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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

出ちゃいました(^oo^)

えっと・・・・。
キング牧師の記念日。ブライアンのラジオにまたまた出てしまいましたー(^oo^)

先週ぐらいから「今度の月曜は、リスナーのみんな、電話してきてね。自分以外の人種に関係するものを何か1分間読むコーナーをやるから。小説でも、詩でも、新聞記事でも何でもいいんだ。みんなが参加してくれて成り立つコーナーだから、ぜひ参加してね」というような予告をしていて、私は、二年前、毎年行われるこのコーナーに、それまで聴いて感動していたこのコーナーに、初めて参加した日を思い出しました。緊張したけど、いい経験やったなぁって。

金曜の夜、その週の放送が終わった後、番組にメールしました。「もしかしたら、参加できないかなぁって思ってるんだけど、まだ何を読んだらいいのか全然わからないです。でも、もし何か見つかったら、電話しちゃうかもしれません。でも、見つからなくてもこのコーナーは大好きだし、絶対聴いてるから!楽しみにしてます!」と。

そう言ってしまった自分を励ましつつ、土日は、何か一分間で表現してくれるような文章はないかなぁっと、ウエブをめぐって記事見たり、スピーチ原稿見たり、家にある本を読んだり、図書館で本を借りたり・・・・。あまり戦争やアメリカ自身を批判するような文章は、なんとなく自分が読むのにふさわしくないなって思ったし、宗教に偏りすぎてるのも、ラジオで読むのは好みじゃないなぁって思ったり、結局、オーソドックスなものがいいと落ち着いてきた。

読んだのは次のような文章。こないだ写真を上げた古い本の前書きから。
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Excerpt from the introduction of “The Negro In The Making Of America” by Benjamin Quarles (published in 1964, Collier Books)

When our history books do not mention the Negro, significant omissions result.
When he is mentioned solely with reference to problem areas, an incomplete, distorted picture emerges. In either case, a more balanced focus is desirable.

Such a proper perspective of Negro history would be of value to those well-meaning persons who believe that the colored man has an unworthy past, and hence has no strong claim to all the rights of other Americans. Books which seek to present an accurate picture of the Negro's past are, in effect, bridges to intergroup harmony--the Negro would be more readily accepted into the full promise of American life if his role in our history were better known.
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アメリカにおいて歴史の本で、英雄としてたたえられるのは、白人であることが多くて、多分、男性であることが多いんだと思う。黒人の人たちは奴隷として虐げられてきた・・・とそのことばかりがとりあげられるけど、黒人の人たちにも、戦争で英雄になった人もいるし、音楽や絵やダンスなど、アメリカの古い時代からの文化を創り上げてきた人たち、歴史に貢献してきた人たちがいるはず。歴史を描いた本が、そういう黒人たちの素晴らしい面もしっかり取り上げることによって、本当に平等な社会、みんなが同等の権利を持つ社会が実現するんじゃないかって、それが本当にアメリカ人になること、アメリカ人として自信を持って生きることになるんじゃないかって、そういう意味の文章だと思うんだけど。(間違って解釈してる可能性もあるかもー(^oo^;)自信ないねんっ)。

ここに書かれた黒人の歴史、私には新しい情報がいっぱいありました。まだ半分ぐらいしか読めていないけど、折に触れて、読み進んで行こうって思いました。

昨日の夜、12時からの放送を前に、「この部分を読むことに決めました」とメールしたら、「放送で読んでほしいから、電話番号を教えて」とメールが返ってきた。今年は、事前に何を読みたいかウェブでもリスナーに募集をかけていて、出演してもらう人には向こうから電話することもあるみたい。さっそく、電話番号を告げたら、向こうからすぐに確認の電話が。あまりにもすぐに鳴ったから驚いた。で、「こちらの時間で11時35分ぐらいにまた電話しますね」とのこと。

そこからがドキドキ・・・・。何度も何度も読む練習する。スラッシュ入れて、分からない単語は意味を調べ、発音記号を調べ、アクセントマークつけて・・・・。そのうち練習やりすぎて声も枯れてくる。一分ギリギリの長さだから、その緊張もあったりして・・・。こっちの時間でいうと電話がかかってくる予定は、1時35分。真夜中やん(^oo^;)

12時に放送始まる・・・も、上の空でなかなか耳に入らない。
緊張するよー・・・・と思うあいだに、どんどん時間はたっていってあっという間に予定時間に近くなった。水と原稿を用意して。

1時30分過ぎ電話が鳴った。驚いたのは、聴こえてきたのが日本語だったということ!!!なんと新しいスタッフの方らしく、とても流暢に日本語しゃべってました。これで少しリラックスできたかな。いつもはパソコンのスピーカーなんだけど、今は電話からラジオが聴こえてくる。変な感じ。「あと4分ぐらいだから。楽しんでねー」と、待ってる途中、もう一度プロデューサーさんからの声が聴こえてきた。こうやって私の気持ちをほぐそうとしてくれてありがたいなぁ。

とうとう、コマーシャルが開けて、番組のテーマが。ブライアンが私のことを紹介してくれている。あー、怖いよー。読むのも怖いけど、何か質問されたり、別の話されたらどうしよーって。引用部分を読んだあと、「いつ出版されたんだっけ?」とブライアンが聞いて来た。「1964年に最初に出版されました」と答えると、丁度その頃キング牧師は・・・なんたらかたら(^oo^;)と色々話してくれたけど、正直あんまり正確に覚えてなーい(^oo^;)あっという間に終わったけど、すごーく緊張したけど、すごーく楽しかった。

昨日、月曜の翻訳法授業のあと、友人とのいつもなら勉強会の時間。いろいろ話した。英語の勉強のこと、これからのこと、短いスパンで、そして長いスパンで。これからの人生、今年一年、これから10年や、これからの人生、自分は何をしたいんだろう、どうしていきたいんだろう、もうただ穏やかに趣味を楽しむだけで終わるのか、もう一回何か新しいこと、それとも今やってることを生かしてもっと先に進んだことに挑戦するんだろうか・・・。お互いの話を聴き、自分の気持ちを話し、すごくいい時間が持てた。

英語を学習していて、行き詰ることって時々ある。音楽も同じ。
受身で授業を受けて、なんとなく楽なところで勉強を続けていて、これでいいのかって思うことも多い。もっと厳しい場所にいかなくていいのか、もっとしっかりやらなくていいのか、中年も過ぎてきて、人生の残り時間、思ったほど多くないはずなのに、のんびりしていていいの? ときどきそんな疑問が頭に浮かぶ。いや、しんどいから、それとも、全部やめてしまおうか。やめてしまったら楽だろうなぁとか。

でも、友人と話していて、あー、もう少しがんばってみようか。次に何をしようか、何に向かおうか、もう一度しっかり考えてみようって思えて、とてもいい時間になった。

その友人も、昨日の番組をライブで聴いて応援してくれた。
たこぶも、仕事があるというのに、起きていてくれて、ずっと横で聴いていてくれた。練習するのも聴いてくれて、横で「これでいい?ねえ?」としつこく聴く私に付き合ってくれた。ありがとう。ありがたいな。


今朝、起きたら、もう一つ嬉しいことが(^oo^)
ニューヨークに住む友人、ケイラからメールが来てた。
なんと昨日の放送を偶然聴いてたんだって!私が出てきてびっくりしたって。
ケイラはここ数年、ハーレム地区にある荒れた図書館を整理するボランティアをしている。私が以前、クリストファー・ポール・カーティスの大好きな本「バドの扉を開くとき」を推薦したことがあるんだけど、今日のメールでは、昨日の放送を聴いたことともう一つ、この作家の一番新しい本が素晴らしいよーって教えてくれた。タイトルは "Elijah of Buxton" キング牧師の記念日に届いたもう一つの贈り物のような気がした。とてもいい本だよ、感動するよ、主人公のこと、ぶたこはきっと好きになるよって、ケイラが書いていた。早速、アマゾンに注文。届いて読むのが楽しみだ(^oo^)

もし昨日のコーナーを聴きたい人がいたら、
ここから聴けます(^oo^)私が出てるのは始まってから36分あたりからです。


すごく緊張したけど、また今度このコーナーに参加するときは、もっと自分の英語が上達していたいなって思えたし、やっぱり英語で誰かと交流できるって素敵だなって思ったし、また少し萎えかけていたやる気が戻ってきたかも。よかった(^oo^)
by butakotanaka | 2008-01-22 10:11 | メディア・ラジオ