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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

新学期を迎えるドキドキ・・・。

金曜のブライアンの番組で・・(といっても、ホストのブライアンは夏休み中なので、ゲストホストのベスによる番組だったのですが)、九月から新学期を迎える学校現場の教師、親、そして子供のことを取り上げていました。日本でも子供がはじめて学校にあがるとき、親も子供もうまくクラスに溶け込めるのかドキドキするし、多分受け持ちの子供たちと初めて向かい合う教師も、きっとナーバスになるんですよね。アメリカでも同じなんだなあ・・・と思いました。

ベテランの先生を一人ゲストに迎えて、彼のアドバイスと共に、リスナーの中で教師をしている人たちからの相談も色々寄せられて興味深い内容でした。私が聞き取れた範囲で、面白かったなって思ったことや、参考になるなぁって思ったことを、箇条書きしてみたいと思います。


・教師が子供たちに、「休み中、どこに行ったの?」とたずねることから会話を始めるのは、楽しいトピックではあるけれど、公立学校などでは、悲しいことだけど、貧富の差が激しいという現実も否めなくて、その差と向き合わせてしまう危険もある。とっても豪華に海外で過ごしたという子供もいれば、どこにもいけなかった子供もいるかもしれない。なので、どこに行ったということだけでなく、たとえば「これから行ってみたい夢の場所」とかいう題名でお絵かきをさせて、それについて話してもらうというのも、効果的なトピック。


・学校が始まる日。みんなが神経質になってるはず。私(ゲストの先生)の経験の中でも、始まる時間ひとつをとっても、朝7時半からもうすでに現れてしまう親子もいるし、ずっとずっと遅れて現れる親子もいるかもしれない。そんなギャップを気にせずにすむように、初日の授業の内容は、何か個人で向き合えるようなもの、たとえば、お絵かき、読書などがいいかもしれない。


・子供が学びやすい環境にするには、教師自身がやりやすい環境にするには、ムードつくりも大切。どんな色合いで教室を統一するのか、どんな小物を置くのか、いろんな参考になる本が出ているので、そういうものを見ながら、環境を考えることは大切なこと。


・私立と公立で、生徒たちの出来が違うとか、経済状態が違うとか言われている。本当の部分もあるけど、そうでない部分も実際はある。今、NYでは私立学校の数が、希望している子供の数よりも圧倒的に少ない。なので行きたい子供が全員行けていない。そうなると、経済的には行けるだけのものがあるんだけど、やむなく公立に入るという子供が増えている。

すると、本当は私立に入れたかったほど教育熱心な親が、公立学校のPTAとしてたくさん存在するという状況が成立する。こんな親たちは、公立学校を少しでも質が高いものにしようと、かなり一生懸命。教師や学校に対するチェックも厳しく、実際そんな中から公立学校の質が上がってきているところが多いのも事実。


・親にお願いとしては、休み中、少しでも変わったことがあったら、学校側、あるいは担任教師に知らせてほしいということ。どんな細かいことでもいい。たとえば、大切な友達が引っ越した、親戚が誰か亡くなった、子供自身が小さなものでも怪我をした、病気をした、入院を経験した、などなど・・・・。こんな子供の休み中に起きた背景を知ることは、教師にとってはとても大切だから、ここは親の協力が必要。

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私がメモできたのは、これぐらいです。
当り前のこともあるけど、へぇぇなんて思うこともありました。
日本の学校で始業式の日に、早朝に学校に現れてしまうって人や、逆にものすごーく遅刻するって人は少ない気がするなぁ。そこらへんが文化が入り混じった人種が違う人たちが混在するNYならではなのかもなぁなんて思いました。

確かに休み中にどこにいったの?と尋ねるのは楽しい話なんだけど、経済の差を浮き彫りにしてしまう危険があるなぁ・・とも思いました。


アメリカ人でもこの学校が始まる日というのは、緊張するんですね。
教師にとってもこの日を迎えるのはドキドキなんですね。
なんだか身近に感じました(^oo^)
by butakotanaka | 2005-08-22 13:19 | 英語・学校