二か月のごぶさたでしたー!

その間に、ぶたこ門下の生徒さんたちの小さなおさらい会と、私自身が生徒の一人として出演したピアノ発表会が終わりましたー!

おさらい会の方は、いつもギリギリの時期になると、生徒さん一人一人がいろんな状態になって、技術的にも心理的にも指導する側の資質が試されるなーといつも思う。追い詰められ、絶望的になる人もいれば、気楽すぎて練習不足になる人とか(^oo^;)
後者は大人には少なく、うちの門下では数少ない子供たちが今回このタイプかなー。で、本番の日のお茶の時間、「我が家が一番練習できてへんかった!」と告白。自分でこれでええわ、と思ってしまったら残念だったけど、しっかり自覚しているわけだから、次回これを教訓にもう少しエンジンをしっかりかけてくれることを期待。

オトナな人たちは大体の場合、一年近くかけて当日演奏する曲をとてもゆっくり準備してきているから、最初のうちはまだまだ時間があるから大丈夫と構えているけど、だんだん本番が近づいてきて、こんなに時間かけてこの程度かよーって、自分自身に失望することもある。あまりにゆっくり時間をかけて、あまりにゆっくり進歩しているので、自分の進歩が見えていないことも。だから、あかん、もうあかん、来年は出ないーっとか、次回はものすごーく簡単な曲にして余裕で弾きたいー、とかいろんな反応が。それをなだめつつ、大丈夫進歩してる、大丈夫弾けてる、いやそうは言うけど一年かけるねんから挑戦できる曲の方が面白いで、とか、いろんなその人に合わせた言葉をかけるんだけど、選択は難しい。

それから、本番直前に最後どんな練習をすればいいのか、やりすぎる人には、あまりハードな練習を与えると指を壊すし、弾く練習ばかりする人には、他の演奏をネットで聴いたり、楽譜を弾かずに眺めていろんな書き込みをしてみたりをすすめることも。確実性がほしい人には、目をつぶって弾いてみようとか鍵盤をまったく見ないで弾いてみようとか、いろんな感覚の刺激を。そういうすべてのこと、自分自身が本番に向かうときに試してきたことで、その時によってどういう薬が効くのかは、本番になってみないと分からないことで、本当に難しい。

私は本当に幸せな指導者だな、と思うのは、どの生徒さんもこの小さなおさらい会のことを大切に考えてくれていること。回数を重ねるごとに思い出も重なって、さらにまた大切なものに。ほぼ同じメンバーが一年ごとの進歩を見守りあっているので、今年も、自分では全然進歩してへんやんーって思って落ち込んでいた人たちが、仲間によって、去年と全然違いますよー、ええ音になってますよーって言ってもらえて、初めて出てよかったー、やってよかったー、進歩してるんやって実感する。そして来年はもう出たくないって言ってた人がいつの間にか来年は何にしようって考え始めて、簡単な曲しかしたくないって言ってた人が、少し挑戦する曲をまた選んでくれる。

今年も、そんな互いの成長を認め合う嬉しい音楽会になりました。

そして、このおさらい会で私が挑戦した初めてのドイツ歌曲。しかも6曲!歌としては、そしてピアノとのアンサンブルとしては、自分たちの今できるベストが尽くせたんじゃないかなと思う。しかし、メガネをかけ替えるの忘れていて一曲目の間奏で慌ててかけ替えたり、ピアノの蓋の角度を変更するのを忘れていたり、いろんな失敗も!演奏を始める前に、ちゃんと予定していたことができているか、しっかり確認しないと、と学びましたー。

嬉しかったのは、聴いてくれた生徒さん(みんなピアノの人たち)が、歌にもそしてドイツ歌曲にも縁がない人たちなのに、楽しんでくれたこと。生で聴くのは初めてという人たちばかり。難しすぎてわからないー!という反応も覚悟していたんだけど、子供たちも含めて、長い演奏時間、集中して聴いてくれて、終わった後の感想でも、もっとわからないと予想していたけど美しくて素直に心に入ってきた、と言ってくれた生徒さんがいて、とても励まされた。

そう、大きく励まされた。
で、当初の予定では、このおさらい会で全24曲の曲集から毎年6曲ずつぐらいを積み重ねて4年ぐらいかけてやっていこうという話だったけど、4年って時間かけすぎかもねって終わった後ピアニストさんと話し、来年いっぱいでなんとか24曲仕上げて、親しい人たちだけの前でもいいから、聴いてもらう集まりをするのもいいかもねって、そんな流れに。実現するかどうかは神のみぞしるーだけど、そのつもりで勉強を進めることは、いいモチベーションになるもんね。そんな機会が実現したら、うちの旦那様(^◎^)に解説を担当してもらうのもいいかもーって。そんなんできたらええなー。


このおさらい会が4月の後半で、そこまではピアノの練習にどうしても気持ちが傾ききれてなかったけど、終わって以降は、おのずとピアノ中心の日々に。6月18日の発表会、まだまだ練習は十分でない。。。ともいえるけど、よく考えたら、今の自分の基礎的なテクニックでは、精いっぱいのところまでがんばれたのかも。最後の2週間ぐらいは、ほぼ7時間とか8時間とか弾いてたし。4日ぐらいはあちこちのスタジオの違うピアノでも練習したし。特に最後の1週間、先生からは通し練習を中心にし、部分練習はほどほどに、と釘を刺されていたのにもかかわらず、1日の練習できる時間が長かったので、通し中心にするは、逆に指が無理して痛くなったりするから、私の場合はやっぱり、基礎のエクササイズ、ゆっくり練習、リズム替えなどを毎日けっこう十分やっていた。で、結果的には、私にはそれでよかったのかなと、終わってみて思ってるところ。私には子供もいないし、協力してくれる旦那様もいてくれて、これだけの時間を練習にとれることは、とてもラッキーだなと改めて実感。

弾いた曲はショパンのバラード4番なんだけど、ぜったいぜったい一生弾くことは無理とあきらめていた大曲。たくさんミスはあったけど、でも、練習で目指した響きの充実やフレーズ作り、スムーズな音楽の流れは、もちろん完璧じゃないけど、やるだけやったという気持ち。終わった後、先生からも、やりましたね!ってメールをいただいて、精神力が強いということを特に感じたと言ってもらえた。先生には、本当に粘り強く、そして適格なご指導をいただいて、ほんまに感謝。これからももっと長く指導していただきたい。

1回1回、自分が出演するとなると、仕上げることのしんどさと向き合って、ほんまにしんどくて、生徒さんたちと同じように、もう出たくないーとか、もっと簡単なんにしといたらよかったー、余裕で弾いてみたいー、もっと早くからエンジンかければよかったー、本番で真っ白なったらどないしょー、とか、果てしなく後悔や悩みや苦しみや不安が押し寄せる。で、本番前ギリギリになってくると、こうなったら開き直るしかないって方向に。で、自分自身がこういう体験を積み重ねるからこそ、生徒さんのしんどい思いが理解できるから、だからこれも大切なことなんだなと思う。

私は大学でピアノを専攻したわけでもないのに、ピアノを指導しているわけで、もちろんスキルが足りないってこともあるけど、試験やコンサートで人前で演奏してきた体験が圧倒的に少なくて、そういうことのために、徹底的に仕上げるという根性が今まで足りてなかったなーって思う。そしてこの数年、このトシになって、そういう体験を重ねていて、改めて、ピアノを専攻しそのあとピアノを弾くことを仕事としている人たちって、すごい人たちだなって尊敬。

これから後、どのぐらい、こんなにがんばれるのか、まったくわからないけど、やれるところまで、続けていきたいかな。しんどいけど。うん、でも、やることなくなるのは寂しいしね。

ってことで、発表会が終わったら、しばらくほったらかしにしていた声楽の方にしっかり戻らなくては。ピアノの新曲の譜読みもあるし、楽器の友達とやろうと言ってるアンサンブルも。やることがある、目指すことがあるというのは、素晴らしいことだと信じて。

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by butakotanaka | 2017-06-26 13:21 | 日常生活 | Comments(0)