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ぶたこな日々(^oo^)にようこそ。音楽で言葉で心で、今年もいろんな人と対話したいなぁ。

by butako

人間ってすごい。

久しぶりにホームでの仕事・・・。といっても、たいして働いてないかも(^oo^;)

イェバはここの牧師の仕事としては先月末で引退したんだけど、メールをくれて、今週は何日かボランティアとして来るし、今日も来るって。なんか一週間会わないとすごく久しぶりな気がする。ワークショップの間も、ほとんど毎日メールをくれていた。ホームのでの日々を報告してくれたり、私が落ち込んでいると励ましてくれたり、誕生日のお祝いのメッセージや、コンサート前の励ましのメッセージ。そんなやり取りがあったから、今日再会できて、ほんとに嬉しかったな(^oo^)

午前中は、ペインマネジメントのクラス。一週間抜けたので、今週もいつもどおりあるのか、ちょっと不安になりつつも、参加する人たちを一階のミーティングルームに移動させてあげる。車椅子の人もいるし、少しずつ歩けるから横についててあげるだけでいい人もいるし、誘うだけで自分で来られる人もいる。今日のミーティングは、ストレッチの仕方について。痛みがある箇所をどうやってストレッチしたら楽になるかって。私が、マッサージはしないんですか?と、普通の肩もみみたいなことを何人かにしてあげたら、すごく気持ちいいと感謝されてしまった。アメリカって、あまり肩をもんだりしない文化なのかな? ある盲人の人なんか、おーーーー・・・・と感嘆の声をあげるぐらい気持ちよかったみたいで。肩こりの人に、これからマッサージしてまわろうかしらん・・・時間のあるとき。

ランチは、イェバのおごりで外食(^oo^)スパニッシュの安いレストランで、ポークとご飯とスープのセット。めっちゃ多かったから半分残して持ち帰り夕食にしたよ。ワークショップでの日々をいっぱい話せた。イェバの旦那さんは、以前、ウェスタンウィンドのメンバーで、ワークショップでも私の二人目の指導者だったクリスティーナが指揮する合唱団で歌っていたんだって。だから、イェバのクリスティナのことを知ってるみたい。音楽の世界は狭いですな。素晴らしい指導を受けられて、私がワークショップをやりとおしたこと、次のワークショップにも参加できるようになったことを、自分のことのように喜んでくれた。

午後からは、病院に入院している人のお見舞いに行くことに・・・・・にしていたんだけど、ギリギリになって、入院していると思ってた一番気になっている人が、今日退院して帰ってきたとわかった。急遽、お見舞いはとりやめて、その人の部屋に訪問することに。そしたら、まだ部屋のベッドの準備ができていなくて、体がしんどいのに、椅子にすわらされて、デイ・ルームにその人はいた。頭がだらーんって下がってしまって、座っているのもつらそう。そんな中、「気分はどうですか?」と聞くと、大丈夫、だいぶよくなった・・・と気丈に答えるその人。少し悲しくなった。

少し静かないつも礼拝する場所までその人を運んで、イェバと3人で話した。私が四月に来たときは、大きな声で話していたのに、今はすっかりささやき声しか出なくなっている。こないだお見舞いしたときは、集中治療室のような場所にいて、確かにもっと悪そうだったから、そのときに比べたら少し元気になったのかな。座ってるし。でも、何を話しかけても、蚊の鳴くような声でしか返事が返ってこない。

そのとき、イェバが突然、「ナオコに、あなたの大好きな讃美歌を歌ってもらいましょうか?」きいたら、聞きたいと答えてくれた。私は知らない曲。348番のSoftly and Tenderly Jesus is Callin という曲。楽譜を開いて、ピアノで弾きながら、ゆっくり歌い始めた。驚いたことに、その人がしっかりした音程で一緒に歌い始めたよ!三番まで一緒に歌った。いやー、人間ってすごいもんですね。きっと幼い頃から教会で歌っていて、体にこの曲が入っているんでしょうね。人間の底に流れる力、可能性を強く感じた時間でした。

歌い終わると、力尽きたのか、寝転びたいと訴えるその人。看護婦さんに頼んで、なんとか寝転がる場所はないのか探してもらう。でも、まだベッドの準備ができていない・・・・これって、どうなのよと少し考えさせられた。ちゃんとベッドの準備ができてから、退院させてあげてほしかったな。

その人の部屋は四階だったので、その後、四階の入居者の人たちに久しぶりに挨拶してまわった。私が休みをとる前、少し元気がなかった人も、元気を取り戻している。もう少しで家に帰れると思ったのに、検査でのびて、なかなか帰れないと涙さえ流していた人だ。でも、今日は違った。「いつか絶対帰れるんだから、落ち込まないことにしたの。毎日少しずつがんばってるから!」って。よかった。

それから、MSの子にも会った。なかなか不安定なところがあって、最後に会ったときは、ランチのテーブルでうまく筋力が使えなくて、食べ物を二度もこぼしてしまい、自分に対して汚い言葉を吐いていて、少し近づきにくい雰囲気だった。でも、今日、廊下であって、「I missed you!」(あなたと会えなくて寂しかったわ)といいながら抱きしめると、「I missed you, too」と笑顔で答えてくれたよ。すごくすごく嬉しかった。感情をあまり表さない子だから、余計に嬉しかった。「今日のランチは外食したから一緒に食べられなかったけど、また明日、一緒に食事しようね」というと、うなづいてくれた。大好きなお父さんと離れて、毎日弱っていく筋力との闘い、人には分からないつらいものだと思う。なんとか少しでも話し相手になってあげたいな。

デイ・ルームにいる人たちと一通り挨拶した後、自分の部屋に一日いる人を一人訪問。頭痛がすると前に言ってたけど、だいぶマシになったみたい。無理せずに、部屋の中にいるんだって。でも、元気そうだった。お互いの近況を話し合って、楽しい時間を過ごした。

4時になり、私は帰る時間。イェバと、マクドでチョコサンデータイム(^oo^)また半時間ほど話した。ホームのレクレ担当ボスから、歌のアクティビティを私にやってもらえないかと、前から依頼されているんだけど、うまくいくかどうかは気にせず、とにかく一度やってみようかということに。あまり宗教じみたものにしないで、讃美歌ではなく、普通のアメリカの誰でも知ってる歌をとりあげるのがいいねとか、準備体操とかもやって、体も元気になるような時間にしたいねとか、二人で色々計画。問題はいつからやるか。来週から二週間イェバは旅行に出かける。その次の週は、また私がワークショップでいなくなることになる。ワークショップから帰ったあと、二週間は二人で一緒に活動できるけど、その後、イェバは自分の国、ラトビアに帰って、いつか作りたいと思っている自分の老人ホームのための準備を始める。二ヶ月滞在の予定。本当はもっと長く滞在する予定だったのを短くしたんだって。理由を聞いて驚いたよ。「ナオコとの時間が短くなるのが、もったいないと思ったの。あなたがここにいる一年の間に、できるだけ一緒にすごす時間をたくさん持ちたいと思って・・・」やって。光栄やなー。

ってことで、八月に一緒に活動できる二週間の間に、いっぱいやることができた。歌のアクティビティをなんとか立ち上げたい。それから、こないだのワークショップで知り合ったお医者さんの病院に二人で音楽療法の見学に行きたい。その頃には新しい牧師さんも来ているだろうし、引継ぎとかもあるのかな。今の時点でまだ決まっていないという状態なので、この先のことはわからない。とにかく、いる人たちでがんばって乗り切らないと。

八月までに、どんな曲をやったらいいか、アメリカの曲、いろいろ勉強しよう。そんなにたくさん取り上げなくてもいいと思うし、少ない曲を何度も練習するのがいいかもしれない。体をつかって大きな声で、楽しく歌って、ストレス発散する、声をみんなで合わせる喜び、体で表現する喜びを知ってもらう・・・そんなことができるといいな。そして、たとえば、クリスマスとかに向けて、何か練習して、みんなの前で発表できたりするともっと素敵だな。とにかく、一歩ずつ、がんばっていこう。

がんばる・・・・という気持ちは、あるんだけど、とにかく、今日一日眠かった(-oo-;)帰宅して、少しだけ今度の日曜に教会でリハーサルがある三重唱の曲を練習したら、ラジオ聴きながら寝てた(^oo^;)今日からブライアンは休みを終えて番組に戻ってきた。しっかり聴きたいはずなのに、耳が起きないー(^oo^;)10時ごろにだらだらとまた起き出してきて、メールの返事やブログ書き。

おっと、12時過ぎたやん。そろそろ寝ようっと。
あー、寝てばっかりのぶたこな日々が戻ってきたかも(^oo^;)(^oo^;)
おやすみなさい(^oo^)/~~~
by butakotanaka | 2008-07-08 13:14 | NY・留学