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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

色々必要なものが揃った日(^oo^)

教会だ。聖歌隊の練習は9時45分から。ここから通うのは初めてだけど、ホームよりは近いし、ホームで一時間と10分だから、一時間以内で着くと見積もった。8時50分ぐらいに家を出る。

むむむむむ・・・・。週末の地下鉄をあなどってはいけないのである。見事にやられた。一番線が最寄り駅なんだけど、駅に着いたらたくさんの人がすでに待っている。たぶん、あの時点で軽く10分以上は電車が来てなかったんやろな。それから待つこと15分以上。やっと一台来たと思ったら、なんと通りすぎよった。隣の人に「何があったんですか?」と聞くと、とにかくいろんな都合でさっきの一台は止まらなくて、とにかくもう一台が後で来るんだって。ここの地下鉄って、ほんまに突然に停車駅を変更したり、通る路線を変更したりするねんなぁ。結局駅で30分も待って大遅刻したよ。

ついでに帰りのも書いておくと、2番線という1番線と途中から同じルートをたどる急行に乗った。私の最寄り駅は普通の1番線だけど、ギリギリ近いところで乗り換えようと思って。でも、その急行のはずの2番線はブルックリンで乗った時点で、「ここからマンハッタンの96丁目まで各駅となりますー。今日は色々ありますんでー」みたいなこと言ってさ。ものすごーく込んでた。きっといつもより本数も少ないんやろな。

半時間遅れて練習に参加すると、みんなが口々に「地下鉄でしょ」「週末はひどいもんだもんねー」って。みんなわかってるのね(^oo^;)今度からはかなり早く出なければ。日曜の朝早くにブルックリンに着いて、駅前のマクドで朝ごはんとかいうのもええかもしれんな。来週から考えようっと。教訓教訓っと。

今日は、リサが礼拝の出迎え役。usherっていうんだけど。だから一人で座った。一人で座るってのもたまにはいいもんや。あんまりしゃべらんでええし・・・・って、あんた英語しゃべりたくてここにいるんちゃうかっていう突っ込みは、歓迎します(^oo^;)(^oo^;)あはははは。

今日の礼拝の前奏曲はね、特別やった。オルガニストのパムが礼拝の前に近づいてきてくれて「ナオコ、これ見た?」ってプログラムをさす。おっ、「Goroh Sumi」とあるではないか。パムへのお土産にと、日本人の作曲家による古い礼拝オルガン曲集を二冊プレゼントしたのだけど、早速その中から弾いてくれるんだって。

礼拝がはじまってパムのオルガンが流れる。なんかちょっと感動しちゃった。なんかさ、音楽は国境を越えた言語やなぁって改めて思ったのだ。私はここに来て、毎日誰かの言うことがわからんとか、誤解して聞いてしまったとか、しゃべりたくなくなる・・・とか弱音はいたりしているけど、音楽をしていて本当によかったなぁって。もし私が音楽をしていなくて、ただ英語だけを学んでいた人なら、きっともっともっと落ち込んでるやろうな、もっとみんなの中に入るのが大変やったやろなぁって思う。金曜コーラスでも、雑談しているときわからなくても、音楽が始まったら孤独を感じなくてもすむ。教会でも聖歌隊の時間があるから、そこに自分の居場所があって帰る場所があるって感じ。ホームでも、音楽できない私だったら、みんな私のことこんなに早く覚えてくれなかったと思う。何人もに「あっ、こないだピアノ弾いてた人でしょ?歌ってた人でしょ」って言われるもん。

パムには何も説明を加えずに本を贈った。でも、それでパムはちゃんとその音楽を理解して演奏している。そして、奏でられている音楽は紛れもなく日本人作曲家による、その音楽なのだ。歌詞がついている場合はまた難しさも生まれるけれど、とにかく音符が読める、音楽が理解できるってことは、素敵なんだなって。

そうそう、礼拝でもあったよ。いつもフランス語で讃美歌を歌ってくれる人がいる。その人が歌い終わると、ときどき、そのまま続けて誰かが同じメロディの英語版を歌い始めるの。フランス語で何を言っているのか、どんな歌詞なのかはわからない。でも、世界中で同じメロディの賛美歌が歌われていて、歌詞は元々の言葉を翻訳したものが多い。だから、メロディを聴いたら、その意味までが自分の言語で入ってくるのだ。面白いなぁ・・・って思う。

あーまたすっかり話が飛んでしまいました。いつものことですが(^oo^;)

礼拝後はリサとの時間。教会の庭をゆっくり堪能。こないだガーデニングに参加したときに自分が植えたヤツたちが気になる。見に行くと、くたってるのもいたけど、ほとんどが元気。よかったー。元気に育つんだぞ!なんか自分が植えた花が元気にしゃきって咲いてると嬉しくなるもんですな。

ランチに何を食べようかって相談。私が「買いたいものがあるの」って切り出した。台所でなかなか料理とかしようって気になれない。それは必要な物が揃っていないから。一番ほしいのが、まずケトル。紅茶を飲もうって思うけど、ものすごいでかい鍋しかない。それでお湯を沸かしてみたけど、毎回これではなーって。あと、ラーメン作るにも、ラーメン五人分ぐらい作れそうな鍋だから、それもまためんどい。

ってことで、ランチ前にまずは買い物に行くことに。リサがいい店知ってるって。その名もSave on 5th 「5番街で節約を」やて(^oo^;) マンハッタンの5番街と違ってブルックリンの5番街にはリーズナブルな店もあるのだ。ここはリサのお気に入りなんだって。いろんなものをここで買っているって。

ってことで、成果。
笛吹きケトル 6.99ドル

子供用電話 5.99ドル (今はキッチンにしか電話がない。自分の部屋に電話のモジュラーがあって、電話機があると自分の部屋から電話できる。あったらいいなと思っていたけどこの値段なら買いだ。これで親子電話の完成!)

靴下6足 6.99ドル(こないだ買ったのがものすごくサイズが小さくて失敗。買いなおし。これはリサ推薦でサイズも確かめたから大丈夫)
アンダーシャツ三枚 6.99ドル
パンツ三枚 4.99ドル

このあたりは、洗濯事情のため。これから洗濯にはお金が必要。大量に洗濯できるタイプの洗濯機。となると、一週間に一度では少なくてもってたいないから、二週間ぐらい持つように少し下着を増やしたかった。

水用のボトル 3.69ドル(水をペットボトルで持ち歩いてもいいんだけど、そんなに高くなかったので思い切って。長持ちさせよう。歌うことやしゃべることが多いので、喉が渇くのだ。マージの台所にはブリタニカの美味しい水をつくるジャーがあるので、これで作った水を冷蔵庫で冷たくして入れていくと夏なんかいいかも)

食器カゴと下に敷くトレイは、それぞれ7ドルとかしたので、今やってるフキンを下に敷いてそこに洗った食器を置くのでいいって言ったんだけど、リサが引越し祝いで買ってくれた。ほんま、親みたいな存在だ。足を向けて眠れないとはこのような人の存在を言うのだな。

あとでリサんちに行って、余ってるからと、ラーメン作るのに丁度いいサイズの鍋をくれた。帰るときに返してくれてもいいし、そのままでもいいって。その他にもかきまぜる木ベラ、しょうゆを瓶につめてくれたり・・・・。あー、ありがたいよー。

ゲットしたもの、順不同で写真紹介(^oo^) 下着以外ね。
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なかなかいい感じでしょ。
食器カゴに製氷機が入ってるのは、帰ってから冷凍庫の大整理を行ったからです。リサに勧められて。冷凍庫は満杯で、何でも食べていいって言われたけど、なんか古そうなのが多くて、何も試せないまま減らないまま一週間がたってしまったのです。古いって気がついたものは、どんどん捨てなさいって言われた(^oo^;) で、もしマージが気を悪くするって思うのなら「食べた」って言えばいいって。どんな味だったって聞かれたらどうしようと気にする私に、「野菜はどこでも野菜の味、ブロコッリや豆の冷凍は普通の味。わざわざ味なんて聞かないわよ」って。ってことで、ゴチャゴチャだった冷凍庫を、パン、甘いもん、おかず類、野菜類の冷凍と仕分け。それだけでも少し隙間ができた。

で、ちょっと中をあけてみることに。
昨日の中華の余りのご飯と卵スープを使って、雑炊もどきを作ろう。リサの鍋をもらって料理する気になってきたぞ。初めてガスを使った料理だ。ってたいしたもんちゃうけど。少し残ってたコーン缶の余りと、スープとご飯、そこにガーリックソルトを入れて、冷凍のブロッコリを入れてみた。冷凍ブロッコリは使いかけのが一袋。これはパス。他にも二つ袋があったんだけど、一つを開けてみると、茶色くなってた。悪いけどこれは捨てることに。もう一つは緑だ。これはいけるな。ここからちょいといただき。ぐつぐつしばらく火を通して食べたら、おいしかったよ。雑炊なんて久しぶりでうまいっ。これええなー。スープの素と米粒と野菜をいっぱい入れて。

今度買い物に行ったときに、スープの素と米を買ってみようかな。そしたら炒めなくて野菜やご飯が食べられるし。炒めるときのために油も買おうかな。見当たらないし。そういう料理している気配はないのだ。この家では。

ケトルでは早速お湯を沸かして、紅茶を入れた。沸騰するときのピーーって音が心地よかったよ。紅茶ポットはここにいいのがあったから使わせてもらってます。うん、だんだんいい感じになってきたよ。私もたこぶに負けずに健康的な食事を目指そう。昼はホームで食べているから、そんなに重いものが必要ないというのが、たこぶと違うところだけどね(^oo^)

味噌とかもあるといいなぁ。そしたら味噌汁もできるもんね。味噌の味付けで炒めたり、雑炊作るのもいいでな。うん。うふふふふふ。

おっと、リサとの時間から家に帰ってからの話しに飛んでますが(^oo^;)
リサと買い物したあと、5番街でやってたフェアを楽しむ。広い道路が通行止めになってて、お祭りしてた。お祭りといっても、出店がずーーーっと出ているだけなんだけど。一年に一度なんだって。いいときにいったな(^oo^)出店でケバブサンドを買って、リサんちに持って帰って食べたよ。リサは途中、きれいなタイシルクの店でスカーフを買ってた。今度プエルトリコに行ってパーティとかがあるんだって。そのときにディナーの席でつけようって。

三時からは、ブルックリンハイツという地域にある教会でコンサート。とても美しい教会だった。
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ブルックリン・フィルハーモニーと合唱団という組み合わせ。正直、昨日のコンサートよりは音の質は落ちているかもしれない。でもね、音楽そのものがすごーーくよかったよ。演奏されたのは"A Child of Our Time"というオラトリオ。なんか、怖い内容だった。ソリスト四人と、コーラス、そしてオケ。ある少年と母親の話。詳しくはわからないけど、ナチ、ユダヤ人、ドイツとかに関係してるみたい。圧制の地で、少年がおかあさんを助けるために、政府に怒りをいだく。そしてある日、警官を撃ち殺してしまう。警官は死んだが、結局その警官は、少年が恨んでいた政府の人間といっても、ただ雇われただけの地元の人間。少年と変わらない立場の人。少年は刑務所へ。悲しむ母親。希望はないのか。人々は平和を求め、叫ぶ・・・・みたいな。怖かった。興味深いのは、ところどころに有名な黒人霊歌がはさみこまれていること。すごい作品だった。音は難しいし難解なところもあったけど、ある意味、ゆうべの完璧に近いハーモニーを追い求めた演奏よりも、心を動かされたかな、正直。人間のにおいがする音楽が好き。リサは涙が止まらなかったみたい。もともと、このコンサートは、リサのヨガの先生が出演するということで誘われたので、演奏後はその先生とご対面。とてもキュートな若い先生でした。ドラマに出てきそうな可愛さやった。

コンサート後は地下鉄で送ってもらい、帰宅。帰宅途中の地下鉄は最初に触れたとおり。帰宅後、食事やティータイムを楽しんだのもさっき書いたな。

そうそう、今日ね、教会から讃美歌の本を一冊借りて帰ってきた。ずっと持っててもいいって。うわぃ。ってことで帰宅してから、一時間半ぐらいピアノを弾いた。半分以上の時間、ひたすら讃美歌を弾いたり歌ったりして過ごした。30分ぐらいは、マージの楽譜の中にバッハの二声インベンションを見つけたので、弾いてみた。うん、なかなか気持ちが落ち着く組み合わせだ。

讃美歌は知ってるメロディが多いんだけど、歌詞が何を言ってるかが大切。できるだけ歌詞を読んでいって、メロディと歌詞が一致するように、毎日弾いていこう。せっかく借りてきたんだし。そして一年後には、英語の讃美歌をいっぱい知ってる自分になりたいな(^oo^)

なんか、希望がわいてきたというとおおげさだけど、明るい光が差し込んだみたいな一日なのでした。神様、ありがとう(^oo^)おやすみなさいっ。
by butakotanaka | 2008-05-18 21:19 | NY・留学