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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

わからなかったことを、すぐにあきらめない・・・。

ゆるみすぎかしら、遊びすぎかしら・・・というここんところの暮らし。

でも、その中でも、軽い落ち込みや、悩みもあったりします。
本番後で、音楽に関しても、いろいろ考えることはあるねんけど、
今日は、英語のこと。

気になるニュースを見つけたり、ラジオで面白そうなトピックが流れたりするねんけど、しっかり理解できていないと、何もかけない。ここ最近、「おっ、これ何か面白いかも。大切かも。何か書きたいな」ってのが、いくつもあったのに、私は書いていない。エネルギーがないのもあるけど、わかんないってことも多かった。そんな自分がすごく悲しかったし、情けなかったのでした。

この週末、空いてる時間を見つけて、背景になる文字情報に目を通してみたら、ちょっとずつ見えてきた。やっぱりさ、英語はわたしの母語ではないわけだから、よく知らない話題は、聴いてもわかんないわけで。めんどくさがらずに、周辺情報をこまめに調べて、目で読んで、頭で理解して、それから聴いてみてやっとわかることの方が多いわけです。努力が必要なのに、ここのところ、音楽に気持ちがいっていた分、英語にかける時間が減っていて、エネルギーも減っていたから、その分理解力も落ちていて、理解できないと、気持ちも落ち込む・・・というサイクルに入っていたみたい。


バッチリわかったってところまではいかんけど、何を悩んでたのか、わかりたいって思ってたのかを書いておこうっと。

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私の誕生日、先週の月曜に放送されたブライアンの番組の中で

Fair and Balanced? というコーナーがあった。
メディアの「公平原則」(フェアネス・ドクトリン)と呼ばれるものについてらしい。
ラジオが出来た当時、1920年ごろだったらしいねんけど、どんどん新しい放送局ができて、何してもよかった。でも、だんだん局が多くなってきて、コントロールすることが必要になってきた。で、一つの団体は、ラジオならAMがいくつまで、FMはいくつまで、テレビはいくつまで・・・とか、そんなルールをいろいろ決めるFCCという機関ができたそうです。

この公平原則ってのは、特に放送メディアに向けられたもので、世間で話題になっている、人々が議論することが必要なことを放送すること、放送する場合は、賛成側、反対側と両方の意見をバランスよく放送すること・・・というルールのことらしいです。

英語での説明を詳しく読みたい人は、Answers.comの
ここ を読んでね(^oo^)

この公平原則って、設定されてみたり、廃止されてみたり、今までにいろんな歴史があるみたいです。で、今年になって、何人かの議員によって、廃止されているこのルールを戻そうじゃないかっていう提案がなされた・・・・とかそんなんみたい。「みたい」ばっかりですみませーん(;oo;)(;oo;)一生懸命調べたけど、こんぐらいまでしかわからんかった(^oo^;)

なんかさ、私のイメージでは、公平原則っていうと、リベラル側っていうか、なんていうか、野党側っていうのかな、左寄りっていうのかな、そっちの方の人たちが「もっと自由に意見が言える放送させてくれー」ってんで、要求するのかなって思ってたんですね。

でも、それがけっこうそうではなくて、保守側の人たちの要求である場合も多いみたい。
なんでかっていうと、メディアには、リベラルなのが多いから。だから、保守派の人たちは、あんまりゲストに呼ばれなかったり、保守系の番組が少ないから、自分たちが意見をいう場所が十分に与えられていないんだって。ここ数年で、テレビにはケーブルチャンネルができて、保守系専門局みたいなのが増えてるらしいですね。

新聞のような印刷メディアには、この公平原則はあてはまらないらしいんですね。新聞は、どっちかの味方してもいい。だから、選挙の前になると、「わが新聞社は、こっちの党のこの候補を応援します」みたいな社説がでたりするんですね。これ、最初に知ったときは日本と違うからちょっと驚いた。っていうか、どっちがいいんかってのは、これこそ、議論を呼ぶところですね。

印刷メディアに対して、放送は「ライセンス(免許)」が必要だから、限られた数しか開局できないわけだから、より公共性が高いから、バランスのとれた放送をすべきだ・・というのが、放送局に対する考え方なのかな。今はケーブルチャンネルができていて、ケーブルの放送局に対しては、人々は「それぞれ偏っていて当たり前」と受け止めてるみたいだけど。


そんな情報を勉強した上で、このラジオのコーナーを聴きなおしたら、ちょっとだけ理解できた。
最初聴いたとき、ほんまに何を言ってるのか、どっちの人がどっちの立場なのかさえわかんなくて、ちょっとへこんだなぁ。今も、そんなにバッチリわかってるわけじゃないけど、気になる話題なので、これからも、気にしていこう、急には全部わからんから、ちょっとずつ分かっていこうって思えるようになった。

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次っ。

イラクの話。
先週の木曜のブライアンの番組の中で
From Baghdad to New York というのがありました。

このエピソードはとても心動かされるものだった。いろんな意味で。
スティーヴン・ビンセントさんというジャーナリストがいて、イラクのバスラというところで、取材をしていた2005年8月2日、殺害されてしまった。この人は、フリーのジャーナリストで、クリスチャン・サイエンス・モニターとか、ニューヨークタイムズとか、いろんなメディアに記事を送ってた。元々は戦地記者ではなくて、芸術関係のライターをしてたんだけど、あの911事件をきっかけに、この仕事に変わったらしいです。

この物語は、このなくなったスティーヴンさんの妻、リサさんと、彼が亡くなったときに一緒にいて、やはり銃弾を受けながらも命が助かった通訳で、現地コーディネーターのヌールさんの話。

このヌールさん、本当なら逃げることだってできたのに、最後までスティーヴンさんの元を離れなかった。犯人たち、制服姿の『警官』。このバスラというところ、イギリスが治安を維持しているといわれるんだけど、イランからの支援を受けて、地元のシーア派たちが支配しつつある土地になってきたいたらしいんですね。クリスチャンの人たちは抑圧され、酒類を売るひとは道端で殺され、音楽やビデオを販売する店は爆破され・・・・。バグダッドよりも安全だといわれて入ったこの土地は、まったく危険以外のなにものでもなかった。こんな話を彼は記事にしてたようで、その『警官』たちから狙われていたんですね。つかまったとき、この犯人たちはヌールさんには「逃げろ」といったらしい。でも、彼女は逃げなかった。

そして、彼女自身も背中に何発もの銃弾を受けるんだけど、なんとか命は助けられた。でも、FBIは、彼女が共犯なんじゃないかと、安全地帯で治療をしてあげながらも、取調べを行い、彼女が無実だとわかると、いくばくかのお金を渡してバグダッドに送り返した。彼女の故郷はバスラ。バグダッドには一人の知り合いもいない。バスラに戻ったら、また『警官』たちに殺されるかもしれない、自分の家族や親戚も迷惑をかけるかもしれない。

そんな彼女にやっと連絡がとれたリサさんは、彼女をアメリカに呼ぼうとするんですね。でも、何度働きかけても、実現しない。そんな中、リサさんは、去年の暮れ、ブライアンの番組に電話してくる。で、その放送がきっかけで、事態が動き出したんだそうです。

放送後、連絡を受け、彼女は、上院の委員会で証言をするにいたり、そして、いろんな段階を経て、とうとう6月の末、ヌールさんがアメリカに来ることができたんだそうです。

イラクで、イラク人に夫を殺された妻が、通訳で夫を助けてくれていたとはいえ同じイラク人である女性を助けるために奔走し、さらに夫の名前で基金を創設して、多くの戦地ジャーナリストを助けようとしている。このリサさんもすごいって思ったし、自分の命をかえりみず、最後までスティーヴンさんを見捨てなかったヌールさんもすごいなぁ・・って思いました。

このラジオのコーナーを聴くのもいいし、リサさんが行った上院の委員会での証言の原稿を読むのも、いいと思います。この証言の原稿はほんまに心を動かされました。あー、私って、何もしないで自分だけのために生きてるわぁ・・・なんて、ちょっと情けなくなってみたりもしたけど(^oo^;)

証言のスクリプトは、ここ にあります(^oo^)

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最後は・・・・。
redneck です。

これもまた同じ日のブライアンの番組から。

Are You a Proud Redneck? というコーナーです。

この日の前、7/4の独立記念日に、ゲストなしで、二時間全部リスナーからの電話でという構成で番組があったんだけど、そのときに電話してきたデビットって人が発した言葉が、このredneck。首が赤い人のこと。この言葉って、侮蔑的と説明された辞典も多いです。

たとえばジーニアス英和大辞典だと
1. 南部の無学で貧しい白人農園労働者
と、最初の説明にあります。

こんな言葉知らんかった。
そのデビッドさんの言葉の中でも、キーワードは「ピックアップトラックに乗った」「教育を受けていない」「白人の」という説明がありました。元々は南部の人たちをさすんらしいんだけど、デビッドさんの中では、南部に限らず、年齢にもよらず北部でも若者でも、教育を受けていない、肉体労働で生活している、白人の・・・って感じなのかな。ちょっと見下げた響きを彼の言葉の中には感じました。このredneckっていうのは、屋外で労働していると、首の後ろが日焼けで赤くなるからなんだって。

で、辞典と違って、人の生の声が面白いのはここから。この言葉って、たとえば黒人の人たちが自分たちを「ニグロ」とプライドをこめて呼ぶことがあるように、自分たちへの賞賛の言葉というか、プライドを持って呼ぶ呼び方としても使われてるそうです。確かな労働によって生活の糧を得る、家族のつながりを大切にする、南部の誇り・・・みたいな。でもって、「黒人に対して差別しない」というのもあるのかな・・・?ここんところは、自信ないねんけど、そんな風にも言ってた気がします。

この日のコーナーは、7/4に電話してきたデビッドさんのredneckという言葉に対して、「自分たちのことをプライドを持って、redneckと呼ぶ人たち、電話してきて!」という呼びかけでした。

こういう言葉って、人から言われると、差別だとか侮蔑ととらわれたり、自分たちの中でいう分には、愛情を込めて誇りをもって使っていたり・・・・と、複雑な背景があるんですよね。使うときには本当に気をつけないといけない。学ばせてもらったなぁ。


でも、最初、この言葉きいたときは、何?って目が点になって、よくわからんかった。その後の説明もよく聞き取れずに、ちょっぴり落ち込み。この日にもう一度取り上げてくれたから、少しわかって、その後また辞典ひいたり、調べたりして、また少しわかり・・・・。この表現もまた、これから気にかけていって、学び続けるぞって言葉です。



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ってわけで、この週末は、復習の週末と名づけ、上に書いた番組のコーナーをMP3プレイヤーに録音して何度か聞き直し、リサさんの証言を読み、ウィキで背景を調べたりして読んだりして、過ごしました。ブライアンの番組には、週末、金曜に「この週末は、私は、これこれを復習しまーす。聴いたときは理解できなかったけど、理解するべくがんばって勉強しまーす」と宣言するメールを送った。送った手前、やらなくては・・・・と、モチベーションを保つ効果もあるもんね。

とにかく、ここまで理解するところまでいったし、まっヨシとしよう。全然知らなかったよりは、少し知った方がマシだと信じて。


さてって、もうすぐ夕方やん(^oo^;)
買い物に行かなければっ。
ではまた(^oo^)/~~~
いつものように長くてしっつれいしましたー。
by butakotanaka | 2007-07-09 15:42 | 英語・学校