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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

大体沈んだ日のあとは浮いた日になるのだ(^oo^)

こんばんは(^oo^)・・・・って改めて言うのもなんですが。
今日は楽しかったよ。っていうか充実してました。

ゆうべは1人の時間が長かったせいもあって、いろいろ考えた。メールも何通か書いた。この二日で書きたかった入国審査のことを英語のブログに書き、早速西海岸の読者からコメントついてたし、昨日から今日にかけては、週末に「あなたの老人ホームでの最初の一週間の生活がどうだったか知りたい」というナンシーのリクエストに答えて、やっと先週二日分のダイジェストをメールに書いた。ほんまにダイジェスト。英語になると、何分の一しか書かれへん。でも逆にいうと、一番印象に残ったことにスポットライトを当てられるともいえるから、日本語と両方で誰かに報告するのって意味があるのかも。

今日も11時にイェバのオフィスへ。面白かったのが、昨日のダウンを2人ともいろいろ感じていたのか、新しい考えを両方が持ち寄っていたこと。

私は、まず日本から持ってきたモノを見せた。おはじき、お手玉、紙風船、そして折り紙の大きめサイズ。今日じゃなくてもいつかできるかって思って。ビンゴや簡単なパズルはあったけど、珍しいのがたまにあってもいいかなって。イェバは面白がってくれて、彼女自身が前から持ってきていた大きめのビーズの手芸材料と一緒にカバンに保管。いつか使いましょうって!

それから、昨日考えていたことを話してみた。昼の片づけが終わって昼食を待つあいだに何か音楽ができないかって。ピアノを弾いてもいいかって。イェバもその考えに賛成してくれた。まずは他のボランティアがやってる片付けを手伝ってあげて、ボランティアさんといい関係を築いた上でのこと。いろんな人が出入りしているし、みんなといい関係を築くこともとても大切だから。

イェバの方は、今日の午後からある聖書勉強会の準備をしてきていた。今日のトピックは三位一体。トリニティって、そういう意味やったんか(^oo^;)知らんかったで。トリニティ教会ってあるけどそういうことだったのね・・・・とクリスチャンとしてはだめだめな私(^oo^;) ってことが今日の讃美歌は、Holy, Holy, Holy と3回「聖なる」という歌詞が出てくる讃美歌と、ゴスペルソング。その歌詞からいろいろ学ぼうってことで。二曲の楽譜を見せられた。讃美歌は知ってたけど、ゴスペルは知らない。メロディだけの楽譜だから何か和音を適当につける必要があるね。

それから、もう一つ。イェバは、今までいろんな礼拝や勉強会で使ってきた讃美歌をファイルに入れているんだけど、とにかく多くなりすぎて、ゴチャゴチャ。「これを整理するのを入居者の人たちと一緒にやれないかって思って。整理しているあいだに、歌のことかも話せるし、自分が役に立つんだって思えるし、いいと思わない?」って。すごーくいい考えだ。与えるばかりではなく、何か誰かの役に立っているというのは、いい気分だもんね。人間、受身だけでは寂しいものですから。

なんか、次から次へと、お互いに新しい考えが浮かんで、すごく創造的な朝。すっかりやる気になって、2人でいつもの4階へ。もう昼まであと20分ほどだったけど、ビンゴゲームを邪魔しないように、端っこのテーブルでファイルを広げて、整理を始める。一人、また一人と、「何をしているの?」「手伝おうか?」って集まってきてくれるよ。もちろんわりかし元気な人たちだけど。私たち2人を入れて5人でしばらく作業した。まずは、楽譜つきの紙、歌詞だけの紙、そして聖書の言葉を書いた紙に分けた。そして、二枚以上コピーがあるのは、ビニールのファイルに入れる。ここまでできたら上等やん。

そうしているあいだに、片づけが始まったので、私はお手伝い。昨日のボランティアさんと一緒の人や。もう仲良しやもんね。彼女もきっと昨日は緊張してたんだ。三月から来たばかりだと言ってたし、まだきっと慣れてないねんな。それに一人やし。今日は昨日よりもキラキラ笑顔を私に向けてくれたよ。

片づけが終わったら、イェバがピアノのとこに行こうと誘ってくれた。礼拝をするスペースのカーテンを開けて、ピアノのところへ。礼拝がないときでも、こうやって開けてもいいんやね。こういうことって許可なしにはできないし、牧師がいないところではできないから、こうやって一緒にまずやってくれると助かる。で、「今日、聖書勉強会でやる曲を弾いてみてくれる」ってリクエスト。イェバはピアノ椅子の私の横に座る。二人でつらつらと歌っていたら、後からも声が聞こえてきた。「ナオコ、他の曲も弾いてみて」って。大好きな「丘の上に十字架立つ」を弾いたら、一人が、大好きな曲らしく、大きな声で歌う。他の曲を弾いたら、みんなが歌う。

でも今はランチタイムで、礼拝じゃないから、クリスチャンじゃない人もいるかも。讃美歌じゃない曲もちょっと弾いてみた。メリーウィドウワルツとか、フォスターとか、黒人霊歌とか峠の我が家とかも。ちょっとみんなは静かめ。でも、あとでイェバが言ってくれたけど、よく知ってる曲だけじゃなくて、新しい曲もいいし、もし歌っていなくても、じっと気持ちよくライブの音楽を聴いてるだけで心がやすまるかもしれないし。とにかく何でもいいんだって。心がこもっているんだから。あまりみんなの好みにあったものをとか、反応があるものばかりをって気にしすぎたら、逆にあかんのかも。でも、気になるのは事実なのだ。反応が。30分ほど弾いたところで、ランチの準備が整ったので、4階を去った。私たちの食事をとらねば。

今日はいつも食事する一回の食堂が何かの理由でクローズ。少しせまめのスタッフ用の部屋で食べた。そこに中国系のスタッフがいた。イェバが紹介してくれたときに言ってた言葉が嬉しかったよ。
「ねえねえ、〇〇さん、覚えてる?先週私が、今日すごくいい日だったのよ。すごく素晴らしい日だったのよ。新しいボランティアが来てくれて幸せなのよーって、興奮してたの、覚えてるでしょ? それがこのナオコなのよ!」ってこんな風に。私のことを帰ったあとに話してくれていたんだ。嬉しいなぁ。その人もすごくニコニコ笑顔で挨拶してくれた。

聖書勉強会は1時15分から。食べてすぐに向かった。
今日は今までの礼拝とは場所が違う。
私が働いている老人ホームは、新しい建物と古い建物が隣同士で建っていて中でつながっている。古い建物が老人ホーム。全体の入り口は新しいビルにある。で、新しいビルは主に「アダルト・デイ・ケア・センター」という。社会福祉センターみたいな感じかなぁ。そこには外に住んでいて通ってくる人たちがいる。リハビリしたり、食事をもらいにきたり。ただ集まって談笑したり、ゲームしたりすることもできるみたい。

火曜の勉強会は、このディケアセンターで行われる。ってことで、外から通ってくる人たちがいる部屋に初めて入った。ホームの入居者も4-5人参加してたけど、通所者が20人ほど。レクレルームの半分を使って行われた。そこにはピアノもあって、私が担当。準備が進むあいだ、20分ぐらい間があって、重いものを運ぶのを手伝い終わったら、「何か弾いていてくれる?」とイェバがいなくなる。とりあえず、今日の讃美を何回か弾いたり歌ったりしたあと、日本から運んだ奏楽曲も何曲か披露。みんな嬉しそうに聞いてくれていた。よかった。

勉強会が始まってすぐに、イェバが私を紹介してくれた。
「みんな、今日は何か今までと違うと気づいたでしょ?新しい人がいると。そう、ピアノを弾いてくれたナオコは、新しいボランティアなの。彼女はとても興味深いのよ。あのね、彼女はこれからここに一年間もいるの。日本からここでのボランティアのために来たのよ!」って。

そしたら、参加者の人たちが自然に拍手をしてくれた。「なんて素晴らしいことなんだ」って。「彼女はきっとたくさんの愛を与えるだけでなく、もらって帰るよ」とか、口々に。とても嬉しかった。本当だ。私はきっとたくさんの愛を知って帰ることだろうな。

聖書勉強会といっても、そんなに難しくなくて、讃美歌の歌詞を一番ずつ順番に歌っていって、その意味を説明してくれる。すごーくすごーくいい勉強になった。聖書の勉強もだけど、英語の勉強にも。私はここで、ボランティアをすること自体もだけど、それ以外にも、本当にさまざまなことを学べる気がするなぁ。イェバのもとで働けて本当によかった。

イェバと私のコンビネーションは、日を追うごとにうまくいってきてる気がする。この人、本当にとても純粋。でも反面、モノを忘れやすい。あるいは、モノを落としやすい。そこに私がやることがありますねん。彼女が落としたモノを拾い、彼女が忘れたモノを持ち、忘れた伝言を伝えるように促し、時間がないよと伝えたり。そしてこの人、思いついたアイディアをすぐにやってみるタイプ。すごく直感的。それを拒否せずに協力してやるのは、すごく楽しい。成功するか失敗するかなんて、かまわない。ダメだったらやめればいいってそんな感じ。学ぶことが本当に多くあるし、その上、私も役に立っているんだなって思わせてくれる。

今日、あるスタッフに私を紹介したときに、ついに彼女が
「ナオコは、日本から来たんだけど、私のアシスタントなの」って言ったよ(^oo^)すごーく光栄だった。そんな風に四日目にして思ってくれるようになったんだって。私は他のボランティアたちのお手伝いももちろんするんだけど、パストラルケアという部門で主にこれから働くことになったのかな・・・・ってそう認識した瞬間。音楽をするからってのも大きいんやろな。

勉強会は3時過ぎまで続く。片付けのときもみんな歌いながら、順々の部屋を出て行く。日本みたいに「これで終わります。お気をつけてお帰りください」とアナウンスして、あとは静かに帰って行くのとはまったく違う。終わってないような雰囲気のまま終わるのだ。歌い続けるの。ソングブックをしまいながら、ピアノのふたをしめながら。一人、また一人と、あせらずにゆっくり、車椅子や杖をついて部屋を出て行く。最後まで残る人はみんなを見送る感じ。最初は慣れなかったけど、慣れてみるとこのやり方っていいなって思ってきたよ。

勉強会が終わって部屋を出ようとしたとき、この部屋担当の女性スタッフから声をかけられた。「あなた日本人でしょ?たぶんあの2人は日本人なのよ」って。向こうにまだ若い2人のアジア人がいた。そのうち一人に紹介された。「名前はチャンっていうの」って言われた。私は正直に「日本人でチャンさんって名前はほとんどないので、たぶん、彼は中国の人だと思います」と答えた。彼女がデータを調べてくれたら、やっぱり中国人。でも、この障害が少しありそうな青年、まったく英語を話さないみたいだ。きっとここには来るけど、食事とかはもらうけど、誰とも話せず、いつも孤独なんだろうな。まったく口をきかない。

私が「中国から?」と「チャイナ」という言葉を使うと、初めてうなづいた。
そして、広東語という意味のカントニーズか、中国語という意味のマンダリンか、どっちを話すの?と聞いたら、マンダリンのところでうなづいた。うーん・・・・やばい(^oo^;)広東語なら香港好きだからいくらか言葉を知ってるけど、中国語は知らんぞ。自信あるのは二つだけや。「ニイハオ」と「シェイシェイ」日本でいうと、こんにちはと、ありがとう。

とにかくその二つを言ってみた。驚くことに、彼は、私に答えて「ニイハオ」「シェイシェイ」と復唱してくれたよ。うーん・・・・。ええがな。ええがな。あー、もっとたくさんの中国語を知ってたらなぁ。帰り道になってから思いついたけど、次は筆談してみるといいかも。漢字で交流できるかも。次に試そう! でも、いろいろ考えさせられたよ。まったく英語が話せないけど、この国に住んでいる、いや、住まなければ生きていけない事情がある人がきっとたくさんいるんだろうなぁって。どんなに孤独だろうって。次のときには、今日話せなかった女の子とも話してみたいな。

勉強会には、あと2人の牧師も参加していた。みんな歌好きの人たち。こないだの礼拝で歌ってた人たちだ。

勉強会が終わって、イェバのオフィスに行く道々で、「あのね、思いついたのよ。こうやって歌が出来る人が3人そろったところで、小さな聖歌隊を作るのはどうかしら?試してみない?」って。おーっと(^oo^;)(^oo^;)

ってことで、そのまま4階へ。ピアノをまた開けて、私がピアノを弾いて、ちょっと歌ってみた。丘の上に十字架立つ・・・というさっき昼にやった曲。すぐに何人かの入居者さんたちも集まってきた。歌いにね(^oo^)

他の牧師さんたちの声は私より低い。一人は男の人でもう一人はバリバリアルトの女の人。イェバは最初「彼らはアドリブが上手だから、ナオコはメロディとピアノをしてみて、彼らが自由にいろいろできるかも」というので、私はピアノとメロディ。でも、あんまりうまくいかず。結局私以外の2人は、メロディを少しだけジャズ調にアレンジして歌ってる。

途中から気持ちを変えて、アルトを歌ってみた。おっ、なかなかええやん。イェバも「ナオコ、アルトも歌えるのね。いい感じだったわー」って。次アカペラで。うん、うまくいかん(^oo^;) ある程度ピアノがあった方がええのかな。時々テナーパートわ1オクターブ上げて、ディスカントみたいに歌ってみたけど、ちょっとつられるみたい。やっぱ、私はアルトやな。この感じで大体いくことに。

そうこうしてる間にけっこうな人数が集まってきた。今日は4階は礼拝はなかったけど、音楽に包まれた一日やったみたい(^oo^)

あっという間に私の帰る時間の4時になった。今日はほんまに早かった。
他の2人の牧師さんはそれぞれ担当の他の階に散っていった。私とイェバは三階のオフィスへ。イェバが「カレンダーを確認しましょう」と掲示板のところへ。

何かと思ったら、明日は礼拝がないらしい。毎週水曜は午前11時から礼拝があって、先週私の初日だった曜日。でも、月に一度ぐらいはないんだって。で、明日は何かの会議があって、礼拝はナシ。

イェバが「ナオコ、どうかしら。一日お休みするのは。礼拝もないし。あなたはここにいるときは、本当にすごくよく働いてくれていて。ずっと気持ちを走らせてくれているでしょ。そして礼拝のときにとても大切な存在で。でも、明日はその役割がないのだし、いいチャンスだと思うのよ。どう思う?」って。

昨日のこともあったのだと思うけど、すごくありがたい申し出だし、ここでかたくなに断るのもよくないって思った。これからが長いのだし。

ってことでぇぇぇぇぇ。明日はお休みになりましたー!
ちょっと嬉しいかも。木曜にいったら金曜も休みだしー。
考えてみたら来週末は引越しになるし、忙しい週末になるわけだから、今週末のんびり過ごすのもいいかも。引越ししてしばらくはまた整理とかで落ち着かないかもしれないし。ね。

今、友達が一人こっちに来ているんだけど、うまくまだ連絡がとれていない。明日か金曜の昼に会えるといいな。

昨日はゲストが来ていたからゆっくり話せなかったけど、今夜はリサともいっぱい話した。二日分。豆腐と野菜いっぱい炒めをご飯にかけて、丼風にして食べた。うまかったし、楽しかったよ。

今夜はなかなか夜更かししておりますが、そろそろ寝なくちゃね。
・・・・とかいっても、まだ11時過ぎなのだ。思うんだけど、日本にいるときよりも、ずっと早く寝るようになったよ。ブライアンのラジオが夜中にないのもあるけど、ここの人たちが早く寝るってのもあるかも。健康的だー。毎日大体10時ごろには寝て、朝7時には起きて、朝三時間ぐらいかけて用意したり、ネットしたりしてるもんなぁ。こういう余裕のある生活してるからこそ、中身のこゆいホームでの生活をやっていけてるのかも。心と体の、体力がほんま大切ですもんね。いつもいいコンディションでいるには。いつも笑っているには。

今日はほんまに充実しとりました。
おやすみなさい(^oo^)
by butakotanaka | 2008-04-29 22:27 | NY・留学