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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

ほほーって思ったり、うーん・・って思ったり。

金曜は音楽療法の見学に行って、そのことについて詳しく書きたかったんだけど、書かないまま週があけてしまった(^oo^;) 初めて地下鉄以外の電車に乗ったし、ちょっと写真も撮ってきたし、また改めて報告しようと思います。

で、週末はあんまり楽しくない日々でした。金曜に出かける朝から、あんまり調子よくなくて、それでもみんなが調整して決めた日程だからキャンセルしたくなくて、がんばって行ったらその夜からしんどくなった。たぶん、先週の日曜教会をだるんて休んだ頃から、どっかおかしかってんやろなぁ。週の真ん中あたりレッスンに行ったり、合唱団の練習に参加している頃も、喉の右下あたりが具体的に痛いというか、つばが飲み込みにくくて、ごっくんって感じで、コブがあるような感じ。やばいなぁ・・・と思いつつ、とりあえず歌えるからやり過ごしていたら、見学から帰ってきた晩から本格的にしんどくなった(^oo^;)金曜コーラスはお休み。

土曜は一日家にひきこもり。このあたりから関節が痛かった。熱があったのかもなぁ。とにかくアスピリンとコールズイーズという風邪飴をなめてすごす。野菜のスープをがんばって作り、ぶどうやリンゴもせっせと食べる。誰も世話してくれるわけじゃない。こういうとき自分がしっかりして、栄養もとらなければって思うものですな。何もしないのはすごく不安。合唱団の曲や一週間前にせまったデュエットの曲など、言葉の意味を調べたり、音源を聴きながら楽譜をチェックしたりして過ごす。

日曜、教会を二週間も続けて休んでしまった。パムには連絡したんだけど、さすがに心配したナンシーとパムがメールをくれた。行くつもりだったから早くに起きたんだけど、いけないとわかりそっからまた熟睡。昼過ぎまで寝たらここらあたりからすっきりしてきた。夕方、ほんのちょっとだけ声を出してみた。調子悪くなってから、ずっと水を飲み続けてきたし、湿らせつづけたからか、声はつぶれてない。よかったー。これをおこたると、熱にやられて、完全に枯れてしまうからなぁ。ラッキー。

で。今日月曜。久しぶりに外出。っていうか、いきなり忙しかった(^oo^;)
午前中は、指揮のクラスの見学一回目。授業時間は10時から11時45分までなんだけど、今日は後半お休みの人があまりにも多い(全部でもともと六人しかいないうち、半分がお休みだった)ので、11時までで終わりのショートバージョンだった。これは丁度よかったかな。大学院生向けの合唱指揮の授業なんだけど、指揮をおもにするんだと思ったら、確かにそうではあるんだけど、色々想像と違うこともあって面白かった。

まず、最初にみんなで発声練習から。指揮する人以外は合唱団となって歌うから。このクラスは私の歌の先生が指導しているんだけど、その先生の発声練習を毎週受けられるのは私には嬉しい。間違った声の出し方しているとちゃんと指摘してくれるし。今日は学生さん3人と私の4人。しっかりそれぞれの声を聴いてくれて、何かおかしな体の使い方してると個人的に指摘もしてくれる。歌の勉強もできるクラスなのね。

発声が終わったところで、みんなで椅子に座って、先生の指揮で全員で今日の課題曲を歌う。ユニゾンのフォークソング。あえて小節線を描いてない。何拍子かもわからない。音の長さだけで演奏していく。表拍か裏拍かってことと、長い音符の長さと、切れ目のブレス。

先生の指揮の原則は色々あるけど、

・指揮の動きは決して止まることはない。長い音符を伸ばしているときも、どこか動き続ける。声が出続けているから。

・拍を必要以上にたたかない。ただ延ばしているだけのときに、無駄に叩くのはなし。

・裏拍から出るときも、裏拍を天井で叩かない

・体の重心は常に真ん中に。片足に重心をのせたり、動いたりしない。

・自分自身の脱力を常にモニターしておく。顔の筋肉、口まわり、あご、首、肩、腕、手首、手先など、すべてがリラックスしていないと、それが歌い手に悪い影響を与えてしまう。

・体は前のめりにならず、開いた状態で。どうどうと。そうしないと歌い手の姿勢も悪くなる。

とかこんな感じかな。
先生の指揮が終わったあと、3人の学生さんが順番に。曲は1分ぐらいの短くてゆったりしたもの。1人1人の指揮にあわせてみんなが歌う。先生も歌う。先生の隣で歌うのもいい勉強になる。ちょっと緊張したけど。1人1人に癖があるから、それを順番に指摘していき、何度も何度もやる。1人に5-6回ずつはやったんじやないかなぁ。手先に力が入る人。裏拍を必ずたたいてしまう人、長い音符でじっとしてしまう人、ひざや腰がガクガクと踊るみたいにリズムをとってしまう人、色々。すごく勉強になった。私も自分で鏡の前で練習してみようっと。で、声楽のレッスンのとき、五分でもいいから、時間が余ったら、見てほしいなって思った。難しい曲は指揮しないけど、なんていうかこの先生の指揮は、私が目指している指揮と限りなく近い。簡単な曲も難しい曲同じだなぁって思った。シルバーコーラスでの指揮にも役に立ちそうだし。しかし、3人の指揮にあわせて何度も何度も同じ曲を歌うのは、かなりの神経がいるし、体力もいる。終わったころにはくたくたに疲れていましたとさ。でも、自分の歌の先生の指導だったこともあって、声は決してムリしなかったから、喉は調子がよくないはずなのに、まったく大丈夫だったから不思議。神経が疲れた(^oo^;)

3人とも学生さんはフレンドリーでいい感じ。うち1人はアメリカ人の女の子。あとの二人は韓国人の男の子だった。男の子といっても、1人は20代後半だったけど。みんなこの学校に入るぐらいだから、才能あるんだろうなぁ。そんな人たちと一緒に学べるなんてラッキーだ。先生が最初に私を紹介するとき、「来たいって言ってくれたので、毎週来ていいのよって言ったの」と言ってたから、毎週参加してもいいってことだ。すごくすごく嬉しい。しんどくてもいい、ためになることだし。

終わって、クリームチーズベーグルとコーヒーで思わず休憩。一度アパートに帰る。書きたかったメールをいくつか書き、二時からはリタのアパートでバッハのデュエットの練習。木曜にドレスリハーサルがあり、土曜に本番の予定。。。。。だったが、ここで緊急事態が発生したことがわかった。

今回のコンサート、全ての曲を伴奏してくれる予定だったピアニストさんが昨日こけて、なんとお尻の骨を骨折したんだって。えらいところをまた・・・。で、今日手術。お尻となると、大変だ。座ることもできないし。リハどころか本番もムリ。快復に数ヶ月かかるかもしれないということで、来年の初めごろまで延期になってしまったのでした。こんな事態だから仕方ない。そのピアニストさんフリーでやっていて、これからクリスマスや新年にかけては稼ぎ時で、ものすごく忙しかったはず。気の毒だ。自分たちのことより、その人のことが心配になる。とにかく、来年きっとやるからと、とりあえずリタとは練習はして、少し歓談して帰ってきた。

2時間ほどまた自宅で休憩して今度はコロンビアの合唱団の練習。うーん、なかなか予定が詰まってるな(^oo^;)

この合唱団で歌うと、いつもクタクタになる。アルトを歌ってるんだけど、すごく音域が低い。でも、今日わかったことがある。指揮が自分の歌い方にあってないのだ(^oo^;) この指揮者、すごくすごく強調して、各拍すべてを叩く人なのです。ゆっくりしたテンポのときは、半拍も叩く。でもって強く強くうたうことを要求される。とくに表拍のところを。低い音をそんなに大きな声では歌えない。でも、指揮を見て歌っていると、バンバンって叩く部分で体が反応してしまって、ムリに歌おうとして、声帯が壊れるみたいになるというか、変な声が出てしまうわけです(^oo^;)特に一定より低くなると、そーっとしか出ないのに、その指揮にあわせてうたってるとバンって叩いてしまって、最悪(^oo^;) 自分の実力が足りないこともあるんだけど、今朝の指揮クラスで叩かない指揮で歌ったときの快適さと比べて、改めてその原因がわかったのだった。うーん、これは問題だ。特に自分の声にとって問題だ。喉が痛くなったりするのも、風邪もあったけど、このせいもあるかもしれない。自分をだまして、叩かれても反応しないようにマインドコントロールしなければ(^oo^;) 


この合唱団は11月の末に演奏会があったあと、しばらく練習がなく、一月末から再開して4月の帰国寸前に最後の演奏会があって終わり。でも、その一月末からの練習に参加するのか、この11月まででやめるのか、考えないといけないなぁ。自分の声にとってどうなのかという問題があるし。

午前中の授業ではほほーって思って、夜の練習では、うーん・・・と思ってしまったのでした。以上、今日の報告。

ラジオでワールドシリーズ聴きながら・・・(^oo^)
by butakotanaka | 2008-10-27 22:35 | NY・留学