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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

地蔵盆やった(^oo^)

高校野球決勝戦を勝手に実況してから、更新がとまっていましたが、たこぶも書いてるように地域の地蔵盆でバタバタしとりました。
(地蔵盆の風景は前に写真をあげました→地蔵盆の季節です(^oo^)

前に書いたように、我が家は今年、持ち回りの班長さん。
普段は地域の役員さんがうちの班の分として配ってくれる市政だよりを一軒一軒のポストに投函したり、回覧板をまわしたりする役割。で、たぶん一番大きな行事がこの地蔵盆です。

22日の夜にはご近所総出で準備。
お地蔵さんは大きな道に面してあるんだけど、そのお地蔵さまの東側と西側の班が一年交替で2日間の行事を担当。でも、準備と片づけは両方で協力してやってます。今年は、準備作業やってるときから、稲光がすごくてどうなることかって思ったら、準備が終わって、さあ帰ろうかっていう頃に、突然のどしゃぶり。まっ、準備途中で降ってくるよりは百倍ぐらいマシだったしよかったのかな。お地蔵さまが守ってくださったのかも。しばらく今組み立てたばかりのテントのなかでみんなして雨宿りしてたけど、やむ様子もなかったので、ずぶぬれになって走って帰宅。パンツまでぬれていたよ(^oo^;)(^oo^;)

おとついは一日目。
朝10時ごろからは、おじゅすさんがお参りに。そこからは、ご近所の方がお供えを持って来られるので、それを受け取って、名前を毛筆で短冊に書いて、板に貼り付ける。だれだれ様いくら・・って。夕方は近所のスーパーにアイスクリームを買出しに行って、7時半から子どもたちに配った。アイスを60個もいっぺんに買ったのは初めての経験。なんだか金持ちになった気分やった(^oo^)

合間の時間、ご近所の中学生の女の子とずっと仲良しでしゃべってた。
2年前の地蔵盆でも楽しいクイズを出してくれた子↓
地蔵盆で面白かったことやら(^oo^)

この子は、こないだ亡くなった大好きだったご近所の方のお孫さん。元気にしているかなあ・・と少し心配していたので、いっぱい話せて元気そうな様子もわかって安心したし、嬉しかった。

彼女と私は、AB型同士なせいか、なんか波長が合う感じ。一日に何時間もいてくれて、いろんな話しをした。USJに遊びにいった話やら、学校での話題、男女交際っていまどきの中学ではどうなってるんかなとか、男の子と女の子の空気の違いとか。私たちの頃の中学生って、男女交際は高校ぐらいからは表立って話すことはあっても、中学の頃はまだまだグループ同士って付き合いやったと思うねんけど、最近は、中学一年の夏休みのしおりに「男女交際は、ちゃんと親にオープンにしましょう」みたいな注意書きがあるらしい。これって、交際があることは前提で、内緒にしないで親に話しましょうってことやんね。それを学校が認めてるってことかぁ。へぇぇぇぇ。進んでるねんなぁ、やっぱり。いや、考えたら小学生でも男女交際があるかもしれんもんね。おばちゃんはちょっとびっくりしたよ。

この子と一緒に、合間の時間、近所の他のお地蔵さん見学ツアーも敢行。これもなかなか楽しかった。なかでも、「白衣のお地蔵さま」ってのが面白かった。なにやら、あるお医者さんが亡くなられたのを記念して建立されたものだとかで、白衣を着て、聴診器を首からぶら下げ、左手にはハンマーを持っているのです。朝日新聞でも取り上げられたことがある有名なものなんだって。なんで医者がハンマー?って思ったけど、昔は脚気とかの診断でひざのところをハンマーでたたいたりして、健康状態を調べたからかな・・と思って、そうこの子に説明しておいたけど、あってるかしらん(^oo^;)

わが家の周りには、徒歩15分圏内に、7-8体ぐらいのお地蔵様があるんじゃないかなぁ。そのそれぞれで地域の方が、子どもたちのためにいろんな催しをされていて、大変だろうけど、ええもんやなぁ・・と思いました。子どもたちのためにももちろんいいんだけど、大人たちにとっても、普段忙しい生活のなかでゆっくり話すことがない中、このお地蔵様の周りに集まって話す時間ってのは貴重です。今年もいろんな昔話しを聞くことができました。

2日目の昨日は、昼からお供えにいただいたお菓子やジュースを130袋に分ける作業。なかなか数の分配がうまくいかなくて、やり直しとかもしたけど、なんとか完了。夜7時半からは子どもたちが集まってきて、それを配ります。

中でも心に残ったのは、ある親子。
お父さんと3-4歳ぐらいの男の子。
私が「はい、どうぞ(^oo^)」ってお菓子を差し出すと、その子がぐずってる。あれ、嫌われたかな?(^oo^;)
「お菓子いらないの?(^oo^)」と、できるだけやさしい声で差し出してみるものの、受け取ってくれず、お父さんの後ろに隠れてしまった。お父さんは、私から直接受け取ろうとしないその子に「ちゃんとありがとうって言うて、受け取りなさい」というんだけど、受け取らない。

私は、その子に見えないように「どうぞ!」と小さな声でささやきながら、お父さんにお菓子を渡しました。

その場から去っていきながら、そのお父さんは「よし、お前は、今日はお菓子なしやな。もうお菓子はなし!」と言うと、その子が、火がついたように泣きはじめました。うぇぇぇぇぇぇーーーん!!!って。そのまま去っていった親子。なんとなく気になってた。でもきっと、あの後、お父さんがお菓子を差し出して、機嫌なおしてくれてるよねって信じつつ。

時間もたって、後片付けが始まった。テントを解体したりしていて、バタバタしてたとき、ふと見ると、あの親子が戻ってきた。そして私に近づいてきてくれる。涙がまだ目の中にウルウルとたまってるその子の手をひっぱって、お父さんが
「ほら、なんていうの?」とうながす。

そしたらその子が
「・・・ありがとう」ととても小さな声で、でもしっかり言ってくれた。なんだか心に響いた。
おもわず
「ありがとう!言いにもどってきてくれたの。すごく嬉しいよ。えらいね!!」って答えた。

その後、その子を抱っこしてあげながらお父さんが
「よう言えたな、ありがとうって言えたな」ってほめてあげてた。
きっと私よりもずっと若いお父さん。いい教育してあげてるなって感動した。


その他にも、お菓子をもらうときの親のやり方ってさまざま。
「先におまいりしてから。お地蔵さんにおまいりしてからやで」と、先にお地蔵さんのところに行ってから、お菓子をもらいに来る親子もいたし、お菓子をもらってから、お地蔵さんにありがとうって言う子も。

地域の古い習慣のなかで、感謝の気持ちを大切にするっていいなぁ・・って思いました。
若いお父さん、お母さんも、がんばってるねんなぁ・・とも。
暑かったけど、いい2日間なのでした。

週末は、お休みモードにしようっと。
by butakotanaka | 2007-08-25 12:26 | 日常生活