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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

イベント2日目はアジア協会で。

今日はマンハッタンということと、昨日よりも半時間早く始まったので、10時には帰宅しました。今、12時になろうとしてます。英語のメールを書くのに思いのほか時間がかかってしまいました。話がややこしくなってしまって(-oo-;)

今日は、なんだか昨日集中して話を聴きすぎたのか、やっぱり疲れていて、ラジオ番組をもう一回聴くのもしんどいので、たこぶと待ち合わせしてメッセンジャーデートしました(^oo^)話したいこともあったし、なんだかほとんど二時間丸々話して、だいぶすっきりしたかなぁ・・・と思ってたんだけど(^oo^;)

朝書いた日記の根幹というか、その底には、昨日出会った一人の人に対する私が感じた雰囲気があるんですね。正直に書くと。ライターだという彼女にだいぶ話しが続いた後「お名前を伺ってもいいですか?」と聞いた。彼女はちゃっかり用意していたというか、多分いつも持ち歩いているんだろう自分の経歴と最近出した本の内容を書いたチラシをくれた。これが私よって。そこまでで落ち込む私じゃないんだけどね。でもって、私が自己紹介を自分からしなかったのが、きっと悪いだと思うんだけどね。そう、彼女はイベントが終わるまで、私の名前を尋ねることはなかった。これだけじゃなくて、なんというか、最初私が日本からのファンでと聞いて、ブライアンに彼女を紹介して彼女も直接話をしたあたりはよかったんだけど、途中で私の仕事を聞いてきて、私がまぁこんなことしてますみたいな返事をしたんだけど、なんというか、彼女がだんだん「退屈」に感じてる気がしたのね。私の愚図さにというかね。というか、よくわかんない(^oo^;)

これはとっても伝えにくい雰囲気の問題なんだけど、「あっ、価値のない人」ってある瞬間から見られた気がしたんですね。私、きっと。自分でも意識しないままに。そのときすぐには落ち込まなかったもん。で、それからゲストのすごい人たちを見て、私って何やねんって考え始めたんだと、今日になって頭の中の記憶を整理してる間に思った。平和な暮らし大好きなんだけどね。いや、こっちでは、アイデンティティってのが大切なんだなと。みんなものすごく大切にしていて、その重たい部分は仕事や活動なのかも。で、主婦になり子どもができて仕事を持たなくなり、ただの妻になったとき、日本人の私が想像する以上に自己喪失気分になるのかもね。アメリカの人っていうか、特にNYの人って。だから、そうならないように必死で仕事を続け子どもを作らない人や、子どもを作っても働き続ける人が、日本よりも多いように思えるのかな。

午後、歌の練習しようと思ったけど、エネルギーが足りなくてできず、出かけることに。なんだか綺麗なものに目を向けたくて、家の近くの公園で、並木道とタンポポの写真を撮影。皆さんにもおすそ分けしましょう(^oo^)

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そうだ。私はきっとビタミンが足りないんだ。こういう日は予算をあまり気にせずに、デリでサラダだ!ということに。

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これで5ドル弱ってところ。私にとっては豪華だ。これを食べながら、新聞を読みながらゆっくりとランチ。今日は少し早めに行って、スミスさんと日曜の予定を確認しあうことになってる。

三時過ぎにスミスさんに会いに学校に。銀行に用があるというので、ついていきつつ話をする。その後、ホテルにある小さなカフェへ。銀行に行くまでの間、彼女の話も聴き、私の方も色々今日の気持ちを説明してみる。

少し驚いたことは、彼女は教会で、少しなんというか、人を見積もる目みたいなものを感じることがあるそうで、私がその話をしたら「教会で誰かに何か言われたの?」と尋ねてきたこと。いや、教会ではよくしてもらってまっせ。彼女が「実は心配してたのよ。うちの教会で過去に日本人を見たことがないのね。一昔前まではアジア人がたくさんいた地域なんだけど、ここ数十年でえらく金持ちが集まる地域になってしまって、アジア人にやさしくしてくれるのかが少し心配だったの。あなたがみんなに入り込んでいるってのいうのを聞いて、実は嬉しかったのよ」だって。そっか心配してくれていたんだ。この人豪快系に見えるので、細かい気を使わないように見えて、やっぱなんというか黒人女性として苦労を知ってる人なんですね、きっと。「何かそういうときは楽しいことをしたり、考えたりしなくちゃね!」とカフェへ。私はアイスクリームを食べてしまいました。チョコ付きの。めちゃうまかった。そのカフェで知り合い数年来の友達だという、スミスさんのお友達にも遭遇。私も紹介してもらって、3人で少しお話。

クラスが始まる時間なのでお別れをいい、日曜に会う約束を確認。クラスは今日も前半の一時間だけ出席した。今日は、今までほとんど話したことがなかった日本人のYと授業前に廊下であって、はじめて色々と話した。授業中はずっと下を向いて寝ているようなしぐさの彼女なんだけど、休憩時間にあったら、すんごく素敵な笑顔で少し驚いた。いや、やさしくて繊細な人だとは思ってたけど。話せてよかった。今日は授業の内容が盲人についての話だったので、障害者について。先生の見方、考え方には少し私が納得できないことがあっていつもよりもたくさん発言した気がする。先生は「目が見えなくなったら自殺するかも」とか「障害者には自分勝手な人が多い」とか言う。そうかなぁぁぁぁ。

私は仕事の関係で多くの障害者とあってきたけど、普通の人にもわがままな人や変な人はいるので、障害者の中にいても当たり前だと思うようになりました。それに、もちろんどこかが不自由なのは、そんなに楽なことじゃないけど、特に中途障害は大変だけど、生まれ持ったものってのは、そんなに可哀想でみじめなのかなって反論したくなります。その子にとっては、それが自然なんだし、その中での幸せ感があるでしょ。「目が見えなければ自分の子どもの顔が見られない。こんなに不幸なことはない」と先生が言ったけど、生まれ持って見えないお父さんなら、そう思うかな。色々考えさせられた今日の授業でした。

う・・・なかなかイベントにいかへんな(^oo^;)
そんなこんなで早退したあとはバスにのって会場のある70丁目に向います。元気だぞって思おうとすればするほど、そんなにも元気じゃなくて、考えてる自分がいるんですね。別にワンワン泣きたいとかそんなんじゃなくて、ほのかな憂鬱ってやつね。私、もしかして定期的にやってきてるんかもね、こういう気分。外国に住んでることの副作用かもね。あははは。っていうか、刺激の多い生活送りすぎかもね。

アジア協会は立派な建物でした。70丁目とパークアベニューの角にあります。早めにつきすぎるとあかんなぁ・・と思いつつ、30分前の6時についた。昨日は準備ができるまで待って、一般の人と一緒に入った。今日もそうだろうなって思ってた。入り口には人だかりだ。「列はここ」というロープみたいなのまで張ってあった。入り口にスタッフがいたので、私は名前を告げた。招待者リストみたいなのに載ってたので、一般の人たちは入れないのに、私は先に入ることができた。中に入ってみて、昨日との違いに驚く。ちゃんとしたホールやん(^oo^;)いわゆるホールでした。200人ぐらいかなぁ、キャパは。ステージの上にブライアンで、パネリスト四人の席。前列2列は予約席となっていて、えらい人の席のようで、私もそこに座っていいと案内されたんだけど、もうすでにえらいおじさんやおばさんたち(いや、自分もおばさんなんだけどね、要するにちゃんとした身なりの人たちね)が、10人近く座ってました。恥ずかしいので私は3列目に。

っていうか、そこに行き着く前に、通路を座席に向って歩いてた。リハしてる様子を見ながら。リハが一段落したとき、ブライアンがこっち向いたので、一応手を振ってみる。今日は舞台に照明が当たっていて客席が見えにくそう。それでも見つけてくれて、親指をあげて合図してくれた。で、それで満足した私がまた歩き始めると「ぶたこ!髪の毛切ったの?」と声かけてくれた。舞台の上から(^oo^;)私髪の毛をまとめてたんですね。今日。それで「ううん」といいつつ、後ろを向いて頭を見せる私。ちゃんと言葉で説明しろよって(^oo^;)髪の毛をまとめるってのがすぐに出てこなかったのだ。あーーと納得され、それで会話は終わり。

なんとなく憂鬱気分を見せたくなかったので、上手にある司会席から遠い、下手側の座席に腰掛けた。しばらくしたら、ブライアンが階段を降りて客席に向ってきた。きっと、前の席のえらい人の誰かに話があるんだろなって思った。後で聴いたら、このリハの前にボードミーティングなるものをやってたらしく、そのためにおえらいさんが集まってたみたい。しかし、ブライアン、そこを通り過ぎて歩いていく、どこいくのかなぁ・・って思ってたら、なんと私の横に来た。え(゚oo゚)?なにこれ。

思わず立ち上がり握手。わざわざ挨拶しにきてくれたのかな。光栄だ。と思ったら、そのまま横の席に座った(^oo^;)えっ?と思ったら
「一分だけ彼らが今度呼ぶまで話そう」だって。多分一分よりも長かったと思う。2-3分あったかな。まず彼の方から「ゆうべのことを聞かせて」ときた。私が「あの、夕べ帰ったメールとその後感想メールと送ったのは読みましたか?」というと「短いのと長いのだね。読んだよ」と返事。ちゃんと読んでるのね。んじゃ、それ以上に何を?このあたりで、私は強く感じた。やばいっ、私、暗いムードかもしだしてたのかも。笑顔で挨拶したつもりやったのに。その暗いムード心配して来てくれたとしたら、この人、やっぱ相当の人格者ですね。

こうなったら白状するしかありません。アイデンティティについて、夕べから考え始めて頭を離れない。ここに住む人たち、出会う人たちがとっても毎日充実した忙しい生活を送っていて、とってもプライドを持って生きていて、そういう人たちから、あなたは何をしてるの?これからは何をするの?と聞かれたときに、自分の存在が無だとかとても小さなものに感じる・・・と、つたない英語で説明した。もう自分でも情けないんだけど、言いながら目に水がどんどんたまっていくあるよ(^oo^;)落ちるまではいかないけど、多分わかってしまったと思うなぁ。

ブライアンは「何をいうんだ。君のSPIRITは素敵じゃない」みたいなことを言ってた。それに、「ここには、自分にプライドを持ってる人は多い。そのプライドが時には過ぎてしまうこともあるよね。」てな感じで、何度も何度もいろんな言葉を重ねて慰めてくれた。仕事前に悪かったなぁ。話の途中でスタッフから呼び出しがかかるまで、ずっとそんな話をし続けてくれた。

落ち込みつつも「私って幸せもんや」と感じた私なのでした。
イベントそのものは、今日は経済の話が多くて、正直ちょっと難しかった。来てた人も経済書の著者や、ワシントンポストの中国駐在記者、アジア協会の会長さんとかそんなメンバー。またまた私は隣に座った人とお友達になりました。
彼女は、元々ボランティアでESLの先生をしていたそうです。移民のための無料の英語学校の。でも、テロの後、移民が次々に強制送還される事態が続いて、生徒が減って、多分先生の数も減ったか学校自体がなくなったかで、今はもう働いてないんだって。そういうわけで教育にとっても関心があると言ってました。

私が英語を勉強していてラジオを聴いて日本でも勉強しているといったら、その話にも興味を示してくれて、いい話し相手になってくれました。
最近インドへの旅行から帰ったばかりなんだそうです。彼女の表現の中では「あなたのアクセントはとってもいいわね」と言われました。アクセントがいいって言い方は、日本人には馴染みがないですよね。そっか、アクセントがいいっていう言い方するんやぁ。とにかくほめられたようで喜んでおこう(^oo^)

今日は普通のホールみたいやから調整室は上の方にあり、スタッフとはほとんど言葉を交わせなかったなぁ。入り口近くにいたリサにだけ最後バイバイって言えたけど。あとリハをしてるときに、ジムやプリヤが手を振ってくれたけど(^oo^)

多分前の方に座ってたえらいおじさんたち、私のこと何者やねんって思ってたやろなぁ。今日が昨日と違ってたのは、ブライアンの扱いもすごかった。昨日は何もかも進行の説明も含めてブライアンがやってて、すごくアットホームなムード。でも今日は、多分WNYCの社長さんとかそんなえらい人が最初に出てきて、「今日のホストである彼は・・・・」と、いかにブライアンが評判のホストかを説明し、最後に名前を読んで紹介し、拍手に迎えられて登場するという具合。えらい扱いですね。昨日とえらい違いや(^oo^;)昨日行っておいてよかったかも。両方の雰囲気を知ることができて。

お隣に座った方と駅までご一緒して、メルアドと電話番号を交換してお別れしました。別れ際に「あなたの声、ラジオで聴けるの楽しみにしてるわよー」と言われたな(^oo^;)

考えてみたら晩御飯食べてないやんってことで、近所の中華で今日は米麺入りスープを買って帰りまして、部屋で半分食いました。そっか、お腹空いてたんかな。そやそや。ってことで、このまま心配かけてはいけないと、必死で考えを整理したメールをブライアンに出し終わったあと、この日記にかかっているアホなぶたこです。ほんま、よれよれやな>自分。

おっと、書いてる間に再放送の時間午前1時になったがな。明日は金曜だけどレッスンがお休み。練習はするかもしれないけど、ちょっと午前中はゆっくりしようっと。


ではでは、おやすみなさいっ(^oo^)/~~~
by butakotanaka | 2005-04-28 23:56 | NY・留学