ポリアンドリー ~一妻多夫制~ について学んだ日。

ほんま、うちの学校は、英語だけでなく、いろんな外国の文化について考えるネタを与えてくれます。今日は、前にも書いたけど、ポリアンドリーという1人の女の人が数人の男の人と結婚する制度についてでした。

事前に記事を1本読むのが宿題。

polygamy というと男女どっちかが1人で、相手が複数。複数の結婚相手を持つということ。
polyandry というと、さっき書いた妻が1人で夫が二人以上。
polygyny というと、これはよく聞くけど、夫が1人で妻が二人以上。

monogamy これは、1人対1人の結婚。

bigamy これは、1人対2人

こんな風に、結婚の形態に関する言葉は、たくさんあります。


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今日学んだ、ポリアンドリー。場所はネパール。チベット仏教徒が住むコミュニティで今でも残っている結婚の習慣だそうで、それでも現代社会においては、だんだん少なくなってきていて、もう10年後ぐらいにはなくなっているかも・・・とリポーターがいってました。

なんでこんな習慣ができたかっていうと。

貧しい土地→高地で肥沃でない土地、しかも1つの家族あたりの土地が広くない。父親が死んだ時、子どもたちが相続し、複数の子どもたちが分けると、ほんの少ししか1人分の土地がない。そんなわけで、その兄弟全部に対して1人の嫁が来るという形が合理的となるんですね。

経済的な理由→複数の夫がいるし、たとえば、1人は貿易の仕事で外国に出稼ぎや出張、もう1人は、田畑の仕事や牧場の仕事、そしてもう1人は子供の世話ができる。それを交代にだってできる。要するに労働の分担。

保険のようなもん?→昔はそんなに寿命が長くなかったから、若くして夫が死ぬこともあった。1人しか夫がいなかったら、その人が死んだら、誰が家族の面倒を見るんだってことになる。複数いたら、残った夫が家族の面倒を見られる。

子供はみんなの子供→自分だけの子供とか、誰が父親とかあまり気にせず、子供は家族みんなの子供と考えられているようです。家族の宝としてみんなで面倒見るという考えかた。こういうのもありかもなー。


問題点もあるようです。

兄が選んだ女を弟も気にいるんか?→たとえば5人兄弟とか、もっと多い場合もあるでしょ。そうすると、一番上のお兄さんが年頃になったときに結婚が決まる。結婚する時、一番下の弟は、まだ子供だったりする。それでも、家にお嫁さんが来るわけです。兄の都合で全部決まってしまいます。現在社会では、弟がめっちゃ年上の嫁を気にいらず、家を去り、若い嫁と結婚するも、経済的には貧乏で大変・・・という例も紹介されてました。

出産は女1人にかかる→旦那数人に対して、女1人が出産するわけです。これ、けっこう体力的に大変かも・・・。

家事の負担→仕事は手伝ってくれるといっても、食事の世話などは女の人の仕事。大家族になるわけだから、女1人ではけっこう大変ともいえます。


あと、だんだん現代社会になって、「愛」あればこその結婚だとの価値観も外から入ってきて、だんだんこのシステムは少なくなってきているんだそうです。それから、他の宗教の人からの攻撃もあります。そんな結婚は不道徳やーとか言われるようです。
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反対のポリジニー、夫1人に妻が多数というのもちょっとだけ調べてみました。
これはヘブライ文化などで受け入れられた制度だそうですが。
王様とか力のある人がこの制度をとる場合もあるし、伝統的文化として存在してる場合もあるんだそうです。


これのええところは・・・。

・女の人、妻たちが家事を分担できる。全てではないけど、ポリアンドリーと同じで、姉妹のところに夫が1人って場合も多いらしく、姉妹同士仲よく協力して家の中を営んでいくって感じもあるらしい。それを想像すると、なんかいやらしくなくて、生きていく道しては能率的なんかも・・と思う私は単純かも(^oo^;)

・出産や育児も女の人に与える負担は少ないかも。


問題点はというと・・・。

・もともとパワーのある人はともかく、文化として存在するところでは、ある程度お金がたまり、財産ができるまでは結婚できないので、男の人の結婚年齢は高くなる。で、女の人は若くして結婚するわけです。たとえば家に複数の男兄弟がいたら、最初に財産たまったら、お兄ちゃんから結婚するから、弟たちは後回し、あるいは、男が余るから一生結婚しない男も多くなるんやって。男も大変ですね(^oo^;)
そんな余った男の人たちは、軍隊に行かされたり、肉体労働させられたりすることもあるらしいです。

・愛情の面で、男の人はやっぱり若い妻の方を気にいる場合が多いから、年上の妻が焼きもちをやいてしまう・・・ということもおきやすいとか。コーランには全ての妻を平等に扱うべしとあるらしいんだけど、これは実際難しいもんね。

・とにかく、女の人は家にいて男は経済を支えるというのは、ポリアンドリーと同じなわけだから、経済的に支えるのは大変です。1人が複数を支えるんだもんね。だから、金持ちは別として、実際普通の人たちは、経済的には大変らしい。

・女がいっぱいいて子供の面倒を見るので、父親である男は、子供に興味を示さなくなる場合が多いらしい。全く子供とかかわりをもたないまま終るって父親も多いとか。
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歴史的に見て、男の人が複数の女の人・・・というのは、日本のお殿様とかもそうだったんですよね。大奥とかのドラマにもあったし(^oo^;)→貧弱な知識・・・

それに籍は入れてなくても、浮気して、二号さんにアパート借りてあげてずっと養ってる男の人ってのは、重婚してるようなもんかもしれんし。いろんな定義の仕方がありそう。



女として、たとえば、自分が複数の男の人と同時に結婚し一緒に住んでる姿とか、逆に何人かの女の人と1人の夫を共有する姿とかは、これを調べるまで全く想像できなかったけど、調べて見て気持ちがちょっと変わりました。

愛とか、セックスとか、そんなこともあるけど、もっと大切なのは「生きる」ってことなんですよね。この人たちにとって。とにかく生き残る、生き続けるための必要不可欠なものとして「家族」があり、その家族の形のベストを求めていくうちにこの形になったということなんですよね。

どんな奇妙で極端に見えるような文化でも、色々調べてみると理解できる理由があるもんなんやなーと思いました。もっと詳しく調べたら、もっといろんなことが見えてきそうで面白いなぁ。自分が知らない土地で長年行われてきた文化や習慣を知るのは、ほんまに面白いです。それを知って改めて自分たち日本の習慣を再考することもできもんね。そしたら、自分たちの習慣が違ったものに見えてきたりして・・・・。

なかなかええ素材でした。
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by butakotanaka | 2006-02-16 23:31 | 英語・学校 | Trackback | Comments(0)
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