グループホームにご挨拶(^oo^)(^◎^)

たこぶのお父さんが亡くなるまでお世話になったグループホームに、土曜日、二人でご挨拶に行って来ました。

私は、亡くなる10日ほど前にアメリカに旅立ってしまったので、最期の10日間はいられなかったし、その大変な日々を本当に親身になってお世話してくださった館長さんをはじめ、夜勤を担当してくださっていた数人のスタッフとお話させていただきました。といっても、しめっぽくなることもなく、なんとなく楽しく、和やかに、あれやこれやとお話しました。

これで縁が切れるのは寂しいし、私達でお役に立つことがあったら、これからもお付き合いを。。。となり、昨年参加させていただいた敬老の日の集いで、また今年も歌いに行きましょうか。。。というお話に。うまく日程が調整できて、実現しますように。

この小規模なホーム、グループホームという形態は、世界の中でどのぐらい広がっているのか分からないけど、とても素敵だなと思う。今回、私は、アメリカに滞在中にお父さんの訃報に接したわけだけど、そのおかげというか、そのこともあって、アメリカの友人と親の介護生活について、たくさん話し合った。私がお父さんの話をすると、友人たちも自分たちの親の介護体験、亡くなったときのことを話してくれる。その中で、グループホームについての話は、多くの友人達の興味を誘ったようだ。いいわねー、そんなのがアメリカにももっと増えたらいいのに、と多くの友人が言っていた。

特に、認知症の人にとって、いわゆる、いろんな症状の人が混ざり合った中での施設入所だと、なんというか、たとえば、身体は不自由だけど、記憶や認知がしっかりしている他の入居者とうまくいかない場合があるという話も聞く。記憶が混乱して、時には少し興奮したりしてしまう認知症の入居者に対して、あまりいい印象を持たない他の入居者とトラブルになることもあると、どこかで記事を読んだこともある。そうなると、本人にとってももちろんつらいと思うけど、その家族もつらい。自分の親、連れ合いが、他の人に迷惑をかけている、嫌がられている、と思うことが、精神的にとても負担になると思うから。

認知症専門のグループホームは、確かにある一定の費用はかかるのだけど、上に書いたような問題がかなり軽減される。記憶や認知がしっかりしていなくて、興奮したり、同じ事を繰り返し言ったり、勘違いがたくさんあったりしても、それはお互いさま。認知症のレベルは人によってさまざまだけど、入居者の家族にとっては、今は自分の家族の症状が軽くても、いずれ重くなるかもしれない、迷惑がかかるとか、かけられるとか、そういう気遣いは少ない気がする。そのことが、精神的に本当に救われる点だなと思う。介護スタッフの皆さんも、認知症のことをよく知っていてくださって、何か1つのことにこだわり続けるときに、うまく気持をそらすこと、気分が変わることを提案してくださったり、安心させるような出来事をもたらせてくれたりする。

私やたこぶは、お父さんが最期を迎えようとしていた時期、夜の時間帯に付き添っていることが多かったのだけど、特に夜の時間帯は、入居者の人たちも不安が募ったり、誰か一人が不安定になると、それが他の人に伝わってしまったりすることもありがち。それを夜勤担当のスタッフが、本当にうまくみんなの気持を平和な状態に、まとめてくださる、そして、ほぼ毎日、嘘のように、本当にびっくりするぐらい、静かな、スヤスヤとした寝息が各部屋から聞こえていた。10~12人程度が1つのフロアーに住み、フロアごとにリビングがあり、台所では食事を作る音が毎日聞こえて、お風呂があり、トイレが複数あり。。。本当に1つの大きな家、1つの大きな家族という感じ。

数年前までは、このグループホームに入居しても、医療施設ではないので、亡くなるときには病院で、あるいは医療を兼ね備えた施設でというシステムだったらしいけど、去年あたりから政府の後押しもあって、グループホームでも「看取り」をという動きになってきていたらしく、たこぶのお父さんは、このホームでの看取りの初めてのケースとなった。その意味でもお父さんはとても幸せだったと思う。医療設備は整っていても、お父さんのことを知らない人ばかりの病院ではなく、お父さんが元気だった頃を知ってくださっているホームで、私達家族がいないときも、家族のように、部屋に入り、話しかけてくれて、心を込めた介護を最期までしてくださった。

毎日何時間もホームで過ごした数日間。しんどかったという思いはなく、変な言い方だけど楽しかったし、温かかった。スタッフの皆さんとの会話で、和んだし、癒されたし、励まされた。それぞれ、いろんな考え方を持っている人たちと、いろんな話ができたのもとてもよかったと思う。

家族が違えば、その数だけ考え方があって、どんな大変でも最期まで自宅で。。。という考え方ももちろん素敵だと思うけど、私達家族の場合は、このホームに入れてもらって、介護を手伝っていただいたおかげで、家族も笑顔でお父さんに面会に行けたし、自分たちの生活も守らせてもらえた。入居前、一時かなりしんどくて、追いつめられていた気持が、入居したことでどれだけ軽減したか分からない。

無理しすぎたらあかんねんなー、誰かに手伝ってもらうこと、家族じゃなくて、そのもう少し外側にいる人達にも頼ることって、勇気がいるし、思い切りがいるけど、今の世の中、核家族が増えて、負担も重くなっているし、とても大切なことなのかなーと、今回の経験を通して学ばせていただきました。
ホームのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
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by butakotanaka | 2013-08-12 08:50 | 日常生活