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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

新聞が好き(^oo^)

昨日の朝日新聞朝刊に、6月26日付けで「主筆」という役職に就任しはった船橋洋一さんが書いたコラム「ジャーナリズム再興」が一面に掲載されてました。

主筆って? 主幹はたまにきくけど、主筆って役職ははじめてきいた。
大辞泉でひくと
「新聞社・雑誌社などで、首席の記者として社説・論説などの主要な記事を担当する人。」だそうです。ほー。和英辞典でひくと「the (chief) editor; the-editor-in-chief」だそうです。ほー。

みんなに紹介するためにウェブにもこの文章が載ってないかと検索したけど、ないみたい。紙面だけのコラムなのですね。

この文章のなかで私の心に一番響いたのは、最後の方で「ネットの挑戦にどう応えるか」っていう部分。これに関する記述で

***読者の「知りたいこと」を伝えるのはまさに新聞の仕事だが、読者のそれほど「知りたくないこと」も時には書かなければならない。それがジャーナリズムであると私は思っている。新聞は検索ではない。しばし隣の頁(ページ)にも道草していただきたい。***

この部分に、うんうんそうだよなぁ・・・ってうなづいてしまいました。
最近、アメリカの新聞とかも、どんどんウェブに力を注いでいて、というか、そうせざるをえないところもあって、紙の新聞を購読する人が減っているとか。日本でも若い人たちは、ウェブのニュースで充分という人もいて、自然な流れで仕方ないのかなぁ・・とも思うんだけど、私は紙の新聞が好きです(^oo^)

朝は、トースト食べながら、一時間ぐらいかけて新聞を読んでいて、この時間が至福だなぁ・・と思います。たこぶも仕事があるんだけど、けっこう早起きして新聞を読むのに時間かけてるみたいです。夜になっても、ヒマがあると、すぐに「新聞で読み残したところないかな。見落とした面白い記事ないかな」ってふと探すときがあるし、お互いに興味を持った記事を夜になって「あれ読んだ?面白かったよ」って、推薦しあうことも。

なんで、新聞が好きなんだろうって思ったとき、この船橋さんの記述がぴったりあてはまるんだなって思いました。

そう、検索で自分の好きな分野だけを読むんじゃなくて、ときにはあんまり興味なかったことや、たいして「知りたくない」ことも、読ませてくれるから。だから、面白いんですよね、新聞って。その興味なかったはずのことや、たいして知りたくなかったはずのことに、ときに、いや、しばしば、心を動かされたりするわけです。

「道草」・・・・。道草が楽しいんですよね! 子どものとき、学校に通う道順を変えてみたり、わざと遠回りして、冒険した気持ちになったり、道草って楽しかったもんなぁ。出会いがあって。

私が、WNYCのブライアンのラジオを毎日聴いているのも、これに近いものがあるのかなって思います。自分が興味ある話題だけじゃなくて、毎日毎日、二時間の番組でスタッフたちがリスナーにこれを知ってほしいって思うトピックを取り上げて、説明してくれて、ゲストを呼んで話してくれる。で、私は未知の世界への扉として、ここでいろんな世界で起きている事柄と出会うことができるんですもんね。ダルフールのことに興味を持ったのも、ここからだし、アメリカの政治のことに興味を持ったのもこの番組から。

メディアってのは、自分の知りたいことを教えてくれるのも大切な役割だけど、素通りしそうなことも知らせてくれるというのも大切な役割なのかもしれないですね(^oo^)
by butakotanaka | 2007-07-26 10:54 | メディア・ラジオ