人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

水曜日のことがちょっと見えた日。

いやー、ほんま次から次へと知らんかったことが起きるもんです。
昨日は、イェバがいなかった日。ユージニアと2人で聖書勉強会を乗り切りました。昨日のメールで「大変だったろうし、明日は休んでいいのよ」とイェバが言ってきてくれたけど、「イェバの礼拝は手伝いたいし、明日は11時から礼拝がある日だから、行きます」と返事を出しました。そしたら彼女も「来られるなら大歓迎よ」と返事。

いつもは11時に出勤?する私ですが、11時から礼拝だし、準備もあるかもしれんと思って15分ほど前に到着。でも、イェバの部屋にはまだ誰もいなかった。まだなのかな・・・と10分ほど待ってみたけど来ない。もしかしてもう4階の礼拝する場所に行って用意してるのかも。そう思って11時少し前に一人で4階にあがってみた。

礼拝の場所はもうカーテンが開いていた。でもそこにはイェバはいなかった。どうしたらいいのかわからず、しばらく入居者の人たちにおはようの挨拶をしてまわる。こないだすごく落ち込んでいた「今日は検査がある」といっていた人は、今日は笑顔。すごく嬉しそうに「検査の結果ね、まったく問題なかったの!医者がね私の耳と鼻を調べて、それでなんともないって!」と報告してくれた。私も「うわー、本当ですか?よかったですねー!」と手をたたいて喜んでしまったぞ。

そのうち11時になった。誰も来ない。ちょっとあせってくる私。みんな(入居者の皆さんね)は心配ないよって言ってくれるけど、時間になったしなぁ。「11時になったんだけど牧師先生がいないから、どうしたらええんかわからないんです。歌でもうたいましょうか?」とみんなに聞くと、それがいいそれがいいと。で、大きなボリュームでついていたラジオとテレビ(両方大きなボリュームでついていたという信じられない状態(^oo^;))を消した。こんなんしてもいいかどうかも自信ないけど、礼拝やねんからええやろ。

で、ピアノのところまでいって、一曲弾き始めようか・・・・と思ったところに、イェバが現れた。もう一人女の人が一緒だ。「おー、イェバー!」と抱きつく私。

イェバがその人を私に紹介してくれた。「ナオコ、おはよう! 今日はねこの人を紹介するわ。この人も音楽家なのよ。今日はこの人がピアノを弾くの。いろいろ学べるわよ」って。おっと、そういうこともるんだ。ここにはピアニストが今までまったくいなかったから、いないのかなって思ってたけど、そうでもないんやー。

後で説明を聞いて初めてわかったのは、イェバの本当の担当は火曜の聖書勉強会と木曜の礼拝。でその二つにはピアニストはいなかった。だからイェバはテープを使ったり、キーボードで最初の音だけ弾いて歌ったりしてたみたい。でも、この水曜は、月の四回のうち3回は、ミッショナリーといって伝道師っていうのかな、そういう人たちのグループが担当しているんだって。3人ぐらいか知らんけど他の教会からグループで来て、牧師役とピアノと、全部を仕切ってくれるんだって。私が初めて来た水曜はこの人たちが担当するはずだったんだけど、時間になっても誰も来なかった。イェバはそれを私に見せようとしたみたい。その日。でも、誰も来なかったから、私がいきなりピアノを弾くことになったみたい。「あの日、誰かが来るはずだけど来ないって私、言ってたでしょ?」って言われたけど、私にとってまったくの初日で、いきなりピアノを弾けと言われて、本当はどういう予定だったかとか、説明してくれたのかもしれないけど、全然わかっていなかった。

今日が三回目の水曜になるんだけど、二回目の水曜である先週は、月に一度礼拝がない日で、私はお休みをもらっていた。だから今日までわからなかったというわけですな。でもって、今日もいつもと違う。そのチームの人たちが全員は来ていない。ピアニストさんだけ。だから私たちが手伝うことに。礼拝の進行はイェバがして、奏楽と歌のリードはその人にって感じ。その人を紹介されてすぐ、イェバが「他の人たちを迎えにいってくるから、しばらく何か歌っていて」といわれて、その人と二人で残されたよ(^oo^;)知らん人やのにー。なんかようわからけど、「えっと、何を歌いましょうか?」と聞くとその人が「今何を歌おうとしてたの?」と聞いてきたから、「えっと、この曲を歌おうかなって思ってたところです」というと「じゃあそれを歌いましょう。リードしてくれる」と。

げっ(^oo^;) はいはい・・・・。
知らん曲やった私は楽譜をみいみい、次の歌詞を叫びつつ、歌った。まっがんばったで。何が難しいってその人の弾き方がテンポがないこと(^oo^;)すごくゆれる。みんなの歌に合わせて・・ともいえるけど、だから次の歌詞をいうタイミングがとても難しいのだ。慣れるしかないな。とにかく私とは全然違う。慣れてはるなって思うけど、その通りにはまねできないなって思った。二曲ほど歌ったところでイェバが帰ってきたのでマイクを渡す。助けてーって感じ(^oo^;)

入居者の人に「ナオコ、今日はピアノ弾かないの?」と聞かれた。「そう、今日は特別なピアニストさんが来てるから、私はみんなと一緒に歌わせていただきますね(^oo^)」って。ふーん・・・・と、ちょっと残念そうな顔してくれた人がいたのは、きっと愛情ですね。礼拝のときだけ来るって人たちと違って私はずっとあそこにいるから、そういう意味で子供みたいに思い始めてくれてる人が出てきた感じ。大丈夫かなって心配してくれているのが伝わってくる。面白い関係だ。

礼拝のあいだは、誰かが祈ったり歌ったりするときに、その人のところまでマイクを運ぶ作業。讃美歌のあいだも、大きな声で歌ってる人には、マイクを向けてあげる。次々といろんな人たちが歌のあいまに、祈ったり、聖書を読んだり。誰かが自然に歌い始めたら、そのピアニストさんは、その音を聞いて即興で伴奏をつけたりする。私にはできないな、あんなことは(^oo^;)

最後の方になって、そのピアニストさんが、「この子も、何か言いたいことがあるんじゃない?」って私のことをさしてきた。げっ(^oo^;)ひぇーーーー、言いたいことなんてないですー、お祈りも、コメントもみんなの前でキリスト教のことを英語で語るなんて、そんなんできるほど、熱心なクリスチャンやおまへんねんー・・・・。思わず英語で「ひぇ、私ですか?許してくださーい!」と言いながら座り込む私。ムリやと感じたのか、すぐにあきらめてくれたけど。なんかさ、ここでこうやって礼拝を手伝うボランティアってことになると、すごく聖書のこと知ってたり、熱心なクリスチャンなんだよねって推測されてしまうのが、つらいなー。私、ほんまに何も知らんお気楽クリスチャンやのに(^oo^;)(^oo^;) ただ音楽がちょっとできるってだけで、ここにおさまってしまっただけなのだ。そこがつらいのだ。

なんとか礼拝は終わった。かなり疲れた(^oo^;)
ってことで、水曜の礼拝の姿が垣間見えた日なのでした。チーム全員がそろっていたら、私たちはあまり手伝うことはなく、座っていたらいいとイェバが教えてくれた。「礼拝以外にすることがあったら、他の場所に行くこともできるのよ」って。そうやったんかー。ってことは、月曜と水曜は、体調が悪ければ休んでもいい日候補やな。了解了解・・・・。

そのピアニストさんは、ピアノだけ弾いたらすんなり帰っていった。完全にお客さんって感じ。ソングブックを配るのとか、また最後に集めて片付けるのとか、マイク片付けとか、礼拝堂を閉めるのとか、そういうのはかかわっていないみたい。私はそういうお片づけまで手伝う方が好きだから、またその人とは違う立場なのねって思った。

終わって、ほっ・・・・・。「ちょっとしばらく讃美歌でもみんなと歌う?」とその人が帰ってからイェバが聞いてきたけど、ついさっきまで歌っていたわけだし「今日はみんな十分歌ったような気がするし、いいです」と答えた。なんか、その人の残り香があるって気もしたし。

イェバのオフィスでしばし休憩。入居者の一人の人が遊びに来ていたので、みんなでしばし歓談。最近引越しを控えていて、色々思うことがあって・・・・と悩みを聞いてもらったりして。カウンセリングやな(^oo^;)

で、ランチに。今日のメニューはビーフシチューなのだ。ご飯も添えてあってうまかった。
水曜日のことがちょっと見えた日。_b0057103_21203656.jpg


なんか、だんだん残さなくなったなー(^oo^;)これってやばいのかな。っていうか、初日のポークチャップは今から思い出してもやっぱり多かった気がするな。ポクステーキ二枚だもんな。今日のはほとんど残さずいただいてしまいましたぜ。デザートのイチゴジャムケーキはあまくて、半分も食べられなかったけど。

午後から、本当は入居者を訪ねて話すべし・・・なのかもしれんかったけど、イェバも昨日の会議で疲れ気味。私もなんか元気ないってわかったのか、「今日はオフィスワークをしましょう」ってことに。事務所のパソコンに入っている、マイクロソフトパブリシャーってソフトがイェバのお気に入り。写真アルバムを作るのも、ニュースレターを作るのも何でもこれでやってるんだって。私にも使い方を覚えてほしいって。

ちょうど、今度の日曜の母の日に備えて、入居者の人が母の日カードを何枚か作ってほしいと頼んできたので、練習がてら、まずはイェバが作るのを見せてもらい、その後私も挑戦。その人の写真をカードにはめ込んだり、そこに飾りをつけたり、カーネーションの写真を持ってきて表紙にしたり。カードの型みたいなのがいくつかあるから、そこから選んでそれをアレンジ。送りたい人が何人かいたから、その名前を入れ替えて、そのたびに使う写真もその相手の人が入っている写真に替えたり。そんな作業。レターサイズで四つ折になるようなデザイン。印刷できたら封筒に入れて、住所を書いてできあがり。遠くに住む家族の分もあるし、ここで働くナースたちに宛てたものも。母親だけでなく、いろんな女の人に送るのね。

その作業をしているあいだに、雑談していたら、その入居者の人が、「ナオコのことだけど、彼女はお給料をもらっているの?」とイェバに尋ねてくれた。「いいえ、もらっていないのよ」と答えると、「彼女はちゃんと収入を得るべきだよ。だって、彼女はいいもの」って。「いい」という表現はグッドだったんだけど、なんていうのかな、うまいもんとも取れるし、よくやってるって感じかな。で、私のビザでは収入を得られないんだって説明したんだけど、そう思ってくれているだけでとても嬉しかったよ。今日、私が少し混乱しているのが、彼からも見えたのかもね。すごく励ましになった。

作業が終わったらもう時間。イェバとその人が玄関まで送ってくれて、ばいばい(^oo^)/~~~

夜、リサと話した。今日のこと。
礼拝に参加していると、特に黒人の人たちの強烈な個性を目の前にすると、自分はおとなしくしかできないし、大きな声で「アーメン!」とか叫んだりもできないし、お祈りもできないし、何も出来ないって感じるとか、ピアノもあんな風に派手に弾いたりできないし、みんなを楽しませるエンターティナーみたいな音楽する人にもなれないって。私は、音楽はしているけど、人前で目立つのは苦手だし、ほらー私の声っていいでしょー?ってそんな風にも演奏できない。押しが弱いのだ(^oo^;)

でも、リサは「それでいいのよ。自分を変えようなんて思う必要ないの。誰もそれを求めていないの。あなたはあなたのままでいいの。あなたのままでいることで、十分人の気持ちにふれるものを持っているのよ。変えようなんて思わないで。自信を持って。入居者の人たちはちゃんとあなたのことを魅力をわかってくれているわ」と言ってくれた。

ちょっとほっとした。

お金はかけていないけど、持っていった一筆箋にメッセージを書いて、シルバーコーラスの人の手作り作品の中から一つを選んで、明日誕生日のリサに送ったら、ものすご泣いて喜んでくれた。「ナオコー、私、あなたが引っ越していなくなったら、すごく寂しくなるー、えーん」って感じで(^oo^;)私も寂しくなるよ。しくしく・・・・。2人してしばらく泣いてしまった。ここのところ、引越しが近づくにつれて、お互いもうすぐ離れるってわかっていても、その話をしたくない、でも打ち合わせはいるわけだし、話す必要もある。考えると悲しくなる・・・暗くなる・・・・。そんなムードがただよっていた。でも、なんとなく2人でえーんえーんって泣いたことで、ちょっとすっきりした感もあるかも。


明日は、今週最後だ。午後から礼拝があるぞ。がんばっ!
by butakotanaka | 2008-05-07 22:51 | NY・留学