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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

テスト終わった(^oo^)

うぉーー、やっと終わったぞ。期末試験が。一科目だけだけど(^oo^;)それに単位も関係ないんだけど。でも一生懸命準備しただけ、終わったことも嬉しかったりする。懐かしい感覚だ。学生のときは、こんなに試験勉強しなかったなぁ・・・。なにせ不良学生だったからなぁ・・と何十年も前の自分を今更反省したりして(^oo^;)


昨日一日の報告。
前日の夜、しっかり指揮の試験を受けてる自分の夢を見ました。もちろん、というか、繰り返しまちがい続けて、前に進まない夢。よくあるパターンですな。本番前の(^oo^;)

出かける2時間前七時半より少し前にはちゃんと起床。少したこぶとチャット。朝の挨拶程度。励ましてもらい、元気をもらう。食パン二枚の朝食のあと、ミニキットカットも奮発してエネルギーは十分。シャワーを浴びて、用意して、ちょっと発声と指揮の練習。忘れ物がないか確認。せっかく書いた筆記試験の原稿、リタが二部プリントアウトしてくれたもの、それから調べた下書きやらなにやらも一応持っていく。それから、午後からホームである音楽クラスのための楽譜とかホームのIDとか。

ネットで気温調べたらなんとマイナス7度! とんでもない寒さなのだ。毛糸の帽子、マフラー、手袋、コートと完全防備でアパートを出た。覚悟して外に出たけど、思ったより寒さは感じない。風がきつくないのもあるかな。唯一出ている顔が痛いというのはある。あとは寒さが中に入ってこないので、寒くない。不思議だ。なんていうかスキっとして気持ちよくさえあると思った。

10時が定時だけど五分前ぐらいに到着。学生が六人と私で全部で七人。私は二番目だった。先生は椅子を並べたりして準備中。「おはよう、元気?」ときかれ、「はい、元気です(^oo^)」と一応は答えたものの、その声がおかしいとすぐに感づかれてしまった(^oo^;) 「あら?」といわれたので、「あ・・・元気なんですけど、ちょっとだけ元気じゃないかもしれないです。でも大丈夫です(^oo^)」と言い直す。

定時までに来たのは全部で5人。数分遅れてきた人が1人。まだ1人足りない時点で、試験が始まった。

段取りは、まず、先生がくじをもって回ります。一枚ずつひいていって、それで順番が決まる。自分が何番目かは名前を呼ばれるまでは分からない。ドキドキです。名前を呼ばれたら、先生に筆記試験の回答文と指定どおり書き込んだ楽譜を提出。それから指揮の実技用に書き込んだ楽譜の先生用のも渡します。で、自分用に書いたもう一枚の楽譜を持って前に。で、Foggy Dewという曲を、習った三種類のフェルマータや、自分なりの強弱、二つの自由なグループ分けを記入した通りに演奏するのです。歌い手は何も知らないから、指揮だけで表現する。

最初の1人が終わったところで、最後の学生が遅刻して到着。

私があれ・・・と思ったこと。
3人ぐらいの学生は、実技用の楽譜を一枚しか用意してなかった。指示文を注意深く読めば私でも二枚必要だとわかるのになぁ。一枚しかないから、一回は暗譜で振り、先生はやさしいので二回やらせてくれて、二回目は楽譜を見せてくれたりと対処していた。

もっと、えっ・・って思ったのは、その遅刻してきた生徒さん、筆記試験の解答を持ってきてなかった。なにそれってちょっと思ったかな。忘れたので後で渡しに行きますと言う。先生はこのテストの後、本番があり、そのまま公演旅行に出るから学校には戻らない。では、送ってもいいですか?って。もしかしてまだ書けていないのかなぁ・・とも疑ってしまう。先生は親切にも学生に自分の住所を教えていたけど。

まぁ、彼らにとって、この指揮のクラスはメインの専攻クラスではないのかもしれないけど、でも聞いたところによるとオルガン専攻の子にとっては大切な必修科目のはず。落としたら大変なはず。本当に真剣にのぞんでいるのかなぁ・・・とも少し思ってしまいました。

まっ、人のことはともかく。私の出番は最後から二番目。それまでに他の学生の指揮にあわせて歌いつつ、少し後悔もしはじめていました。なぜって、みんなとても簡単に作ってきていた。安全策という感じで。私のは一番ややこしかった。でも、考えてみたら、私は単位をとる必要もないんだし、経験のためにやっているんだから、安全策をとるよりは、より面白い実験して、挑戦するのがいいのかもしれない。先生の評価は、あとでメールで送られてくるらしく、どう評価されたかは分からないけど、ベストは尽くせたから、後悔はない。一生懸命準備してよかったと思えるだけのことはできたかな。歌い手たちもよく反応してくれたし。来期は1月12日から。

試験は11時ぐらいには終わり、先生は夜本番のカーネギーホールへだって。すごいな(^oo^;)

学生の1人がドーナツを差し入れてくれた。ってことで、ドーナツ持って地下のカフェに移動。はじめて全員でテーブルを囲んだ。教室の中の学生さんたちはおとなしいけど、先生がいなくなると、それぞれ活発に話しはじめる。これは日本と同じだ。ジョークとかを連発する子もいて、そういう面白さは授業の中ではあまり見えなかったので、楽しかったかな。

ただ、みんな指揮のクラスをあまり楽しんでいないらしく、不満もあったりするらしく、そういう話を聞くのはあまり楽しくなかったかも。なんとなく先生側からのサービスをもっともっと望んでいるというか、そんな感じがしたから。地味な努力をせずに、簡単に単位をとりたいとか、チマチマと学ぶためにここにいるというよりは、高い学費を払って、博士号というキャリアを得て、いい仕事を得るためにいるというか、そういう学生が多いのかもしれない。私とはまったくスタンスが違うので、とやかくは言えないけど、私はキャリアを得るためにいるわけでなく、学ぶことそのものがすごくすごく大切で、幸せな時間なので、なんか違うんだなぁ・・・と思った。

学生のうち2人は子持ち。これまで20代前半だと思っていた韓国人の女の子が実は30歳になっていて、18ヶ月の娘さんもいると判明。びっくり。そんな中で学校に通ってるだけでも、えらいなあ・・・とまた違った視点で見てしまう。韓国料理が大好きなの(^oo^)というと、アパートに招待するから手料理をごちそうしますと誘われた。もしかしたら年末にお邪魔することになるかも。メルアドの交換をした。

正午ごろまでみんなと楽しんで、来年また会おうねって別れの挨拶をすると、なんと、みんなもしかしたら次期のこのクラスを取らないかもしれないっていい始めた。ショックーーー(;oo;)(;oo;)それでなくても少ない人数なのに、ここにいる人たちが何人かとらなかったら、クラスが成立しないかもしれない。ってことは私が聴講させてもらうこともできなくなるってことだ。学生の中での噂によると、もしかすると、学部生たちの授業と合同になるかもしれないんだって。ただの予想だと思う。そうなったら人数も多いし、どうなるのかなぁ。学部生の授業は今は、月曜と水曜の二回、1時間ずつで行われているはず。なんか次期のこと、楽しみにしていたんだけど、不安が募ってきた。でも、私がどうすることもできないわけだし、心配しても仕方ない。もしなくなったとしても、今期させてもらった経験は消えないのだ。いい経験させてもらったことは変わりない。みんなにお礼をいってお別れ。

それから私はデリに移動。コーヒーをすすりながら、午後のホームでの音楽クラスに備えて、ジングルベルの楽譜を歌いやすい高さに移調。音が高いとみんな声が出にくいから。1時間弱で書き終え、地下鉄に乗り込んでホームに。テストから解放されて気持ちはめちゃ嬉しくて、元気いっぱいのはずだったんだけど、なんかちょっと吐き気がしたりした(^oo^;) 疲れているのね、一応(^oo^;) でもなんとか元気を振り絞って、駅からホームまでの道のりを凍えながら歩く。 30分ほど前に到着したので、模造紙に歌詞を書く作業。クリスマスらしくヒイラギやら星の絵も書き添えた。この挿絵がなかなか好評でした(^oo^)

二時半から1時間、前回のきよしこの夜の復習と、ジングルベル。デイケアセンターから楽器も借りてきて、スズやタンバリンも持ちながら歌ったので、けっこう盛り上がった。自己紹介タイムは、冬について好きなこと。クリスマスツリーを見るのが好き、子供たちが贈り物を受け取って喜ぶ姿を見るのが好き、寒さが好き、寒さが嫌い、などいろんな意見が出ました。来週、今年最後の音楽クラスがあるんだけど、もう一曲クリスマスの曲をするとしたらリクエストはありますか?と聞くと、ホワイトクリスマス、オーホリーナイト、ひさしく待ちにし、などが出た。ホワイトクリスマスはビング・クロスビーで有名なんだって。讃美歌じゃない方がいいし、これにしようかな。一週間しかないけど楽譜とか見つかるかな。探してみよう。

音楽クラスの後、寒い中、マクドでいつものアイスクリームタイム。イェバとはしばらく話してなかったし、一連のコンサート、テストも終わって、気分的にかなり解放されていたし、風邪のなおりかけで、まだ鼻声の中、いっぱい話してしまった。今回の経験で感じたこと、今日あったことなど。

その後、もう一度ホームに戻り、自分の部屋から出られない1人の入居者の人を2人で訪問。その人、すごく体重があって、重すぎて移動が困難。そのせいもあって、呼吸も困難。しかもこのホームに入ってから、人に運んでもらわないと動けないこともあって、運動不足になり、さらに体重が増えた。本人は動きたい、でも1人では動けない。そんなストレスがいっぱいの中、いつも前向きで明るい。人の話にも耳を傾けてくれる。私がワークショップの前後いろいろ悩んでいたとき、1人でこの人の部屋によく訪れて話を聞いてもらった。みんなが話している英語が分からなくて泣いてしまったといったら、次のときはテープレコーダーを持ち込んで録音するんだ、あとで聴きなおして、分からないことを質問するといいよって言ってくれたりした。久しぶりにその人とゆっくり話して、また元気が出た。合唱団に所属してコンサートにも出たこと、レッスンのこと、テストのことなど話したら、すごく喜んでくれて、君は後悔することのない充実した暮らしを送っているんだね、人生は明日終わるかもしれない、若いとか年をとってるとか関係なく、明日のことは誰にも予想できない、だからいつも後悔のない暮らしを送ることが大切だよって言ってくれた。本当にそうだ。

私にとっての後悔のない暮らしとは今の暮らしなんだなと、その人と話していて改めて思った。美術館を見て周ったり、美味しいものを食べたり、ゆったり過ごすことも大切だけど、今の私にとってはしんどくても知りたいことを本気で学んで、悩んだりすることはあっても、一生懸命苦しみつつ前に進むこと、それが私にとっての後悔のないここでの生き方なのかなと思う。

ま、とはいっても、本番もテストも一段落、しばらくはそんなに必死にならなくてもいい生活が送れるかな。

ホームからの帰り道、夜は何を食べようと考えていて、近所にあるスープキッチンで立ち止まった。買ったことなかったけど、一回ここで買ってみようかな。思い切って中に入る。高いのかなぁ。大きなサイズの本日のスープがパンつきで5ドルほど。よし、奮発だ。栄養たっぷりの豆が入ったスープ。すごく美味しかったよ。

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アパートに戻ったとき、お隣の作家さんが仕事してた部屋から出てきて、引越しはいつかとたずねてくれた。今週の土曜です、お世話になりましたと挨拶すると、君がここに住んでいてくれてとてもよかったよと言ってくれた。歌の練習とかうるさくしてすみませんというと、「いやいや、価値のある音をきかせてもらったよ」って。ありがたいなぁ。この人たち家族がお隣にいてくれて、いろいろ交流があったおかげで、本当に心強かった。その人が「こないだある記事を読んでいたんだけど、アメリカ人男性で、すごくクラシック音楽が好きな人がいてね。40代になって、マーラーの交響曲二番の指揮をしてみたいと思うようになった。彼はたまたまお金持ちだったら、今まで音楽経験もまったくなかったけど、自分ですべてを学んで、オーケストラを自分で雇い、エイブリーフィッシャーホールを借り切ってコンサートをしたんだよ。そしたら、それがえらく評判がよくて、プロの批評家からも評価された。彼は今ではプロの指揮者になり、自分のオケを持って各地をツアーしてるんだよ。僕はそれを読んでキミを思い出したんだ。キミの音楽へのアプローチもとてもユニークで、キミは音楽だけをやるためにここに来たんじゃないけど、今そうやって音楽的にも充実した暮らしを送っている。そんな君の生き方が好きだよ。またコンサートがあるときは、絶対知らせてね。できるだけ行かせてもらうから」。とても嬉しい言葉だ。心があたたかくなったよ。

そして、1人でスープ食べてたら、電話が。ワークショップで出会ったブルースだ。彼も前日に自分の合唱団の演奏会が終わってほっとしているところだと。私の最近の暮らしのことを報告。今年はムリかもしれないけど、来年また奥さんとも一緒に会って話ができるといいねと言い合った。1時間近く話していたかも。誰かと話したい気分だったときに、こうやって誰かから電話がある。神様のご褒美かな(^oo^)


今はもう火曜日。
火曜は聖書勉強会の日なんだけど、イェバのはからいでお休みにしてもらった。月曜の音楽クラスがあったんだから、今週は木曜の礼拝だけで十分よって。木曜はユージニアが礼拝を担当する。助けられるようにがんばろう。ってことで、今日と明日は完全休日だ。土曜の引越しに備えて、使わないものから荷物を詰めていこう。整理できていない楽譜の整理から始めようかな。本番が終わってもう使わないのをまとめておかなくちゃ。

図書館にも行きたいけどなぁ。時間あるかなぁ。YAの小説を久しぶりに読みたいなぁ。
by butakotanaka | 2008-12-09 11:45 | NY・留学