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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

雷怖いぃぃぃぃ(;oo;)(;oo;)

皆さぁぁぁぁん、ただ今、嵐です(^oo^;)(^oo^;)
めちゃ天気悪いですぅぅ。雨降ってます。風吹いてます。えらい雷なってます。めちゃ怖いです。三階にあがったら、ネコたちも震え上がっておりました。この週末のええ天気はどこいったんでしょね。早くやんでほしいなぁ。

今日は、午前中いっぱい使って、昨日とおとつい、ブライアンの番組であった特集についての記事やら文章を読んでました。

1つは、My Name is Rachel Corrieというお芝居の話。
レイチェルというのは、ワシントン出身のアメリカ人で、2003年3月17日に、イスラエルのガザ地区で、イスラエル軍のブルドーザーの下敷きになって亡くなった女性の名前です。平和活動家。23歳だったそうです。彼女が仲良しにしていたパレスチナ人医師の家をつぶそうとしていたブルドーザーの前にたちはだかり、土の山の上に乗り、ブルドーザーの運転手の目の前の高さで阻止の意思を示したんだけど、その運転手は、それでもかまわず彼女をひき殺した・・・という話。いや、イスラエル側からだと「不幸な事故だった」ということになるんでしょうが。

彼女の言葉の一部がここで読めます。
ブライアンの番組のブログで紹介されている反響メールはここです。ここから、ラジオでやったときのリスナーからの電話コーナーや、ブライアンが週末に別のニュース番組で流したコメンタリーへもリンクがつながってます。

このお芝居は、彼女自身のメールや日記の言葉からの引用だけで語られたもので、すでにロンドンでは大ヒットしたんだそうです。今回NYでの上演となり、日程も決まっていたんだけど、その初日となるはずの先週、「延期」が決まったんだそうです。その延期の理由が問題となってるみたいです。どうやら、その劇場(進歩的な作品を上演するので有名な劇場だそうです)を資金援助しているパトロンたちが、主にユダヤ系の人たちで、イスラエル寄り。そのパトロンたちに、事前に上演を打診し、賛成が得られず、そのせいで延期したのではないか。延期といってるけど、じゃあいつからやるかともはっきり決まってなくて、このまま中止になるかもしれないらしいんですね。

劇場というものは、地域のコミュニティのためのものなのか、芸術そのもののためのものなのか。そんな議論もあるようです。パレスチナ問題になると、難しいですね。私も、よくわかってないです。本当のところ。深いところ。いつもわかろうとするんだけど、やっぱり難しい。

議論や紛争が起こりそうなことは、事前に避けた方がいいのか、避けるというよりも、事前にコミュニティの人たちに「説得」が必要なのか。それとも、その上演を見ずして評価を下せるわけがないのだから、上演してみて、その反応を見ながら議論を重ねていくべきなのか、こういう難しい問題を取り上げるときってのは、どうするのがいいんでしょうね。私にもよくわかりません。

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もう1つは、日本でも少し伝えられている新しい移民法の問題ですね。
下院で承認を受けて、昨日上院でも承認されたようです。

違法移民を使っている雇い主に対する厳罰処分、一番多いとされるメキシコからの違法入国を防ぐための長い長いフェンスの設置というのが、元々の下院の案だったそうです。で、今回、大統領の修正案を加えられた。それがゲストワーカープログラムとかいうやつ。とにかく、今、違法で滞在している人も、みんな届け出てくださいというもの。過去に犯した罪はうるさく言わないよと。で、6年働く権利を与えましょうというもの。その間に市民権を優先的に取れるように計らうから、英語を勉強し、努力して取得してください。・・・と、私の理解するところそんな内容だと思うんですね。

昨日、番組に移民の人たちからの電話がかかってきてた。「僕らは犯罪人じゃない」「僕らは無知でも教育がないものでもない。私はこうやって英語を話している。バカじゃない。ゴミ扱いしないでほしい」「私は六歳のとき、家族と一緒に船で海を渡ってきた。私たちは一生懸命働いている。税金も払っている。私たちはここアメリカに貢献している。そんな私たちにひどいことをしないで」「国内のマクドナルド、どこを探しても、僕たち移民労働者が働いている。アメリカ人がしたがらない仕事を僕らが一手に引き受けてるんだ。僕らの貢献をわからず、どうしてこんなひどいことをするのか」

と、今回の法案に反対するものばかりでした。大統領の提案の、一旦届け出て6年働く権利を得るというのに、「可決されたら届け出ますか?」と聞いても、そうすると言った人は誰もいなかった。

この法案って、違法で今まで働いてきた人に、合法労働者になるチャンスを与えることにもなるのかと思ったけど、問題はもっと複雑なんですね。この法案が実行されたら、これからも毎年何十万人もの外国からの労働者をその「6年」という期限付きで受け入れるらしくて、共和党の間でも意見が対立しているとか。

一体、ええんか、悪いんか、ようわかりません(^oo^;)(^oo^;)
新聞記事をいくつか読んでみると、届け出られる職種と、会社とかで働いてるんじゃなくて、お手伝いさんとか家庭教師とか子守りとか個人ベースで働いている人とかで、かなり状態が違うとかそんな話も出てました。

日本人の私にとって、元々違法だとわかっていてその国に入り、そこで働いてはいけないとされている中で、それでも働いてお金を稼ぐ、それを何年も何年も続けるというのは、最初は理解に苦しみました。今でも、そんなにわかってないかも。それでも、少しだけでも外国に行った経験があり、そこで不法滞在しながら働いている人たちと話したことで、こんな生き方もあるねんなぁ。理屈で割り切れない、わかっていて見過ごされていることっていうのがあるねんなぁって思いました。違法ってことは、悪い人やねん!っていう単純な話ではないんですよね。だって、建設業界とかだと半分ぐらいがもう移民の人たちの労働力に頼ってるという話もあるし、それが何年も続いてるわけで、なんか、ようわからん状態になってるって感じ(^oo^;)(^oo^;)

他人事だと笑っていられないんですよね。日本も。
今だって、違法滞在しながら働いている人たちが、日本にもある程度の数はいるわけだけど、これから、もっと受け入れていくという話もありますよね。看護婦や介護の職種で。それがもっと広がっていったら、「移民の人たちが低い賃金でやる、日本人がやりたがらない仕事」ってのが、できてくるんかな。マクドで働くことや、皿洗いの仕事、掃除、そんな仕事は、誰もやりたがらないの?なんか、変やなぁ。職種によって人種が決まってくるなんて。

それから、彼らが何もいえないのをいいことに、雇い主があまりにも低い賃金で雇うから、もしアメリカ人で、たとえば高卒の若者なんかで、教育があまりなくて、肉体労働もやってもいいって人がいたとしても、その余りにも低い賃金では働けないから、そんなアメリカ人の若者の職の機会も失ってると責める人もいるんだそうです。

これは本当にややこしい、難しい問題ですね。
外国で起こってることなので、肌で感じることは難しいけど、これからもどうなっていくのか、見守っていきたいなと思います。
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で、日本のこと。
何人かの人もすでに書いてるけど、小学校での英語教育。
週に一時間かぁ。担任教師とネイティブスピーカーのアシスタントと組でねぇ。

よく言われることが、まずは日本語教育をもっとちゃんとやれってことで、これには賛成です。
でも、私が一番気になるのは、教師側の問題。

中学で教えるのと一番の違いは、小学校の場合、担任が基本的に全教科を教えられるという条件が必要なことですよね。この担任が全部教えるのって、もうそろそろ限界なんじゃないかなぁ。

まだ幼稚園が終わったばかりの低学年の場合、担任が親がわりみたいになって、性格とかを把握した上で、どんな教科の時間も、同じ先生に教えてもらうという安心感が必要なのかもしれないけど、中学年や高学年ではどうなんやろ。

いくつかの小学校では増えてきているけど、特別な教科は専任教師がいるのが自然な気がするなぁ。音楽、美術、家庭科、体育、そして英語など。もしかしたら、高学年なんかは、国語・算数・理科・社会だって、専門の先生が、その教科をいかに充実して教えるかに集中したら、いい授業ができるような気もするなぁ。

一人の担任の先生に習うメリットとしては、私がNZにいたときのホームステイマザーの話が思い出されます。小学校の主任教諭だったそのステイマザー、いろんな教科を関連づけて教えてた。1つの場所を見学に行くって決まったら、その目的に関連づけて、社会科的に、理科的に、国語的に、美術的に・・・と、いろんな教科にそのネタを持ってくる。今、日本の学校でもこんな試みは、きっと行われているんだろうけど・・。そうなると、一人の先生が融通きかせて1つのクラスを教えるというメリットはありそうですね。

話戻って英語。
英語教えるって、向き不向きがある気がするねんなぁ。勉強として教えるんじゃなくて、コミュニケーションのスキルとして教えるわけでしょ?先生がシャイだとか、ある意味演じるみたいなことができないと、難しい部分がないのかなぁ。受験英語なわけじゃないんだろうし。

向いてない先生は、教えるのもつらいと思うし、途中で導入されるわけだから、そんなこと覚悟もしないで教師になった人もいっぱいいて、なんでやらなあかんねん・・・なんて、納得できないまま教えはじめても面白いわけないし。そんな先生にあたった生徒はすんごく不幸やろなあ・・・なんて想像してしまいます。

アシスタントのネイティブ講師だけじゃなくて、日本人の英語専任教師もおいて、全部の学年を教えるというのが標準になるといいのになぁ・・・・などと、現場をそれほど詳しく知ってるわけじゃないけど、つらつら思う私なのでした。


いや、今日は、色々考えることがあるわぁ。
いつものごとく、いや、いつも以上に長くなったかも、すまん(^oo^;)(^oo^;)


天気、引き続き悪いです。雷怖いよー(;oo;)(;oo;)
by butakotanaka | 2006-03-28 15:57 | 日常生活