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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

夢へ続く道6~ぶたこ母に話す~

1月28日(月)
キング牧師の日から一週間。たった一週間なんだ。なんかすごく昔のことにように思える。あの日、友人と夢を語り合ったのが、すごく前のことにように・・・・。たった一週間しかたっていないのに、私の周りでものごとがすごい速さで進んでいってる感じ。自分がそのスピードに追いついていないような、そこに必死でついていっているような、変な感覚だ。

この日、翻訳クラス聴講最後の日。
一ヶ月の短期留学を決心した友人に、留学エージェントを紹介することになった。そのエージェントを使うかどうかは別として、まずはどんなものなのか、無料カウンセリングを受けてみるのもいいと思ったから。私が2001年、生まれてはじめて短期留学したときにお世話になった方の所在がわかったので、放課後、二人で電話してみた。金曜にカウンセリングの予約をとり、私もその方に久しぶりにお会いしたいしということで、付き添いでついていくことになった。


この頃までに、ビザを取らなくてはいけないんだって本気で思い始めていた。だって、受け入れ先が決まって、今度は私が動く番なんだし。でも、調べれば調べるほど、ビザをとる手続きは難しそうで、しかも一度の申請で131ドルものお金がかかるわけで・・・・。もしかしたら、その金曜に行く留学業者さんにビザの申請代行をお願いした方が確実かもしれない。少しぐらい費用がかかっても、せっかく得たチャンスなんだから、確実に申請が許可される方向を目指したほうがいいのかも・・・。


私のパスポートは今年の春で切れるので、ビザを申請する前に、まず新しいパスポートを申請しなくてはいけない。そろそろ、ぶたこ母に話すしおどきかも・・と思った。本当にいろんな手続きをし始める前に、母の賛成が得られなければ進めないかもしれない。母は一人で暮らしているし、私は一人娘で、何か困ったことがあったら、私しかいない。去年、母の身の回りで色々なことがあったんだけど、それも今は一段落している。もしかしたら、賛成してくれるかもしれないけど、でも、今回私が目指しているのは1年。ビザの申請が通ったらの話だけど。とにかく、1年も留守するかもしれないのに、母の承諾がなくては行けない。途中で反対されるぐらいなら、先に話して、もし反対されたら、いさぎよくあきらめよう。またの機会だってあるんだから。そう思った。母には私しか頼る相手がいないんだから。

ゆっくり話しに行く日を決めようと電話したんだけど、結局は、その電話で話すことになった。黙って約束だけして電話を切れなかったのだ(^oo^;)

思い切って切り出してみた。

もう一度外国に行きたいと。
そしたら「どのぐらい?長いんか?」
私が、うん、長く・・というと
「5年か、10年か?」やて(^oo^;)どんだけー!

私がさぐるような気持ちで、できれば1年・・・と答えると、すぐに
「そうか、行きなさいな!ええことするねんから、ええやないの」
やってーーーー!ものすごくびっくり。
あんまりあっさり認めてくれたので。

それから、教会が運営する老人ホームで働くとか、
住むのは多分リサの家だから安心だとか、そんな説明を。
で、たぶん、4月から行くと思うと。

母は
「前からあんたがそんな風にいろいろ行ったらええと思っててん。
なんで、もっと若いときにいかへんのかと。
今ごろになって、勉強するし、外国行くしで、あんたはおもろいな」やて(^oo^;)

ほんとは離れてほしくないって気持ちと、
なんていうか、私に何か意味あることをしてほしいという気持ち、
それから、やはり人の役に立つことはすばらしいと基本的に思ってるというのが
伝わってきて、母をとてもすばらしい人だと思えた。
今まで生きていてくれて、こうやって認めてもらえて、本当によかったなと思った瞬間。

私の口から、
「あー、お母さん、反対されると思ってたわ。
認めてくれてほんまに嬉しい。
お母さん、ありがとう」と素直に出てきた。

こんなに素直にありがとうが言えたのは、もしかしたら生まれてはじめてかも。
親子ってそんなもんなんですよね。


母も一瞬言葉に詰まってるように感じた。
暖かい空気が流れた気がした。
もしかしたらはじめてかもしれないぐらいの暖かさで(^oo^)
by butakotanaka | 2008-03-08 16:42 | NY・留学