストレスがたまるときも多い。日本語ならもっといろんなこと話せるのにぃって。自分が成長してるって実感がないし、なんかいつまでたって、一生たってもダメな気がしてくるときもある。言語そのものの発音や語彙や表現の幅。知識として言いたいことがもって深く広くなるような人間の幅。人の話を聞き理解し、反応できる力、いろんなものが、足りない。まったく足りない。一生かかってもムリな気がする。気が遠くなる。でも、あきらめたくない。

っていうか、何かに「追いつく」という問題でもないんだよね。自分が興味があることをへえーとか、ふうんとか思い続けていたら、死ぬまでに少しずつ成長し続けられるもんなんですよね。そう信じたいところ。

とにかく、自分の存在の小ささ、実力のなさ、足りなさ、あいまいさ、情けなさ、こういうのは日々感じます。楽しいこと、幸せなことが起きているその横にいつもその感覚が私と一緒にいるんですね。不思議な感じです。

ブライアンへのメールにこの不思議な感覚を説明しようとしたけど、本当に「表面だけ」のメールにしかならないんですね。英語だと。なさけないいぃぃぃぃ('oo')でも、出さないよりは出した方がマシだと信じて、送信しましたけどね。


今日は土曜日。何も予定がないっ!
家にいます。お天気はまあまあです。予想されてたほど悪くない。今日はゆっくりします。勉強もしたい。発音練習とか、昼ねとか、洗濯とか、気持ちのおもむくままに過ごそうっと。明日は教会で聖歌隊の練習もあるしね。天気がよければ、礼拝の後お散歩もいいし。


また夜に何か書くかもしれません。とにかく、昨日もいい日でした(^oo^)
by butakotanaka | 2005-05-07 11:18 | NY・留学