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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

年度末かぁ。

ってことで、土曜に年度末休日出勤したたこぶは、本日代休。
二人して、空いているサイゼリヤで日替わりランチを食べて、空いている大学の図書館でゆっくり本を読みました。私は、マヂメな本を手にとる気にはなれず、まず向かったのが新聞コーナー。お目当てはスポーツ新聞です。デイリーと日刊を三日分読みました。はい、三連勝の分ですよ。あー、面白かった。それから、PC関係の雑誌を何冊かと、ファッション関係の。といってもファッションのは若い人向けのしかなく、NONNOをとったけど、全然ついていけなかった(^oo^;) そして、地球の歩き方のニューヨークを手にとって、ヘラヘラと読んでいました。新しいガイドブックを買うほど知らない土地でもないので、今回は、自分が行くであろう場所の地図をネットからいくつかプリントアウトしていく・・・それだけになりそうです。分厚いガイドブックって重たいし。


で、年度末。
一月から行き始めた教会の牧師先生が、昨日、最後の礼拝を迎えられました。
本当に短いお付き合いだったけど、どこか相性のいい教会を・・・と数年探していた私たちにとっては、この先生なら・・と思えた方で、礼拝のお話も一回一回の充実した内容に、準備の大変さを思って感謝がいっぱいでした。朝の礼拝は、先生のご親戚の方や、久しぶりの方々が多く来られていて、とても賑やかでした。私たちが行き始めてから、一番の人数だったんじゃないかなぁ。

先生は最後の挨拶で、とても粋なことをおっしゃいました。
「私は、こんな風に思うんです。教会の主はあくまでも神様。たとえていうなら、牧師は列車の運転手のようなものです。途中の駅で運転手が交代しても、列車は運行表どおり、かわらず走り続ける。その途中のひと駅というだけなのです。だから皆さんは安心してこの列車に乗り続けていただきたい」

たこぶはこの言葉にいたく感激。「ええ話やなぁ。ええ感じやなぁ。」って。私もそう思いました。



礼拝の説教の題は
「あなたの願いはかなえられる」でした。
メインの聖書の箇所は、「カナンの女の信仰」という部分でした。ある女が、神様に繰り返し繰り返し、あきらめずにお願いしたら聞き入れてくださったというような内容です。最初は拒否され、どこかで信仰を試していたのかもしれない、そして何度もあきらめずに娘のために救いを求めた女の願いを最後にはとうとう聞き入れてくださったと。


途中、先生が有名な聖句を引用されました。
マタイによる福音書の七章から。
日本語でいうと
「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。 
だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」
ちなみに、ここの英語は、
「Ask, and you will receive; seek, and you will find; knock, and the door will be opened to you.
For everyone who asks will receive, and anyone who seeks will find, and the door will be opened to those who knock.」

これを聞きながら、いろんなことが胸によぎりました。
ああ、私、求めて、幸せなことに与えられてきたんだなぁって。

先生は、その中でこうもおっしゃいました。
「私たちはドアを叩くけれども、簡単にあきらめることが多いのかもしれません。もしかすると、しつこく叩き続けたらドアは開くのではないでしょうか」のようなことです。

私はまた思いました。
ああ、私は今回NYに行けるけど、それは、あきらめずにドアを叩き続けたからこそ実現したんだなぁと。もちろん周りの支えもあったけど、途中なんどもあきらめてもいい場面があったのに、家族や友人の励ましも手伝ってくれた上で、私はあきらめずに、ドアを叩き続けたんだなって。

さっきの聖書の先に、もう一箇所、私の目に止まりました。
狭い門~The Narrow Gate~ という部分です。

「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。 しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない」
英語だと、
「Go in through the narrow gate, because the gate to hell is wide and the road that leads to it is easy, and there are many who travel it. But the gate to life is narrow and the way that leads to it is hard, and there are few people who find it.」

いい言葉だなぁと思いました。
キリスト教を信じる人にも信じない人にも、聖書を読む人にも読まない人にも、この話は真理だなぁと。これからも、狭い道だからとあきらめず、ドアが開かないからと簡単にあきらめずに、挑戦し続ける気持ちが大切なのだなと、改めて教えられました。


夕方の礼拝で、三回目のオルガン奏楽をさせていただきました。
前奏には、先週うかがった先生の一番好きだという讃美歌を。私からのささやかな感謝の気持ちです。夕方の礼拝もいつもより数人多くて、賑やかで楽しかったです。いろんな話もできました。

いつも日曜の朝は仕事をしていて夕方の礼拝にしか来られない20歳の若者が、帰りしなに私に声をかけてくれました。彼と会うのは昨日が三回目。まだ日は浅いんだけど、夕方の礼拝では、終わったあと一時間ぐらいみんなで話をするので、お互いのことをだいぶ知ることができます。彼の仕事は、朝4時半から正午までというキツイ時間帯。

そんな彼が
「ぶたこさん、アメリカでのボランティアがんばってください。僕も、これからボランティアをやりたいと思っています。ボランティアをやる劇団に入るつもりなんです。それから、実は仕事はもうすぐやめさせられることになってしまって・・・・。だから新しい仕事を見つけて、それから劇団を見つけて、がんばっていきます」と話してくれました。なんだかジーンとしました。若いけどがんばってるなーって。

「うん、君なら大丈夫。誠実だし、きっといい仕事が見つかると信じてるから。がんばってね!っていうか、お互いがんばろうね!また何か進展があったらお便りちょうだいね」といって住所を書いて渡しました。新しい仕事を探すのは、簡単じゃないと思うけど、本当にまっすぐで誠実な彼のことだから、きっと見つかるはず。面接官が彼の人間的魅力に気がつかないはずがない、そう信じたいです。がんばれっ、若者(^oo^)/~~~

別れ際、教会の玄関で先生とお別れ。私たちが門を出るまで、寒かったのに先生は玄関に立ったまま見送ってくださいました。門を出てから振り向いて、もう一回大きく手をふって「さよならー!」と手を振りました。来週からおられないなんて想像もできないけど、寂しいけど、別れというのは、人生にはつきもの。乗り越えていかなければいけないんですよね。新しい教会で先生の生活が充実されますように。

うん、昨日は、いろんな思いが胸を交錯した一日なのでした。

もちろん、タイガースの三連勝に胸を躍らせたのはいうまでもあーりませんがっ(^oo^)
by butakotanaka | 2008-03-31 23:16 | 日常生活