シルバーコーラスの本番が終了(^oo^)

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指導しているシルバーコーラスの一年に一度の舞台、東大阪市民文化芸術祭が、先週の金曜にありました。
皆さん、素晴らしい演奏で、前で振っていて、とても幸せな気持ちになりました。

多いときは55名ぐらいが舞台にのったこともあるのだけど、今回は、体調がよくなかったり、旅行と重なったり、ご家族の不幸があったりで、今年は45名足らずが舞台にのりました。

我が団の名物、大正ガールズこと、大正生まれのお三人のうち、一人は、昨年の秋に同居しているご家族の入院があったり、ご本人の体調も安定しないことから、お休みされていて、本番ものれなかったのだけど、当日はお嫁さんが付き添って聴きに来てくれました。そして打ち上げにも来てくれて、みんなと感動の再会。これからの練習にまた復帰できるかもしれないとのこと、なによりです(^oo^)

今回は、私達関係のお客様も何人か来てくださいました。所属している森ノ宮ライゼコールからもテノールがお二人来てくださり、ピアノの生徒さんもご家族を連れて来てくれたり、それから、昨年から指導している教会聖歌隊に加わってくれた方(前にこのブログで紹介しましたね)も、来てくれました。終わった後に、楽屋を皆さん訪ねてくださり、全員を前に感想を言って下さったのだけど、私達の歌声が胸に響いたと言ってくださって、とてもとても嬉しかったです。

身内の自分がいうのもあつかましいけど、この団には、本当に不思議なパワーがあるなと思います。
今年で結成14年。創成期のメンバーは少しずつ年配になってきたり、悲しいけど亡くなってしまった人もいるし、病気になって来られなくなった人もいます。でも、その穴をうめてくれるように、60代の新しいメンバーがここのところ、次々に新しく参加してくれていて、こないだのオリンピックじゃないけど、いい感じで、ベテランと若い世代がミックスされています。それがとても素晴らしい。

シルバーコーラスというと、どちらかというと昔懐かしい唱歌なんかのよく知っている曲を、毎回たくさん歌いますーという歌声の会的な集まりをよく見かけるけど、私はそういうのは苦手なので、あえて、この世代の皆さんに若い世代の歌もいとわず選びます。今回も、三曲のうち、坂本九の「上を向いて歩こう」だけは昔なつかしのだったけど、他の二曲は、松任谷由実の「春よ来い」と岡村孝子の「夢をあきらめないで」。めちゃ新しい曲というわけではないけど、この世代の人たちには、かなり困難なシンコペーションのややこしいリズムが満載。

最初のうちは、そのリズムに歯がたたず、皆さん苦労していたし、こんなん無理ーという泣き言も聞こえてきました。いつも本番のための選曲をするときは、一種ギャンブルというか、あまり簡単なものを選びすぎても、途中で飽きたり、だれたりしてしまうし、難しすぎると、本番までに間に合わず消化不良で終わってしまいます。めちゃがんばって、最後の最後に間に合って、気持ちよく歌えたよ、まさかここまでできるとは思ってなかったなー、とこのぐらいが絶妙のバランスなんですが、そんな組み合わせで曲を選ぶのがとてもむずかしいです。

いつもいつも、本番の一ヶ月前とかになってもまだすっきり歌えてないと、あー私は選曲を間違ったのか、みんなに負担をかけすぎたのかな。。。と反省モードも出てくるのですね。

でも、こうやって14年やっていると、みんなの根性も座ってきたように思えます。それぞれがベストを尽くして、いやそれ以上を尽くして、一生懸命がんばってくれているのがいつも伝わってきて、指導冥利に尽きるのです。昨年の12月初めに練習音源を配布して、そのあたりから音を覚えて、覚えたら本番前一ヶ月には、めちゃ大きな字で縦書に印刷された歌詞だけの用紙を配り、本番はそれを見て歌います。その頃には、歌詞さえあれば、リズムも音も浮かんでくるようになっていなくてはならず、でも、そのハードルを皆さんはしっかり毎回越えてこられるのですね。感心です。

ぎっくり腰になって落ち込んだけど、寝たきりの間、何度も何度も音源を聞いて逆に集中練習になりましたという人、肋骨にヒビが入ったのだけど絶対出たいから、痛み止め飲んで、コルセットして練習本番を乗り切った人、歌詞を覚えるのに何度も何度も紙に書きましたという人、足が不自由で歩くのも痛かったり大変だったりするけど、出るのをあきらめず、周りの人をうまく頼って(これって時々難しいですもんね)、本番に出た人、そしてその人は、みんなにお世話になったからと、全員に手焼きのクッキーをプレゼントしてくれました。

私の耳には入ってきていない、もっともっといろんなストーリーが一人一人にあるのだと思います。

シルバー世代の初めの頃は、旅を楽しんだり、自分でいろんなところに行けたりするけど、だんだんさらに年齢を重ねてくると、遠出ができなくなったり、家族の介護があったり、いろんな事情で、楽しみをたくさん持てなくなる人もいて、月に二回のコーラスの練習が、人生のとても大きな支えになっている人も、オーバーでなく、何人もおられるようです。そして、今でも元気でどこにでも出かけられる若い世代の人たちにとっても、そんなシルバーのベテラン世代の人たちが、いつまでも元気で生活し、大好きな歌を楽しんでいることが、とても素敵なシルバーライフのお手本になって、自分たちもこれから先ずっとこんな風に音楽を楽しんで生きていきたいと、希望を持って見られるようです。だから、そんなベテラン世代の人たちを喜んで助けてくれるのだと思います。

若い世代だけがベテラン世代を助けるわけではありません。
大正ガールズで今回出演したお二人は、本当にお元気で、「先生、何か持ちましょうか?」「手伝うことはありませんか?」と声をかけてくださるし、他の足が不自由な方に声をかけて、支えてくださいます。ここまで来たら、少々年上とか年下とか関係なく、たまたま不自由なところが少なく年を重ねて来た人が、たまたま不自由なところが出てきてしまった人たちを支えるという感じかなー。

心に響く演奏って、いろんな要素が組み合わさってできるもので、計算してできるものではないし、気持ちだけでも足りなくて、覚えるだけでも足りなくて、大きな声がいいのでもなくて、やっぱり、日々、地道に発声や発音や響きや呼吸など、基礎的な技術にみんなが一生懸命出来る限り取り組んで、その上でこの素晴らしい人たちのこれまで歩んできた人生経験やお人柄がスパイスとして最後に加わって、はじめて完成するのかなーと思います。

うちの旦那様(^◎^)も打ち上げで、「ここの団で歌うときに心がけることは二つで、一つは間違わない、で、もう1つは泣かないことなんです」と言っていました。それほど彼にとっても、一緒に歌っていて気持ちよく、感動を呼ぶ、魅力的な団なんだろうと思います。

そんな団体を指導させてもらえるなんて、私はなんて幸せなのでしょー(^oo^)

本番までの道のりは決して簡単なものではないけど、登る山が高いほど、超える壁が高いほど、やりがいがあるってもんですからねー。

これからもこの素敵ないとなみが、できるだけ長く続いていくといいなーと願います。

本番のステージの上では、指揮台に立ちながら、もうめっちゃ楽しかったし、
打ち上げでもみんなと美味しいもの食べて、おしゃべりを楽しんで、全員が無事にここまで来られたことに感謝しました。素晴らしい一日でした。

さすがに翌日は、魂が抜けたように疲れていて、夕方からの合唱団の練習でも半分死んでましたが(^oo^;)

日曜は気を取り直して、ピアノの練習。
そして、明日はまたピアノのレッスンです。

生徒さんのおさらい会も近づいてきて、なんかよくなっているのか、あまり変わらないのか分からないけど、よくなっていると信じて、練習してます。最後は気持ちやからね、そこんところ、自分にも言い聞かせなくては。


時々、自分が指導なんてしててええんか?と自信を失うこともあるんだけど、こうやって本番があって、指導している人たちの幸せそうな笑顔を見ると、やっててよかったな、これからも続けていいのかな、と救われる思いです。感謝。
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by butakotanaka | 2014-03-10 17:54 | 音楽・趣味