私が指導しているから生徒さんたちがすごくなるのではなく、それぞれがきっと人間としての魅力があったり、しっかり努力する人だったり、一緒に何かやりたいって思わせてくれる人だったり、任せてみたいって思う人だったりするのだと思うけど、ここ最近、生徒さんの活躍がたくさん聞こえてきて嬉しい限り。

ある生徒さんは、ピアノ講師されているのだけど、所属する教会で、信者さんたちを巻き込んで、かくし芸発表会みたいなものを企画してみたり、自分の生徒さんたちにチェンバロ体験会をさせてあげたり。ピアノを教えるだけでも大変なのに、いろんな経験を生徒さんにさせたり、生徒さん以外の自分の周りの人たちに音楽や自分ができる芸を磨き、発表する機会を与えること、なかなかできることじゃないと思う。素敵だな。

別の生徒さん。この人も歌やピアノの先生なんだけど、まっ、もともと色々活躍されてきた人だけど、来年の春に一人でコンサートをされることに。ホテルのチャペルだって。だから、その時のためにこれからたくさんの曲をレッスンに持ってこられることに。最初は英語の発音だけを、と来られるようになったんだけど、ずっとお付き合いが続いていて。イタリア語や英語や日本語で歌うらしいから、少しでも言葉や音楽が美しくお客様に届くお手伝いがんばらなくちゃ。


そして、もう一人の生徒さん。この方は、指導者ではなく、コーラスの一人として普段歌っておられるだけ。それが来年の春、ほんの短い歌だけど、一人で歌うことになったと、今から緊張!
コンサート自体は、所属する少人数のアンサンブルで施設などへボランティアで歌うにいって一定年数がたったという記念コンサートらしい。メンバー紹介もかねて、一人ずつ短い一節を歌うことに。でも、そんな短い一節だって、今まで一人で人前で歌ったことない人にとっては、一世一代の出来事!
もうこれさえやれば、できれば、人生変わると思うんです、と、まるで清水の舞台から飛び降りるかのような大決心!
でも、今日もレッスンでお話ししてたんだけど、今回のことは、後で振り返るときっと最初のきっかけになるんですよ!って。その時までに、発声や音楽作りを完璧にしたい、緊張して真っ白にならないように訓練したい、マスターしたいって意気込み。

でも、本番って、やはり重ねるごとに慣れるもの。きっと今回は、初めて人前で、一人で!歌うのだって思って練習するわけだから、これまでのコーラスの中で歌うための発声をよくしたい、みんなの中で足を引っ張らないようにっていう姿勢とはまったく違うはず。だから、得るものも絶対大きいはず。私の予想は、本番が終わったとき、あー、やっと歌の入り口が見えた気がします、ドアまで届いてノックしたぐらい。だから、ここまで来たら、この先の世界が見たいです!、そう思うんじゃないかな。だって私がそうだったから。

みんなで合わせるアンサンブルはとてもとても楽しいもので、自覚が高ければそれも十分素晴らしいスキルで。でも、時々、けっこう人数が多いアンサンブルだと、どこか甘えていたり楽してる自分がいて。

ここ数年、ピアノでも歌でも、時々下手くそだけど一人で演奏する機会が増えて、それまで持っていたしょうもないプライドが、ちっぽけに見えてくるし、結局、私、まだまだ、ずっと永遠に、下手くそで、でも、もうちょっとやったら、もうちょっとよくなりそうで、その先の世界が見てみたい、景色が見てみたいって思って、また練習を続けて、すごく怖くてすごくイヤだけど、誰かに聴いてもらう機会をいやがらずに持っていく、これしかないんかもなーって最近やっと思えるように。

これがどれぐらい続くのか分からないけど、今回初めて人前で歌うというその生徒さんも、この出来事が、いいきっかけになって、さらに自分の音楽にピアノでも歌でも磨きをかけてほしい。

今日もその生徒さんと話してたんだけど、「自分は他の人以上に緊張したら、何もわからなくなって、普段の実力が出せないんです。これはどうしたらいいんでしょう?」って。

で、私が「前からお薦めしていますが、本番前、とにかく誰でもいいから、何度もいいから、友達や家族に演奏を聴いてもらうという、緊張する練習してますか?それを何回やるかで、本当の本番のとき、緊張に少し慣れて実力が少しずつ出せるようになります。これは必ずそうなる、と信じています」と言ったら、その生徒さん、これまではうちのおさらい会の時以外は、誰にも聞いてもらってこなかったんだって。私からは薦めていたんだけど、恥ずかしくてできなかったと。だったら、本番がたった一回の第一回目なわけだから、緊張して真っ白になるの、当たり前かも!って話に。

今度は必ず、ご主人や子供さんやお孫さんに、何度も何度も聴いてもらってくださいね!約束ですよ!って、念押ししました。

プロの人たちだって、緊張はすると思うけど、なんといっても、私たちよりも回数が多い、審査されることだって経験している、そんな厳しい環境の中で、緊張と付き合う自分を鍛錬されているんだと思うし、私たちアマチュアはそこまではいかないけど、発表会なんかで演奏する曲は、それだけ仕上げたのだから、はっ発表会だけで演奏するのはもったいない!自分の周りの大切な人に、時間を作って、あえて改まって、しっかり日ごろの感謝を込めて、愛を込めて演奏して、聴いてもらう。これって素敵なことだと思うなー。

今日書かなかった中にも、いろんな人がいて、
それぞれ立場の違う生徒さんたちが、いろんなところで音楽の花を咲かせてくれている。嬉しいな。もっといい指導ができるように、そして自分自身もいい音楽が届けられるように、生徒さんたちにえらそうに言う前に、自分もがんばらなあかんな。今日の生徒さんのレッスンを終えて、自分の歌の練習にちょっと気合が入りました。ドイツ語は相変わらず難しいけどっ。

さて、明日は月に一度のドイツ語レッスンと、週に一度の英会話レッスン。
いろんな言葉で脳みそが満タンになりそう!
予習、しよっと。
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# by butakotanaka | 2017-10-18 21:57 | 日常生活 | Comments(0)

野球シーズン終了(;oo;)

阪神タイガース選手、スタッフの皆様、そしてファンの皆様ー。
お疲れ様でした。今年のシーズンも終わりましたねぇ。
二位でレギュラーシーズン終えて、考えてみたら去年の四位よりずっとええ。
金本阪神は、着実に進歩しているし、そのやり方にブレはなくて、ええ方向にすすんでる、そう信じています。今年もたくさんの若手が表舞台に出てきたし、ベテランも負けじとがんばってたし。

私の大好きな上本も、ケガとか、デッドボールとかあったけど、最後まで活躍してくれたし。ファンとしては、ありがとうと言いたい。
そんな簡単に日本一になったら、その後の楽しみがなくなるやん。
そんな簡単に強くなったら面白くないやん。
私のへたっぴな歌やピアノがそんな簡単に上手くならないのと、どっかつなげてしまうけど、あきらめんと努力続けてたら、ふと振り返ってみたら進歩しとった。ふと気が付いてみると、前より楽にいろんなことができるようになってた。きっと野球だって、そんなんあるはず!

今シーズンは全然甲子園に行かずじまいやったけど、ちょっとゆるい応援ぶりやったけど、これからも、応援し続けるでー。来年は今年よりもさらに進化したタイガースを見せてほしい!がんばれ、阪神タイガースぅ(^oo^)/~~~

というわけで、我が家の冬から春にかけての楽しみは、フィギュアスケート。こちらの方に本格移行ですな。もうジュニアグランプリシリーズは第7戦まで終了してファイナルへの代表も決まったけど、シニアの方はいよいよ次の週末から!
そして、今シーズンはなんといっても、冬季オリンピック!楽しみだーっ!

ここんとこ、お天気が悪いですね。
お天気悪いと、腰痛やら頭痛やら寝不足やら、なんか色々不調が出る気がする。
ちょっとの用事するのも、かなりよいしょって思わなあかんし、5時間は練習するでって頭の中では予定してても、3時間ぐらいが精いっぱい。5時間の予定で朝始めるから、基本練習に1時間とか2時間とか、アホやからかけてしまう。で、うわっ、新発見や!これで曲色々弾いてみよ、って張り切ると、途中でガス切れ。で、ちょっとだけ休憩と思ったら、それがちょっとでなくずっとになる。情けないー。充電したらチャージされてエネルギー満タンになる魔法ないかな。いや、そんなんあったら、そんなんに頼ってしまうからあかんな。限界あるから面白いねんもんな。

明日は、遠く法隆寺からの生徒さんのレッスン。来られる前に自分の練習もしなくちゃ。

そして、今週末からは、毎年クリスマスに聖歌隊指導している教会聖歌隊練習もスタート。クリスチャンぢゃない方は気にしてないと思いますが、今年はね、キリスト教業界は、実は大変なのです。なぜかというと、クリスマスイブが日曜なのです!

私の知る、たいがいの教会は(プロテスタントの場合)、12/25クリスマスに一番近い手前の日曜に、午前中、クリスマス礼拝というのを、どちらかというと信者さん向けにやり、午後から教会員たちを中心にした祝会と呼ばれるパーティ。いつもよりごちそう食べたり、歌うたったり、かくし芸出て来たり、クリスマスのお祝いをみんなで。

で、12/24の夜には、キャンドルサービスと呼ばれる夕礼拝。これは、ご近所とかにも宣伝して、クリスチャンじゃない人もどうぞ来てねーって感じで、地域の教会として、ご近所の方々にも親しんでもらってと、いつもの顔ぶれじゃない人たちもやってきます。

私がクリスマスかかわってるその教会も、礼拝に参加する人たちだけではなく、聖歌隊のメンバーも、クリスチャンに限らず、その季節だけご近所から歌好きの方々が数人参加してくださいます。練習後にみんなでお祈りしたり、少し神様のお話を練習の中でしても、抵抗なく受けいれてくださるので、いい交流になっているなーと思います。

キャンドルサービスの後は、時間のある人たちが残り、ケーキやお茶で小さな祝会。で、そのまたあと、夜がだいぶ更けてから、キャロリングといって、病気などのために礼拝に来られない人たちのところをいくつか訪ねて、賛美歌を歌いに行くのです。

で、今年。
日曜と12/24が同じ日!ということでぇ、このすべてを一日のいちにぜーんでやるのですー!

朝から礼拝して、午後は祝会して、そのあと、聖歌隊の練習して、夕方からキャンドルサービスして、おやつ食べて、で、キャロリング。全部!さて、メンバーの体が最後まで持つのか、耐久レースの様相を呈しております。

そういうこともあって、あまり難しい曲は入れずに、練習も無理せずに、というつもりで進めるつもり。みんなの体力維持も大切ですから。去年から始まったハンドベルとの共演も、今年もある予定。これも楽しみ。

たった三回の練習とリハと当日。これだけで、年ごとに違うメンバーの歌をひとつに、心をひとつにまとめるのが指揮者の役割。少しでも楽しく気持ちよく、心がまとまって賛美できるようにがんばらねば。

まっ、ぼちぼち、やね。
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# by butakotanaka | 2017-10-17 22:07 | 日常生活 | Comments(0)

旅の旅(^oo^)

少しの前のブログで、今年の夏の音楽イベントのことを書いたのだけど↓


夏のイベントはみんなで二日間だけのオーケストラを作って、いろんな音楽を演奏しようってものだった。
で、毎年秋から冬にかけては、その同じ仲間の有志が、関西で集まって、もう少し小さいアンサンブルを一日楽しもうという会をもう何十年も続けている。

今年の夏、とても久しぶりに夏のオーケストラの集まりに参加した私たち、その流れで、んじゃ久しぶりに秋のアンサンブルの集まりも、地元関西でやってるんだし、今年は日程も合うから参加しちゃえーってことに。

平たくいうと発表会形式というか、朝から晩まで、いろんなグループが順番に出てきて、いろいろ演奏するのを残りのメンバーが聴くっていう趣向。

組み合わせは、ほぼ何でもあり。二人のデュエットもあれば、三人のトリオ、四人のカルテットとか。歌と楽器もあれば、楽器同士も。
私は今年このイベントで、ずっと勉強してる冬の旅から三曲をピアノの友人とやるのと、ホルンの友人のピアノ伴奏で一曲。

で、時々、たくさんのメンバーでやろうってのもあるのです。毎年必ずあるというわけじゃないけど、たとえば、ビオラばっかりでビオラアンサンブルとか、ギターばっかでギターアンサンブルとかもあれば、オーケストラできるほど人数いないけど、なんとかかき集めてバッハのブランデンブルク協奏曲やっちゃったり。

そういう大人数ものの中で、今年は、私と旦那様企画で、普段歌わない人たちも含めて合唱やっちゃおう!という出し物も。曲は、高校生のころ流行ってた佐藤眞作曲「旅」。あら、冬の旅といい、今年は旅ものが多いな>私。

アンサンブルのグループにはいろんな人たちがいて、もう何か月も前からずっと一緒に練習している組もあれば、普段は離れたとこに住んでいて、これやろうって決めたらお互い別々に楽譜を勉強して、集まり前日とか当日初めて合わせてみて、それで本番やっちゃう、そんな人たちも。よく練られたアンサンブルも面白いけど、そういう短期間で準備されたものも、スリル満点で、よくここまでできるなーって感心することも多い。何十年も集まりの歴史が積み重なると、二世も育ってきて、親子連弾、親子共演、年の差アンサンブルとかも。

私たちが企画したこの「旅」企画は、全員で集まってやるのは、きっと本番のみ。なので、事前に楽譜は送付して、各自見ておいて、あとは、関西に住んでるメンバーのみ来られる人たちだけで、二回ほど練習会をすることになった。嬉しいことに、楽器のメンバーもたくさんやりたいって声を上げてくれたんだけど、せっかくの機会だから、私の周りの歌えるお弟子さんや昔の教え子数人にも声かけてみたら何人か出てくれることに。

そんな通信メンバーと非通信メンバー、または歌う人メンバーと非歌う人メンバーが寄り集まって、先日一回目の練習会。楽しかったー!

前に立つ私も、最初は、まあ音をゆっくりとりながら進めていくのがいいのかな、とも思ってたけど、みんなちゃんと家で予習してきてくれていたり、過去に歌った経験があったりで、案外歌えるぢゃん!ってことで、発声のこと、響きのこと、アーティキュレーションやフレーズ、テンポのことなど、かなり突っ込んだところまで練習してしまって、気が付いたら5曲でみっちり二時間半!

終わった後、みんな、うへえーーーしんどかったーーと言いながらも、瞳がキラキラ!そして、そのあと、楽しかったー!という声が聞こえてきてほっとした。

曲としては、中高生がよく歌うというレベルなのかもしれないけど、だからこそ、人生経験をある程度経てきた、長く音楽と向かい合ってきた私たちが、改めてこういうシンプルな曲に取り組んだとき、どんな化学変化が起きるのか、本番が楽しみ!もちろん、毎日欠かさず練習している学校のクラブ系の合唱団にはかなわないところはたくさんあると思うけど、でも、おぢさんおばさんが本気で、詩の内容や音楽の奥深さを「語ろう」としたときの、みなぎる「力」みたいなものが聞こえてくるような演奏になるといいなー。

あと一回練習会があって、それで次は本番。イベント合唱団だから、それっきりだけど、だからこそ、限りある時間を思い切り楽しみたい。そのためにも、私にできる準備はしっかりしなくちゃ。


今日の午後は、ホルンの友人が来てくれて、フランツ・シュトラウスの曲を合わせたんだけど、こっちもまた、20年ぐらい前に私たち夫婦が通っていた教会に来てくれて演奏したとき以来の共演で、お互いにあれからいろんな違う道のりを経て、二人とも音楽と離れないでこうやって戻ってきたこと、再共演できることがとても嬉しいし、はっきりといろんな面での成長が感じられるのも嬉しい。もっといい音楽、いい音、雄弁な流れが出せるように、ピアノも練習しなくちゃ。

でもって、冬の旅、も。

最近は、ぶたこ母の大きな用事もたくさんあって、実はバテ気味だったりもするんだけど、だからこそ、自分にとって大切な音楽を捨てたくはないと、強く思う。これがあるから救われているとも思う。どちらもエネルギーを使うのだけど、使った後の感触が違うのかも。母を助けられることは、育ててもらった恩義を考えるともちろん幸せなことなんだけど、やっぱり本音は、しんどいわけで。音楽をやっている時間があるからこそ、しんどいことを幸せだと思う余裕ができるかもしれない。

人間、自分が自分らしくいられる時間を持ち続けることって、本当に大切。
ハードな生活が続いて、ただ物理的に動く時間を減らすだけでは元気にならない不思議。内容のバランスが大切。

少しずつ無理ができない年齢にもなってきているけど、少しずつ人生の残された時間も減ってきているわけで、どこまで、いつまで、こういう地道な努力をする時間やエネルギーや環境を与えてもらえるのか、そんなことをよく考えるようになった今日この頃。

あまり深く悩みすぎず、いま、こうして少しでも与えられた時間を、大いに楽しむ。惜しみなく努力する。そうするしかないよね。誰にも最期がいつになるのか分からないからこそ、人生を楽しめるのだろうし。


そんなんいいつつ、
ここ数日、ちょびっと腰痛気味で、かがんで靴下はけなかったり、落ちたものも拾えなかったりしたんだけど、今日あたり少しマシに。

やはり、トシやな(^oo^;)(^oo^;)(^oo^;)

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# by butakotanaka | 2017-10-15 23:13 | 日常生活 | Comments(0)

冬の旅の旅

去年の後半から、シューベルトの冬の旅という24曲からなる曲集を勉強しておりまして。ここ数年、アメリカの友人エリオットから伴奏を頼まれたことがきっかけで、ドイツリートを学ぶ日々が続いています。最初はシューマンのリーダークライス、次が詩人の恋。どちらも二年とか三年ぐらいずつかけて勉強した。そしてその二つはどちらも、あくまで伴奏できるようになる、というのがゴールで、そのために歌もわかっておきたい、と歌のレッスンに通ってた。

去年、詩人の恋の本番が終わって、次はシューベルトの冬の旅、と言われたときも、同じように勉強するんだろうなと自分では思ってたんだけど、今回は、自分も誰かに聞いてもらう歌をうたいたい、と少し方向転換。

たぶん、私自身の変化もあるのだと思う。ピアノの学びが深くなってきたことで、今まで大の苦手だった人前でピアノを弾くということが、少しずつ大丈夫になってきた。それは、うまくなったとかそんなんじゃなくて、マヂメに勉強するようになってきたら、適当に勉強してた頃より、「誰かと比べて落ち込む」ことが少なくなった、というのが一番かな。何を成し遂げるのでも、どんな分野でも、たぶん、自分より下のレベルの人もいれば、永遠に上のレベルの人もいて、いや、そもそも、レベルが上とか下とか語ること自体がナンセンスなのかも。一般的に言われる「レベルが下」という曲を演奏したとしても、人の心をつかむ素敵な演奏はあるし、超絶技巧をノーミスで弾いたとしても、誰の心にも届かない演奏というものが実際は存在する。

演奏って、その人がどのぐらい時間をかけて、エネルギーをかけて、その曲を愛してきたか、見つめあってきたかが透けて見える。

少しずつそんなことが分かってきて、自分の演奏、音色を誰かほかの人と比べるのではなくて、昨日の自分、前回の自分と比べて、少しでも成長していたい、そう思えるようになって、心に平安が訪れるようになった気がする。

ダメなことっていつもあるし、でもその代わり、よかったことだって、いつも必ずあるんだって、思うようにしてる。そしたら、演奏の後、いつも落ち込んでたピアノの演奏も、今回はこんなところがよかったなと思えるように。次はもっとこうしたいなって思えるように。

歌は、ピアノ以上に、コーラスでは歌うの大好きだし、指揮も嫌じゃないけど、一人で歌うのは本当に苦手だった。

そんな私が、冬の旅を一人で歌うのだーって勉強しているのは、自分の変化もあるけど、他からの後押しも。

ちょうど、歌の先生が去年の夏をもって、指導していた生徒さんによるコンサートに一区切りつけることになり、そのことで、指導する生徒さんの数も、半分以下に。残った数少ない生徒さんに、たくさんの生徒さんによるコンサートはもうやらないけど、目標をもって学んだ方がいいから、一人か二人でのジョイントとかの形で、小さくてもいいから自主コンサートをやりなさい、とすべての生徒さんに課すことにされたのだ。で、先生は私のことを伴奏もする人だとわかっているし、一人で歌うことがとても苦手だと知ってるし、生徒さんによるコンサートも出ていなくて受付のお手伝いしてただけだとわかってる。だから、私には強く押しては来なかったけど、どうする?と提案はしてくださった。

そのころ、私は冬の旅のいろんな録音を聴き、楽譜を眺め、解説本を読み、だんだん冬の旅の世界に引き込まれていっていたころで、本当にこの曲集が大好きになってきていた。この曲なら、この曲集となら、誰かに聴いてほしい、表現したいって思えるかもしれないって、そんな気持ちがわいてきていた。一つの大きなアリアとかを、どうだーーー!って聴かせるような声量やテクニックは私にはないけど、たぶん少しだけあるとしたら、コツコツ長く努力の積み重ねができるかもしれないことと、語学の勉強が好きだということ。ドイツ語の短い曲が24集まって、旅路の物語をつむいでいく、その間の心理的な変化を語っていくこの曲集なら、自分にも何かできるかもしれないって思った。

で、どこでどんな形かはまだすぐには決められないけど、やってみますって返事。24曲全部まとめての演奏は、積み重ねの結果、いつか訪れるといいなと思うけど、まずはその中から6曲をこの春にピアノの生徒さんたちに聴いてもらう機会があって、そして次の機会は、来月あることに!3曲だけと多くはないけど、音楽関係の友人、歌だけでなく楽器を奏でる昔からの友人たちとのアンサンブルの集まりで、今度は歌うことに。

春からドイツ語のレッスンに通い始めたことも、この曲集の歌詞を理解すること、語り方の感じを深めることに、とても大きな役割をかっていると思う。

今週、ピアニストさんとの合わせがあり、その翌日、月に一度の歌のレッスン。
その前のレッスンでうまくいかなかったこと、先生に指摘されたことを参考に、自分なりにさまざまな面から見直したことや、前日ピアニストさんとあれやこれやと、二人で悩みながら音楽づくりをしたいとなみが、うまくかみあって、先生からとてもよくなったと言ってもらえて、本当にうれしかった。

正統派のドイツリートになっているわよ。って最高の誉め言葉かも。
先生は特にドイツリートに思いが深い方で、ドイツ語のレッスンにも長年通っておられるし、そんな先生からそんな風に言ってもらえたことが何よりうれしいし、若いころから、私がもっともっと未熟でどうしようもなかったころから成長を見守ってくださっている先生からの言葉だから、もっと嬉しい。

先生とも話していたのだけど、
歌って、一度ええところまで来ても、ほんの少しのバランスが違うと、一気に崩れることがあるし、ゆがむこともある。肉体的なことだけじゃなくて、精神的なこと、心理的な感じ方とのバランスもとても大切で、それがうまくかみあわないと、何もかもがうまくいかない。

これからずっといい状態に保てるかどうかはわからないけど、今週のレッスンのこと、忘れないで心にもっておいて、保つ、のではなくて、恐れずに、失敗を繰り返しながら、さらに前に進めたらなーと思う。

失敗の数だけ学べる、先生もそうおっしゃっていたし、私もそう思う。
よかったとき、そこでとどまってじっとすることって、できない、と思う。じっとしてるつもりでも、いつの間にか後退するような気がする。とどまらない、恐れない、先を見る。これからもそうやって、歌もピアノも音楽の学びも、そして語学の学びも、いや、それだけじゃなくて、人としての生き方にしても、全然頼りない私だけど、失敗を恐れずに学んでいきたいなー。

しかし。
55歳になって、何か特に集中することがあると、以前より疲れやすくなったことは否めない。

もう一つ思うべきことに、休むべきときは無理をしない。これもあるな。
時々はだらしない自分を許してあげて、疲れが癒えたら、また進み始める。
これも大切。
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# by butakotanaka | 2017-10-06 11:32 | 日常生活 | Comments(0)

すっかり秋に。。。

今日は朝からずっと雨で、夕方になっても雨。
振り返ってみると、あっという間に夏が終わり、いつの間にかヒートテックの寝間着を着ております。で、クリちゃんも、しっかり布団の中にもそもそと入ってきて、スヤスヤ。

昨日、我が家としてはかなり思い切ったお買い物をしました。
パソコン!
もうパソコンは世の中から無くなるんちゃうんか?
スマホで十分やろ、百歩ゆずってもタブレットやろと、ここ数年のテクノロジーの進歩に私たちもそう思いかけてはいたのですが、それと寄る年波とのバランスが悪くなってきまして(^oo^;)

15インチのパソコンを3年ぐらい前まで使ってたんだけど、ある日、コーヒーとかをどばーってキーボードの上にこぼしまくった。そしたら、キーのうちいくつかが反応しなくなった。涙涙('oo')(/oo;)ええパソコンやったのにー。いや、満点やったかというと、実はその前数年ぐらい、しょっちゅう「プロファイルが読み込めません」と、そのユーザとして入れないから、データを無理やり移行したうえで新しいユーザを作る、でまた入れなくなる、という不具合は続いていたのでした。でも、たくさんあるハードディスクはまだいっぱいには程遠いぐらいやったし、処理能力は確かに高い。だから早い、で、画面大きくていざというときは見やすい。なので、いくつかのキーが反応しなくなった後も、とりあえずの処置として、たこぶは少し小さな12インチの中古パソコンを、私は、オフィスソフトが安い、ウインドウズタブレットの10インチぐらいのを、両方とも三万円とかそんな感じの高級ぢゃない路線で買い替えて、使っておりまして。

いつかしばらく置いて乾燥したら、反応しなくなったキーが復活するんちゃうかという、かすかな希望もむなしく、その後何度電源つけて立ち上げても変わらない。USBで外付けキーボードつけたらいけるから、場所とるけど、それでなんとかして、普段は一回り、二回り小さな廉価買い替えのマシンでやっとりまして。

そうそう、それ以外に、もうずいぶん前から、私も旦那様もアマゾンのキンドルタブレットをそれぞれ持っていて、音楽聴いたり、本を読んだり、ちょっとしたメールチェック、ニュースや天気のチェックはそれで充分。立ち上がりも早いし、ウィーンってモーターの音もしないし、もしかして、これでずっとええんちゃうか?とも思っていたのですが。。。。。


時々、大きな画面だといいなーってことがあると、その決心が揺らぐのですな。
たとえば、たこぶの場合は、楽譜の入力。音楽ソフトで楽譜を入力してコーラスの皆さんのために提供しているわけですが、けっこう細かく目を使います。
私の場合は、長いメールを書くときや、今みたいにブログ書くとき、それから時々だけど翻訳の仕事のときは、めちゃめちゃ揺らぐのですー。
だって、ネットでさまざまな情報を検索しつつ、原文も表示したうえで、訳文を書いていく。大きな画面だと一度に複数画面表示させても大丈夫だけど、小さいと一つずつ切り替えなければいけない。それに私のはタブレットの10インチについてるカバー替わりの狭いピッチのキーボードで、配列も正式のと違うから、しょっちゅう打ち間違う。戻ってばかり。旅行に持参してそこからメール書くぐらいならいいんだけど、仕事や長文のメールとなるとやはり物足りない、というか、疲れるしエラーも増えるし、あかんかもな、って思いが、旦那様も私も別々に徐々に高まってきておりまして。
週末、ふと私が、「なっ、大きなノートパソコン、あってもええかもな。前のやつ復活無理みたいやしさ。」というと、旦那様も待ってましたとばかり、ワシ(^◎^)もそう思っててんー!って。

二人の気が合ったところで、土曜はネットで売れ筋を調べまくり、レビューを読みまくり、二人それぞれのニーズや希望価格帯を書き出したうえで、いつもお世話になってるビックカメラに日曜お出かけ。

私のは、たくさんのハードディスクはいらないから、読み込みが早いSSDタイプで、でも、仕事のためにあったほうがいいから、オフィス付きのを。希望のがちょうどいい価格で見つかりましたー。マウスコンピュータのです。

たこぶのは、音楽をたくさん読み込んでためていきたいから、処理速度がある程度早く、ハードディスクも大きいほうがよくて、でもオフィスは私のだけで十分だから、キングソフトバージョンでOK。で、キーボードの打ち心地にはこだわりがあるので、打ちやすいのを。ということで、たこぶくんは、レノボのシンクパッドシリーズのカスタマイズで希望通りのを。

ほんの少し想定の予算を超えたけど、それはどうせ買うのならこのぐらいのレベルまでと二人で納得ゆくまで検討した結果。店員さん3人が私たちの要求に見合うものをと、最初から最後まで丁寧にいやがらず対応してくれはりました。

あとで、レノボのお兄さんに、私たちがキーボードの打ち心地が、こっちがええ、こっちはやりにくい、というのを横で聞いてて、ええ勉強になりましたーっておっしゃってました。お兄さんには違いが分からないんだって。今時はこだわらない人も多いのかなー。

で、別のお兄さんは、たこぶがローマ字入力で、私がカナ入力で、二人で試し打つのを見て、カナ入力の人、もしかして初めて目の前で見たかもしれず、早いですねーってびっくりしてはった。

なんばのビックカメラは、たぶん、何年か前はヤマダとかヨドバシとか東京からでかい電気やさんが進出してきて、あまり業績がよくなくて、店舗面積減らして、中に、ソフマップやマクドや100円ショップがかなりの面積で入居してたんだけど、昨日行ったらそのすべてがなくなってて、全部がビックカメラの店舗に!

アジアの観光客がたくさん買ってくれることもあって、もうかってはるんかもねっ。

パソコンとかタブレットのお買い物って、ここ最近はネットで済ますことも多かったんだけど、今回改めて実際触ってみて、打ち心地や画面の見え方を確かめて買えたのがよかったなー。キーの打ち心地はもちろんだけど、キーのピッチだけみたら、大きさ十分やなって思うたとえば12インチとかのも、画面の広さが物足りなくて、大きすぎるかもって買う前は思ってた15インチに二人ともなったのであった。

考えてみたら、もう50代後半に入ってきた私たちも、これからどんどん老眼が進むわけだし、旅行や外出にはタブレット持っていくとして、家においておくパソコンは、昔のデスクトップみたいな考え方で、机の上の定位置にずっといるみたいな感じだから、大きくてもいいのかもしれない。

で、さっそくこうやってブログを書く気になるわけだから、こういうことにも影響与えておりますなー。

これをきっかけに、もう少し頻繁にブログをしょうもなくても、更新したいな。日々書いてると、日々の想いも出てくるし。そういうのも悪くない。
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# by butakotanaka | 2017-10-02 19:23 | 日常生活 | Comments(0)